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船橋市

東京から電車で約25分の恵まれた立地にある一方、自然豊かな三番瀬、工業地、商業地、住宅地、農地が広がるなどバランスの取れた船橋市。市民の文化・スポーツ活動も活発で、多くのイベントが開催されている。

船橋市長インタビュー

子どもの持つ可能性を引き出し
未来につながるまちづくりを

松戸 徹
市長

1954年生まれ。東京理科大学理学部物理学科卒業後、1978年船橋市役所に入所。広報部、総務部などを経験後、2007年に市長公室長、2009年に船橋副市長を経て、2013年船橋市長に就任。現在2期目。「市民の幸せと子どもたちの豊かな未来」をモットーに、都市力と市民力を活かしたまちづくりをけん引する。

就任以来、子育て世代を支援する取り組みを推進されていますね。

これからの社会を担う子どもたちをしっかりと育てることは、船橋市の未来をつくることでもあります。そのため市では、どうしたら子どもたちの持つ可能性を引き出せるかという視点を軸に、さまざまな施策を展開してきました。例えば、全小中学校にスクールカウンセラーを配置したのもその一つ。さらに、平成30年度からは、市独自にソーシャルワーカーも配置しました。さまざまな事情から不登校になってしまう子も多い昨今、専門職が連携を図りながら、子どもたちを福祉面からサポートするのが狙いです。
子どもへの施策というと、保育ばかりにスポットが当たりがちですが、子育ては子どもが自立するまで続くもの。ですから、子どもの成長に応じて教育環境を整え、トータルで子育て世代を支援したいと考えています。

一方で、高齢者に対してはどのようなサポートをされていますか?

高齢社会を迎えた今、船橋市では「健康寿命日本一」をめざして、高齢者の健康づくりに取り組んでいます。主体となるのは市民の皆さんで、介護予防策の「シルバーリハビリ体操」のボランティア指導士は500人を超えるなど、さまざまな形でボランティアが活躍しています。
平成28年度に行われた全国20万人の調査では、船橋市に住む高齢者の身体状況を表す指標が非常に良いという結果が出ました。これは長年市民の方が健康への高い意識を持ってきたことや、それを支える地域の活動、医療や介護に携わる関係団体の取り組みによるものと考えています。また、この調査では地域ごとの課題も見えてきたので、平成30年から、市内24地区で「市民ヘルスミーティング」を開始。健康に関する良い部分・改善が必要な部分を市民の皆さんと共有し、地域の特性を生かした改善策を検討しています。高齢者自身にも意見を出してもらうことで、より効果的な取り組みにつながることを期待しています。

子育て世代の読者や市民の皆さんに、メッセージをお願いします。

音楽イベントなど世代を超えて楽しんでもらえるイベントを開催(写真提供:船橋市)

まちづくりに携わる中で、私が常々感じるのは、船橋市は「楽しめるまち」だということ。音楽やスポーツ、食などの市民参加型のイベントが多く、非常にアクティブなんです。平成29年度の市民意識調査で、市に愛着を感じる人や、住み続けたい人の割合が、過去最高だったのは、こうしたまちの魅力を、皆さんが感じているからではないでしょうか。船橋市はまるで宝島のように、探せば探すほど新しい発見があるまちです。ですから、どんどん地域に出て、まちの良さを肌で感じていただきたいですね。

(取材日2018年6月28日)

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