病気・けがを知る

溢流性尿失禁の症状、治療内容から初診に適した診断科目まで適切な病院・クリニック、医者の選択のために必要な知識をピックアップしました。溢流性尿失禁について正しく理解しましょう。

溢流性尿失禁いつりゅうせいにょうしっきん

溢流性尿失禁とは

排尿時に膀胱(ぼうこう)を十分に空にすることができなくなり、どんどん尿がたまるため、それが少量ずつ漏れ出てしまう病気。自分で尿を出したいのに出せない、しかし尿が漏れてしまうという状態で、通常、尿路の閉塞によって尿の流れが妨げられる、もしくは神経の損傷や膀胱筋の筋力低下によって膀胱の収縮力が弱くなることが原因で発生する。尿が出にくくなる排尿障害が前提としてあり、排尿障害を起こす代表的な疾患は前立腺肥大症であるため、男性に多く見られる。

症状

自分の意思とは関係なく尿が漏れるほか、排尿開始までに時間がかかる、尿意がはっきりしない、尿が少しずつしか出ない(排尿の勢いが弱い)、力を入れないと尿が出ない、残尿感があるなどの症状が見られる。この状態を放置していると、膀胱にたまっている尿に細菌が繁殖して腎臓に達し、腎不全になることも。

診断内容

まず排尿の経過を「排尿日誌」に記録することで、排尿状態や尿失禁の程度を把握する。超音波(エコー)検査や膀胱カテーテル法(カテーテルと呼ばれる細い管を膀胱内に挿入する方法)によって、排尿後に膀胱内に残っている尿の量を測定。大量の残尿が認められる場合、溢流性尿失禁の可能性が疑われ、尿検査によって細菌感染の有無も調べる。

治療内容

溢流性尿失禁のうち、前立腺肥大症をはじめとする尿路の閉塞が原因の場合には、通常は手術で肥大した前立腺の一部または全体を摘出する。薬の服用により前立腺の縮小や肥大を止められる場合があり、それによって手術の実施を回避または遅らせることが可能。膀胱筋の収縮力の弱さが原因で発生した溢流性尿失禁は、下腹部を手で静かに押して圧力を加える方法をとる。再発性の感染症や腎臓への損傷といった合併症を予防するため、カテーテルを膀胱内に挿入して膀胱から尿を排出する処置が必要となることも。

予防方法、治療後の注意

カテーテルは持続的に留置する場合と、挿入と抜去を1日に数回繰り返して自分で残尿を取り除く「間欠導尿」の場合がある。

初診に適した診療科目

内科に対応可能な病院・クリニック、医者を探すことができます。

泌尿器科に対応可能な病院・クリニック、医者を探すことができます。

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