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川崎市麻生区

商業施設が豊富で、駅周辺を中心に住宅が立ち並ぶ一方、区の面積の約4分の1が農地や山林で自然環境にも恵まれたまち。芸術、文化関連の施設が多いことから芸術のまちづくりを推進している。

「医師会」活動レポート

住民の身近なかかりつけ医であり、地域医療の重要な役割を担う「医師会」。今回は、地域の医師会会長に、力を入れている活動や取り組みについてお話しいただきました。

麻生区医師会

診療所と病院、多職種での連携を大切に
一丸となって幅広い世代の健康を支える

川崎市の北西部に位置する麻生区。近年、東京のベッドタウンとして発展を続けており、子育て世帯の流入が続いている。一方で、地域に長く暮らす高齢者も多く、多世代が共存していることが特徴。こうした幅広い世代のさまざまなニーズに応えるため、多様な取り組みで医療の充実を図っているのが川崎市麻生区医師会だ。7年間にわたり、医師会長を務める水間哲郎先生は、「地域の医療活動に熱心に取り組みたいという思いから、ここ数年医師会に所属される先生が急増しているんですよ」とほほ笑む。
特に重視するのは、子どもの健康を守る取り組みだ。校医・園医を担当する医師も多く、保健所と連携しながら乳幼児健診や予防接種事業を行っている。
一方で高齢者に向けた支援にも注力。福祉部門との連携を強化しながら介護保険事業や在宅医療を進めている。麻生区ではかかりつけ医と在宅医、福祉部門をつなぐ「在宅医療調整医師」が活躍。市民のための在宅医療フォーラムを開催するなど、情報発信にも積極的だ。
また、災害時に備え、麻生区災害対策連絡協議会医療・救急部会を設置。平成29年3月には災害医療訓練を開催するなど、いざというときにスムーズな活動を行うための体制を整えている。
「医師会には、開業医のほか病院勤務の先生も多数所属しています。病診連携、診診連携、多職種連携を大切に、市民の皆さんが安心して暮らせるよう、医療の面での支援に尽力してまいります」

(取材日2019年3月28日)

水間 哲郎
会長

(ガイアクリスタルクリニック)

Profile

1969年慶應義塾大学医学部卒業。同大学病院で勤務後、精神科病院に約20年勤務し、研鑽を積む。1993年ガイアクリスタルクリニック開業。2017年に2度目の川崎市麻生区医師会長に就任、地域の医療活動に尽力。

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