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斉藤 庸博 院長の独自取材記事

千葉四街道胃腸肛門内視鏡クリニック

(四街道市/千城台駅)

最終更新日:2021/10/12

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四街道市鷹の台の閑静な住宅街に2021年4月、新規開院したのが「千葉四街道胃腸肛門内視鏡クリニック」だ。カフェのような院内が印象的な同院の斉藤庸博院長は、胃と大腸の内視鏡検査や痔などの肛門疾患の診療を通して、がんをはじめとする重大な疾患の早期発見と早期治療をめざすと同時に、生活習慣病などの内科一般、小児の初期診療などにも対応することで、地域の人々の健康を支えることをめざしているという。「受診の前に悩むのではなく、受診をしてから一緒にベストな方法を考えましょう」と穏やかな口調で話す斉藤院長に、同院のことや地域医療にかける意気込みを聞いた。

(取材日2021年7月14日)

胃と大腸の内視鏡検査から内科一般まで幅広く対応する

まずは、クリニックの概要を紹介していただけますか?

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当院は、名称も胃腸肛門内視鏡クリニックというように、胃と大腸の内視鏡検査、痔をはじめとする肛門疾患の治療など消化器科をメインに診療を行っています。加えて、内科一般にも対応し、風邪や生活習慣病の診療や薬の定期処方なども行っています。今年の4月に開院したばかりですが、以前はこの場所で私の父が内科クリニックを運営していました。父が高齢になったこともあり、2年ほど前に閉院していたのですが、その後を誰が引き継ぐのかという話になりました。私は大学での診療や研究を続けていくことを考えていたのですが、周りの先輩などにも相談する中で、地元に帰って今まで得てきた経験や技術、知識などを生かし、皆さんに還元したいと思うようになりました。さらに、大学での代わりはいるけど、地域で代わりになる人はいないと背中を押していただいて、ここに戻ってくる決意をした次第です。

すてきな院内ですが、こだわったところを教えてください。

私のイメージとしては、クリニックらしくないクリニック。内装には木の柄をたくさん使い、誰でも入りやすいカフェのようなコンセプトで考えました。そのイメージで設計士さんやデザイナーさんにお願いしたところ、現在の内装の案を持ってきてくれたのです。壁紙や床材選びも全部、一緒に行いました。ほかに意識したのは、待合室で順番待ちをしている患者さんが、できるだけリラックスできるようにすること。待ち時間でも、待っている時間と感じさせないような雰囲気をめざしました。待合室の椅子も長椅子ではなく一人がけのものにしたんです。新型コロナウイルスの関係で、長椅子の真ん中にバツ印がしてあるのは嫌でしたから(笑)。それに、自分が良いと感じたものは、患者さんも良いと感じてくれるだろうということで、この椅子や他の備品なども、私自身が使っているところまで行って、実際に座ってみてから選んだんです。

力を入れていることは何ですか?

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内視鏡検査の件数を増やしていくことです。それが、胃がんや大腸がんをはじめとする病気の早期発見と早期治療という目標を達成するための近道になると考えています。検査を受けていただかないとがんの早期発見は難しいですからね。当院では、胃と大腸の内視鏡検査を同時に受けることができます。実際に腹痛や下血を訴えている患者さんに胃もたれや胸焼けの症状があることは、少なくありません。そのようなときに午前と午後や別の日にそれぞれの検査をするのは、患者さんにも大きな負担がかかりますから、同時にできるのは大きなメリットだと思います。ポリープが見つかった場合の切除もその場で行っています。また、胃の内視鏡検査では、AI内視鏡の研究にも協力しています。

わかりやすく丁寧に説明することが絶対

肛門疾患についても教えてください。

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肛門疾患を患っている患者さんは、出血をしていることが少なくありません。そのときに便潜血検査をして陽性となった際には、大腸内視鏡検査もしたほうがいいでしょう。というのも、肛門疾患は他の大腸の病気と併発することがあるためです。例えば、下血で診察をしたら痔があって、その治療だけを行い、数年後に進行した大腸がんが見つかりましたというのはよくある話なんですよ。ですから、そういうことが決してないように、当院では肛門部分の症状の方でも大腸内視鏡検査を受けるようお願いしています。肛門疾患の治療だけに集中するのではなく、大腸もしっかり診て、必要ならば手術も含めて治療をするというのが、当院の強みだと考えています。また痔の手術では、CO2レーザーを用いることで、傷の治りがきれいでむくみも少ない手術をめざしていますし、肛門の周囲にできる皮膚のたるみであるスキンタグの治療も行っています。

そのほかの診療についてはいかがですか?

