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困ったらまず相談を
他の病気の早期発見にもつながる頻尿の診療

ももたろう腎・泌尿器科クリニック

(蕨市/蕨駅)

最終更新日:2020/05/08

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  • 保険診療

尿のトラブルは、加齢とともに多くの人が抱える悩み。「トイレが近い、トイレまで尿を我慢するのが大変」と、頻尿の症状を感じている人は全国でも非常に数多くいると推定されている。けれども、相談するのを恥ずかしく感じたり、年を取ったら仕方がないと考えて、一人で我慢している人も多いのではないだろうか。埼玉県蕨市の「ももたろう腎・泌尿器科クリニック」は、そんな頻尿に悩む人々への診療に注力。丁寧な問診と検査、個々の患者の状態に合わせた治療とアドバイスで、原因を究明し、症状の改善につなげている。院長で日本泌尿器科学会泌尿器科専門医の船橋健二郎先生に、頻尿の診療におけるポイントと実際の治療の流れについて聞いた。(取材日2020年4月7日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどんな症状が出た時にクリニックを受診すればいいですか?
A

目安としては、1日に8回以上トイレへ行くと頻尿だといわれています。ただ、1日にとった水分の量やかいた汗の量によってトイレの回数は変わりますし、ギリギリまで我慢して日に8回の人もいれば、単になんとなく心配で8回行く人もいます。同じ頻尿でも症状は人それぞれですから、機械的に「こうなったら受診してください」と言うことはできません。例えば、日に10回トイレ行くとしても、それで困る人もいれば、困らない人もいるわけで、重要なのは「今困っているかどうか」です。不自由を感じていたり、困っていることがあるなら、トイレの回数に関係なく一度受診することをお勧めしています。

Q頻尿の裏にはどのような病気が隠れている可能性がありますか?
A

頻尿を引き起こす原因は一つではありません。心臓の機能が落ち、夜に体を休めている時に水分が心臓に戻るため、夜間の尿が増えている場合もあれば、糖尿病により尿量が増えている場合もあります。若い女性であれば膀胱炎、高齢男性なら前立腺肥大、男女を問わず年配の方の場合は過活動膀胱と、年齢や性別によって疑わしい病気もさまざまです。そこで、診察ではまず詳細な問診で常用薬や既住歴、仕事内容、夕食の時刻、入浴時刻などを詳細に聞き取った上で、尿検査やエコー検査を行うことで頻尿の原因を特定。原因に合わせて、生活習慣や食事内容の改善、薬の服用などの手段を合わせて治療を行っていきます。

Q夜間頻尿は気をつけたほうがいいと聞きますが、なぜでしょうか?
A

夜間頻尿は、夜間に1度でも排尿のために起きてしまう状態と定義されています。夜間頻尿を放置できない理由としては、まず全世代に共通の問題として、夜間に尿意のために目が覚めてしまうことが続くと睡眠が妨げられ、寝不足になって、昼間のパフォーマンス低下を招いてしまうことが一つ。さらに年配者の場合、夜間にトイレに行こうとして転倒する、階段でつまづくなどの事故が起きがちで、骨折から寝たきりになるリスクが上がってしまうことが挙げられます。夜間頻尿が1回と2回以上では、転倒骨折する確率が高まるともいわれており、積極的に介入しないと、違う病気やけがを誘発する可能性が高くなってしまうのです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診

頻尿の原因を突き止める上で問診は非常に大切なこと。問診では症状に加え、毎日の就寝時間、夕食の時刻、入浴の時刻、仕事内容、常用薬、既住歴などについて尋ねることで、頻尿の原因を探っていく。生活習慣の影響は大きく、例えば、夕食が21時で酒も飲み、就寝が22時30分など、寝ている間に尿が作られやすい生活パターンをしている人は、生活を改めることで症状の改善につながる場合もある。

2尿検査

問診に続き、頻尿の原因を特定するために行うもので、尿に白血球が混じっていれば感染症、血が出ていれば結石やがん、汚れがあれば膀胱炎が疑われる。また、たんぱくが出ていれば腎臓の病気、糖が出ていれば糖尿病と推定されるなど、尿検査でわかることは多い。尿の濃さから、体が脱水状態かどうかも知ることができる。必要に応じて、尿の勢いや残尿も測定する。

3エコー検査

頻尿の原因を特定するために行う検査の一つで、膀胱に尿が残っているかどうかや前立腺の大きさを診る。尿路結石や腎腫瘍、膀胱腫瘍、前立腺がん、慢性腎臓病などを発見するのに有用だ。おなかの上から装置を当てて行う侵襲性のない検査なので、患者への負担は少ない。

4診断

問診と尿検査、エコー検査の結果から頻尿の原因を特定し、現在の状態と治療法について丁寧に説明を行う。エコー画像を見ながらのほうがわかりやすい時は、診察室内でエコー検査を行いながら、リアルタイムで説明する場合もある。詳しい図示などが必要な場合は、検査後、模型や説明用紙を使ってわかりやすく説明していく。

5アフターフォロー

治療期間は頻尿の原因によるが、生活習慣が原因の場合は、改めれば改善につながることも。前立腺肥大や過活動膀胱が原因なら投薬治療となり、最初の2~3回は2週間に1度、その後は年配者であれば1ヵ月に1度、若い人なら2~3ヵ月に1度を目安に定期通院をしつつ、治療を行っていく。

ドクターからのメッセージ

船橋 健二郎院長

日本人には「水分を補給すると血液がサラサラになって体に良い」と考えている方が多いのですが、実はこれは必ずしも正しくありません。確かに、夏場は脱水症予防に積極的に水分を取るのは良いことなのですが、冬場に必要な水分量は夏ほど多くありません。余計に摂取した水分はすべて尿になり、頻尿の原因にもなってしまうので、自分の体に見合った適正水分量を知ることが大切です。目安は1日に体重1kgあたり30cc、つまり体重60kgの人なら1.8lですが、例えば、一日外なのか家の中なのかといった過ごし方によっても、消費する水分量は違ってきます。自分に合った水分量を見つけるためにも、泌尿器科を利用してみてください。

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