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岡崎市

東海道五十三次38番目の宿場町であり、岡崎城の城下町として古くより栄えた岡崎市。多くの史跡が残り、祭礼行事を受け継ぐ中、新たな文化創造にも力を注ぎ、美術博物館など多くの文化施設を有している。

岡崎市長インタビュー

歴史文化と豊かな自然に恵まれ
市民の愛にあふれたまち

内田 康宏
市長

1952年岡崎市生まれ。1975年日本大学法学部政治経済学科を卒業後、留学のため渡米。議員秘書や愛知県議員を経験した後、2012年岡崎市長に就任。「顔の見える市政」を体現するため、市内の高等学校に訪問し、高校生との意見交流会を設けるなど、積極的に市民と交流する。

岡崎市の特徴や魅力について教えてください。

西三河地方は、自動車産業をはじめとした、ものづくりで発展を遂げてきました。その中でも岡崎市は、岡崎城をはじめ多くの史跡が現存し、みその醸造など、独自の伝統産業が継承される、歴史と伝統が息づくまちです。また、市内には矢作川、乙川の清流が流れ豊かな自然が市民の生活の身近に存在することも特徴の一つです。
これらの特徴を最大限に活かした観光産業都市をつくり上げるため、現在推し進めているのが、「おとがわプロジェクト」です。市内を流れる乙川周辺の自然環境を整えるとともに、歴史的建造物の復原や修景を行っています。また、周辺に点在する空き家や空き店舗を改修して、まち並みの印象を刷新するほか、市内外の人が楽しめるイベントを河川敷地で開催するなどして、乙川を中心に、新たなにぎわいを生み出しています。

市民の暮らしを支える取り組みについてはいかがでしょうか?

岡崎市では「おかざきっ子育ちプラン」を策定し、子育て環境の整備を進めております。時間外保育対応の施設を増やし、公立幼稚園を認定こども園へと移行するなどして、育児と仕事を両立する家庭のサポートを厚くしています。また、子育ての孤立化を防ぐため、子育て支援センターやつどいの広場、学区こどもの家といった施設を活用し、地域の親同士が交流する場を提供しています。
一方、市民の暮らしの質を左右する健康面においては、課題を抱えています。約39万人の市民が生活する岡崎市に、救急医療やがん医療など高度急性期医療を担う総合病院は、1カ所のみ。この現状を受け、市でも新たな総合病院の設立について協議を重ねてきました。岡崎市医師会の後押しもあり、2020年4月に開院が決定し、藤田医科大学岡崎医療センターの建設が進んでいます。先進の医療機器を備え、緊急を要する手術や入院に対応できる病院の誕生により、市民の健康はより強固に守られていくと考えられます。

今後の展望と、市民へのメッセージをお願いいたします。

総合子育て支援センターなど子育てに悩む親の交流の場を設置

全国の他市町村と同じく、岡崎市でも少子高齢化が進むことが予想され、働き手の確保や女性の社会進出への対策が一層求められてくると考えております。岡崎市でも、意欲ある市の職員に対し、性別にかかわらず積極的に役職を与える方針を掲げ、女性の活躍促進に取り組んでいます。そしてこれが、市全体に働き方の改革を広めることにつながればと願っています。
今後、まちの様相は文字どおり目まぐるしく変わってまいります。その成長に、ぜひ期待していただければと思います。

(取材日2018年9月21日)

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