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森下 雄大 院長の独自取材記事

もりもりキッズ・アレルギークリニック

(静岡市駿河区/安倍川駅)

最終更新日:2021/03/19

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安倍川に面した駿河区下川原にある「もりもりキッズ・アレルギークリニック」。海が好きな森下雄大院長のこだわりで随所に海のキャラクターが描かれるなど、院内には楽しい雰囲気が漂う。「クリニック名には、『子どもたちに元気いっぱい健やかに成長してほしい』という想いも込めています」と森下院長。日本アレルギー学会アレルギー専門医として、特にアレルギー疾患に悩む子どもたちや親を支えたいと願うドクターだ。食物経口負荷試験専用の診察室を設けるなど、設備も整備。5人の子どもを持つ親としての経験も踏まえ、親が抱える子育ての悩みをサポートするようにも努めている。小児科の医師として親として患者に親身に寄り添う森下院長に、開業のきっかけから今後の展望まで幅広く聞いた。
(取材日2021年2月24日)

医師として親として、子育てに悩む親をサポートしたい

開業のきっかけやクリニック名に込めた想いをお聞かせください。

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現在、多くの方がアレルギー疾患を患っているといわれています。とはいえ、悩みを抱えていても、専門の医療機関を受診するには至っていない方も多いと思うのです。日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格を有する医師として、「悩みを抱える患者さんに気軽に相談してもらうためには、勤務医のままでいるより開業医になったほうが良いのではないか」と考え、開業を決意しました。「もりもり」というクリニック名は、「森下」という私の名前から考えたもの。「子どもたちに元気いっぱい健やかに成長してほしい」という想いも込めています。ロゴマークを「ジンベエザメ」にしたのは、海が好きでダイビングが趣味だから。ダイビングでジンベエザメと一緒に泳いだこともあるんですよ。

開業にあたってなぜこのエリアを選ばれたのですか?

私は琉球大学医学部を卒業後、名古屋市立大学病院、大同病院での勤務を経て、静岡済生会総合病院に赴任しました。静岡市に来てから子どもが生まれ、下川原の幼稚園に通わせるように。子どもは5人いるのですが、子どもたちの送り迎えや、地域のお祭りにも参加していましたので、下川原はなじみのある土地。妻も看護師として一緒に働いているため、開業にあたって幼稚園から近いこの場所を選びました。静岡での開業を決めたのは、海が近くて暖かいから。生まれも育ちも名古屋の私が沖縄の大学に進んだ理由の1つも、暖かい気候に魅力を感じていたからなんです。静岡は気候も人も温かくて、とても気に入っています。

診療の際はどんなことを心がけていますか?

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言葉で説明するだけでは伝わりにくいこともあるため、写真や図などを使ってできる限り丁寧にわかりやすく説明するよう心がけています。その場で簡単なイラストを描いて説明することもありますね。説明に使う写真や図は、開業前に時間を見つけて少しずつ準備しました。また、親御さんの子育てのお悩みに親身に寄り添うようにも努めています。私自身初めて子どもを授かった時には、「夜泣きがひどい」「離乳食を食べない」「言葉が遅い」など、悩みや不安が尽きませんでした。5人の子育てを経験して、ようやくうまく対処できるようになってきた感じです。小児科の医師として子育て経験を持つ親として、皆さまを誠心誠意サポートしたいと思っていますので、どうぞお気軽にご相談ください。

設備を整え、アレルギー疾患の治療や予防に力を入れる

食物経口負荷試験を実施されていると伺いました。

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食物経口負荷試験を行えば、食物アレルギーの原因食物をどれくらいの量まで食べられるかを見極めていくことができます。食物アレルギー治療で大切なのは、「必要最小限の除去」。例えば卵アレルギーの場合、卵を含む食品すべてを除去するのが簡単に思えるかもしれません。しかし、そうすることは食育の観点からみてもあまり良くないですし、表示を細かく見て食品を選ぶなど、親御さんにかかる負担も大きくなり得ます。一方、食物経口負荷試験を行えば、原因食物をどのくらいの量まで食べられるかが明確になるため、「こんな食品なら食べられます」「これはやめておきましょう」など、具体的にアドバイスすることが可能に。結果として、食べられる食品の幅を広げていくことができるようになっていくと考えています。