生活習慣病などの内科一般の診療に加えて、四街道市の特定健診も行っていて、胸部エックス線や心電図、採血検査、血圧検査など、基本的になんでも対応するという方針で診療しています。子どもに関しても風邪や皮膚のけがなど、一般的な地域のかかりつけ医ができることなら断らずに対応しています。ひとことで言うなら、クリニック以上、病院未満というイメージですね。さらに、当院は土日も診療しているほか、オンライン診療にも対応しています。遠方にお住まいの患者さんでも、検査をした後の生検の結果の説明などはオンラインで行うことも可能ですし、新型コロナウイルス感染症が心配で通院回数を減らしたいという場合も、場合によってオンラインで定期処方が可能です。

診療の際に心がけていることは何ですか?

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とにかく丁寧にわかりやすく説明すること。これは絶対です。スタッフにもお願いしています。いろいろなスタイルがあると思いますが、私が100人の患者さんに同じ説明をしていたとしても、患者さんがそれを聞くのは初めてなんです。そして、私が知っていて当たり前のことでも、ほとんどの患者さんにとっては初めて耳にすることです。つまり、患者さんは私にとっての「大勢の中の一人」ではなく、一人ひとりの患者さんだということを忘れないよう心がけています。たとえ診察時間が多少長くなっても、その多少を惜しんではいけないと考えています。

些細なことでも、まずは受診を

話は変わりますが、先生はどのようにリフレッシュしていますか?

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以前の上司や先輩たちの影響で狩猟や大型二輪の免許を持っています。そういう人たちの中にいると、自分も同じことをできる立場にならないと会話ができないんですね。それに、前の上司や先輩方は本当に良い人たちで、免許を取りに行く際も何かとサポートしてくれました。今でも、冬になると一緒にカモやキジを狩りに行くこともありますし、狩った後はやり方も教えてもらいましたので、自分でさばいて食べますよ。行けても1シーズンに3回くらいですけどね。

今後の展望はありますか?

地域に根差すのと同時に、AIの活用など大きなコンセプトを持っていきたいですね。物事をもっと大きな視野で考えて、地域に根差して実行していく、「Think Globally、Act Locally」をモットーにしています。地域にばかり注目していると、なかなか新しい知識にアップデートできなくなることもありますし、今のやり方も今は新しいかもしれないけれど、だんだん古くなっていきます。ですから、国内の最新情報はもちろん、世界標準の治療などの情報も常にアップデートしながら、実際にそれを生かすのは地域の皆さんや目の前の一人ひとりの患者さんという考えを大切にしていきたいなと思っています。また個人的には、皮膚の難治性潰瘍や褥瘡(じょくそう)に対する再生医療にも注目しています。

最後にメッセージをお願いします。

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おかげさまで開院以来、順調にきていますが、それは私一人の力ではなく、以前の勤務先の先輩方や当院のスタッフの支えがあったからこそだと思います。当院のスタッフは本当に優秀な人ばかりで、実際に患者さんへのアンケートでも「看護師さんがすごく優しかった、丁寧だった」と評価してくださっていて、だからこそ患者さんが来てくれているのだと思います。そして、患者さんには体調不良があるときなどに、受診をためらわないでほしいですね。当院は内視鏡肛門クリニックとちょっと大層な名前がついていますが(笑)、本当にハードルは低くて、誰でもかかっていただけます。受診することから検査など次の一歩が始まります。胃がん、大腸がんで死ぬことはもったいないです。例えば「出血しているけど、どうせ痔だろう」と思ったりせず、些細なことでもまずは受診してください。受診前に悩む必要などありません。受診してから一緒にベストな方法を考えましょう。

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