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亀岡市

周囲を山々に囲まれ、美しい自然に恵まれた亀岡市。明智光秀ゆかりのまちであり、歴史的・文化的な魅力が多く、「保津川下り」「嵯峨野トロッコ列車」「湯の花温泉」は全国的にも人気の観光スポットだ。

亀岡市長インタビュー

感性に訴えかける独自の施策で
環境先進都市をめざす霧のまち

桂川 孝裕
市長

1963年生まれ。岐阜県出身。1985年東京農業大学農学部(現・地域環境科学部)造園学科卒業後、教員として京都府立農芸高等学校に赴任。2015年の亀岡市長選で初当選を果たし、現在は2期目。趣味はガーデニング。華道・茶道を楽しみ、自然と文化を愛する心はプライベートでも。

京都の奥座敷、亀岡市にはどのような魅力がありますか?

亀岡市は「トカイナカ」とも呼ばれ、京都市内や大阪府への交通アクセスが便利な立地にありながら豊かな自然に恵まれており、屈指の京野菜の生産地でもあります。盆地にあるため霧が発生しやすく、朝霧がまちを包み込む風景は、まるで大地が呼吸をしているようで幻想的です。令和2年には府内最大級のサッカースタジアムが完成。スポーツや文化的イベントを通じて、市内外から人々が集う拠点にしたいと考えています。スタジアム前の広場では定期的にマルシェを開催し、亀岡の特色を発信していく予定です。

市民の健康づくりに向けた取り組みについてお聞かせください。

人生100年時代を誰もが安心して暮らせるように、「医療」「介護」「福祉」が一体となった連携推進会議を中心に、包括的な地域医療の実践に努めています。病気の予防や健康管理について市民が学べる「出前健康講座」など、独自の取り組みも進めています。令和2年度からは、スマートフォンアプリを活用したウォーキングアプリ事業をスタートする予定です。ただ歩くだけではもったいないということで、ウォーキングを楽しみながらごみ拾いをする「エコウォーカー」にも取り組んでいます。私も毎朝のウォーキングを日課にしています。市民の皆さんと一緒に、健康で美しいまちにしていきたいですね。

アートの力でごみのない環境に優しいまちづくり

「こども未来部」という部署を設け、子育て支援にも積極的ですね。

子育てがしやすいまちづくりもまた、当市の大きなテーマです。こども医療費助成制度を中学卒業時まで拡充したほか、亀岡市子育て世代包括支援センター「BCome(びーかむ)」に、妊娠・出産・育児に関する手続きや相談がワンストップで受けられる窓口を整備。親たちの交流の場、子どもたちの遊び場を充実させ、市外から引っ越して来られた方も安心して子育てが楽しめるまちをめざしています。 また亀岡は観光資源が豊富なまちですが、子どもたちに聞くと、「保津川下りを体験したことがない」という答えが意外と多いのです。そこで、中学3年生全員に「特別乗船券」の配布を始めました。自分が育ったまちの魅力をリアルに語れるように、子どもたちには多くの経験をさせたいですね。

最後に、読者や市民の皆さまにメッセージをお願いします。

多くの芸術家を輩出している亀岡市。豊かな風土に魅了され、市内に移り住む若手アーティストも増えています。そんな亀岡では今、アートの力でまちの魅力を高めていく「かめおか霧の芸術祭」を進めています。例えば、「KAMEOKA FLY BAG Project」も、「芸術×環境」のコラボレーション企画で、使用済みのパラグライダーの生地をエコバッグにアップサイクルするワークショップなどを開催しました。令和12年までに、使い捨てプラごみゼロを実現したいと考えています。こうした人々の感性に訴えかけるような新しいアイデアを生み出しながら、世界に誇れる環境先進都市をめざしたいですね。

(取材日2020年5月19日)

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