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井上 高暢 先生の独自取材記事

こばやし歯科クリニック

(江戸川区/新小岩駅)

最終更新日:2019/08/28

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1日200人もの患者が訪れる「こばやし歯科クリニック」。数多くの患者が訪れるが、院内の雰囲気は常に和やかだ。丁寧でスムーズな治療を支えているのは、専門性の高い30人の歯科医師をはじめ、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手、看護師、管理栄養士、ケアマネジャー、滅菌スタッフ、受付、事務といったスタッフのチームワークだ。「地域に根差したクリニックでありながら、大学病院と同等の治療を提供できるように努めています」と話す井上高暢先生は、高校時代にラグビーの試合で大けがを負い、生死をさまよった経験から医療の道を志したという若手のホープ。持てる時間のすべてを患者のために注ぎ込む井上先生に、同院の診断の特徴から今後の展望まで、さまざまな話を聞いた。
(取材日2018年1月22日)

トラブルを原因から取り除く総合診断に注力

在学中に学んだ総合診断に大きな影響を受けて、進む道を決められたそうですね。

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大学2年生の時に青木聡先生と出会い、シークエンシャル咬合に基づいた総合診断を知って衝撃を受けました。従来の歯科治療は、「虫歯ができたから虫歯を削る、歯石がついたから歯石を除去する」といった治療方法であり、何か起こったことに対して原状回復をしているだけで、問題が生じた原因を考察し、改善するというプロセスがないものがほとんどでした。しかし、シークエンシャル咬合の概念は、治療前に総合診断を行い、歯が悪くなってしまった原因を究明し、その原因を解決するように治療をすることを目的としています。「これだ」という直感に従って、卒業後は当院、および青木総合歯科での臨床研修医を経て現在に至ります。

こちらのクリニックの強みは何でしょう?

地域密着型の歯科医院でありながら、大学病院と比べても遜色ない専門性があること。いろいろな歯科の疾患に対応できる上、訪問診療も行っているので、患者さんの一生に寄り添うことができると言っても過言ではありません。私も週2回は訪問診療に行き、口腔ケアから嚥下のリハビリテーションまで担当しています。介護は家族の精神的負担が大きいですから、お話にも時間を割きます。治療と同じくらい、心のよりどころになることが大切だと思っています。

咬合診断診療プログラムがどういうものか、詳しくご説明いただけますか?

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咬み合わせる位置を変更するような大がかりの治療をする場合、咬合診断による顎関節のずれ、咬合のずれの解析結果を、診断の時に活用します。そのため、患者さんの咬み合わせが「本来の位置からどれくらいずれているのか」を正確に計る必要があります。これまで、こうした咬み合わせの治療はそれぞれの歯科医師の治療経験や知見、主観的な手指の感覚や視覚に委ねられてきました。歯科の経験則のみで決定されてきた顎の位置を、コンピューターを利用した3次元的な客観的なデータに基づいて診断するのが咬合診断診療プログラムです。3次元的な動きを経時的に記録することができます。

咬合診断診療プログラムにはどんなメリットがあるのでしょう?

顎運動、セファロ(頭部のエックス線写真)、模型などを総合して診断するこのプログラムによって、誰が検査しても客観的な検査データ結果が得られるようになり、どの歯科医師でも同じような診断、治療計画になります。それらを統合することにより、目で見ても手で触ってもわからないミリ単位の顎のズレを発見することができる上、咬合器上での微調整もミリ単位で可能です。また、顕在化しているトラブルだけでなく、これから起きる可能性があるトラブルを予測することができます。咬み合わせを変える治療には不可欠な検査ですね。大がかりなかぶせ物や義歯、矯正治療にも使っています。

積極的な設備投資で、より質の高い治療をめざす

マイクロスコープも、治療において重要な役割を果たしているとのことですが。

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マイクロスコープを根の治療から歯石の除去、歯を削る形成まで、ほぼすべての治療で使っています。根の治療で言えば、根の先や奥歯の隠れた4本目の根管(近心頬側第二根管)の存在まではっきりと目で見て把握できますし、歯を削る場合もきれいに削ることができます。例えばどんなに小さな針孔でも、虫眼鏡を使えば誰でも通せますよね。「見える」ことによって、どんなに器用な人が肉眼で治療するよりも繊細な作業ができるようになり、より安全で質の高い仕事が可能になるという実感があります。

それは心強いですね。マイクロスコープを使って治療することの利点は、ほかに何かありますか?

治療の過程をビデオ撮影し患者さんに見ていただけるというのも、マイクロスコープを使用するメリットの一つです。特に根の治療のような時間のかかる治療において、治療の過程を患者さんに理解していただくときに活用しています。1回1時間ほどかかりますが、「何をしているのか」「なぜ時間がかかるのか」がわかれば、患者さんも治療中に不安にならずに済むと思います。

CAD/CAMシステムを使った治療についても教えてください。

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こばやし歯科クリニックでは、「すべては患者さんのために」できる限り最新最良のものを駆使して最高の医療を提供するという方針があります。そのため、先進のCAD/CAMシステムも早くから導入しました。CAD/CAMシステムは、3D光学カメラで口腔内をスキャンし、コンピューターの画面上で設計した補綴物を院内のミリングマシンで削り出していきます。口腔内をスキャンするだけで型採りが完了するので、従来のように粘土状の材料を口に入れるのがどうしても苦手という方に使用しています。また、院内に技工所を有しており、最短でその日のうちに治療が完了するのも魅力の一つでしょう。今後は、CADデータと顎運動データを合成することによってコンピューター上に顎運動を再現し、より機能的な補綴物をフルデジタルで作ることができるようになると思います。

チーム医療で補綴物の品質管理に努める

補綴物の製作過程についてお聞かせいただけますか?

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院内に歯科技工士が常駐しているので、製作は院内で完結しています。院外に製作を依頼するのに比べて、製作過程で歯科医師と歯科技工士が密にコミュニケーションを取れるので、補綴物の質が高まります。歯科医師が指示を出して歯科技工士が作るというより、歯科医師をはじめスタッフともに作り上げていくイメージですね。歯科技工士は患者さんのお口の中に触れることはできませんが、診療の場に立ち会って色合いや形などを実際に確認することはできます。患者さんにご満足いただける補綴物を製作できるのは、こうしたチーム医療の仕組みが整っているからだと思います。

補綴物の品質にも、かなりこだわっておられるそうですね。

出来上がってきた補綴物の検品に関して、レーザー測定器を導入したことで、より完璧に近い品質管理が可能になりました。補綴物を患者さんのお口に入れる前に修正できるので、実際に補綴物を入れる際に何度も調整をしなくて済みます。そのため、何度も足を運んでいただいたり、お待たせしたりしなくて済むようになり、さらに利便性が高まりました。

クリニック、および先生の今後の展望をお聞かせください。

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患者さんにご提供するすべての治療の質を維持することはとても大切ですから、これからも全職種が一体となって取り組んでいきたいところです。歯周病なら歯科衛生士との連携は不可欠ですし、患者さんが何かいつもと違う様子だといち早く気づくことができるのは、受付と歯科助手です。滅菌スタッフがいるおかげで、すべての器具が滅菌されています。もちろん個人としても努力を忘れず、今までと変わらず走り続けていくつもりです。医療の知識は3年で古くなるといわれていますから、今後「できません」と言って断ることがないよう、常に学ぶ意識を持ち、真に患者さんのためになる新しい知識と技術を追求していきたいと思っています。何か少しでも困っていることがあれば、お気軽にご来院ください。できるだけ時間を取りますから、ゆっくりお話ししましょう。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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