新生児のスキンケア指導にも力を入れていらっしゃいますね。

ご両親からアレルギー体質が遺伝し、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎など、年齢とともに次々とアレルギー疾患を発症する現象を「アレルギー・マーチ」といいます。そして、その最初の症状と考えられているのが、乳児湿疹なんです。ですから、最初の乳児湿疹を予防していけば、アトピー性皮膚炎や気管支喘息といったアレルギー疾患全般の発症を抑えていける可能性が高められるんです。乳児湿疹が起こらないようにするためには、適切なスキンケアが大切。そのため、新生児期からのスキンケア指導に力を入れているのです。乳児湿疹の段階からご相談いただければ、「アレルギー・マーチ」のメカニズムやその進展を抑える方法について詳しく説明してサポートさせていただきます。

設備の特徴や感染対策についてもお聞かせください。

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当院ならではの特徴としては、食物経口負荷試験やスキンケア指導を行うシャワールームつきの診察室を備えていることでしょうか。試験の際に強いアレルギー反応が出た場合に備え、モニターや酸素ボンベ、エックス線装置を導入するなど安全対策も徹底しています。また、私の妻を含めて6人の看護師が勤務するなど、スタッフも多めに配置。全員がアレルギー疾患療養の講習会などに参加し、食物経口負荷試験も含め、アレルギー治療の面で研鑽を積むよう努めています。感染対策としては、来院時の検温や手指消毒を徹底することはもちろん、待合室・診察室ともに、一般の方用と発熱などの症状がある方用のものを別々に設置。また常に院内の空気を新鮮に保つため、24時間換気システムも導入しています。

悩みを家族だけで抱え込まず、気軽に相談してほしい

先生はなぜ小児科の医師をめざされたのですか?

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母が名古屋市立大学病院の看護師だったため、大学病院の保育所や学童保育に預けられることが多かったんです。保育士さんや学童指導員さんと接するにつれ、子どもに関わる仕事に魅力を感じるように。大学病院も身近な存在だったため、次第に「子どもたちを診る小児科の医師になりたい」と思うようになりました。アレルギー疾患の治療に興味を持ったきっかけは、大同病院時代の指導医の先生のおかげです。当時は喘息の患者さんも多く、小児科の医師として多くの方が苦しむ病気の治療に一生懸命取り組んだ結果、アレルギー疾患の治療を得意とするように。静岡済生会総合病院では、食物経口負荷試験を導入していくことにも携わることができました。

印象に残る患者さんとのエピソードをお聞かせください。

卵や牛乳、小麦、エビ、カニ、魚など、多くの食物を除去するよう指導されてきた方がいらしたことがあります。患者さん自身はそれらの食物を除去することを当然のように感じていたのですが、よくよく話を聞くと、食物経口負荷試験を受けておらず、アレルギー検査で数値が高かったという理由だけで除去するよう指導されていたようでした。実は、アレルギー検査の数値が高いというだけでアレルギー反応が出るわけではありません。食物アレルギーと診断するには、食物経口負荷試験を行い、食物を食べてみてアレルギー反応が出るかどうかを確かめる必要があります。それで、その方に食物経口負荷試験をお勧めして、一つ一つの食物についてアレルギー反応が出るかを確認していったことがありました。

最後に今後の展望や読者に向けたメッセ―ジをお願いします。

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静岡県中部エリアでアレルギー疾患にお悩みのお子さんやその親御さんをできる限りお支えしたいと考えています。アレルギー疾患を抱えるお子さんを育てることには不安や悩みがつきもの。親御さんの気苦労も多いと思うのです。食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎といったアレルギー疾患でお悩みなら、ご家族だけで抱え込まずぜひ一度ご相談ください。もちろん、小児科の医師として勤務医時代はアレルギー疾患に関わらず、小児疾患全般を幅広く診療。静岡済生会総合病院では、NICU(新生児集中治療室)を備えた地域周産期母子医療センターでも経験を積みました。気になる症状やお悩みがありましたら、まずは気軽にご相談いただければ幸いです。

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