全国のドクター9,008人の想いを取材
クリニック・病院 160,897件の情報を掲載(2021年5月14日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 足立区
  4. 北千住駅
  5. 千住・胃と腸のクリニック
  6. 早坂 健司 院長

早坂 健司 院長の独自取材記事

千住・胃と腸のクリニック

(足立区/北千住駅)

最終更新日:2020/08/13

195733 top

東京・足立区の北千住駅近くに2020年7月に開業した「千住・胃と腸のクリニック」。早坂健司院長をはじめ、消化器領域で長く研鑽を積んできたドクター5人による、内視鏡検査・治療の専門クリニックだ。患者が安全で苦痛なく内視鏡検査を受けられること、医師ベースではなく患者ベースで医療に取り組むことを目標に定め、検査が患者に与える不快感の軽減や、利用しやすいウェブ予約やオンライン診療の導入など、可能な施策を着々と実行している。地域に内視鏡検査をより一層広めることで、がんの早期発見をもっと増やしたいと意気込む早坂院長に、クリニックのコンセプトや特徴、医療に向けるパーソナルな心情などについて聞いた。
(取材日2020年7月31日)

地域の患者ニーズに応える内視鏡検査の専門クリニック

クリニック開業おめでとうございます。北千住に内視鏡検査の拠点を作った理由からお聞かせください。

1

鎮静剤を使用した内視鏡検査は日本で徐々に広まりつつありますが、まだ一般的であるとは言えない状況です。さまざまな地域にアクセスのある北千住という場所に内視鏡を手軽に行えるクリニックを開業することで、より多くの患者さんに内視鏡検査を受けていただくことを目的として開業いたしました。また、北千住には内視鏡治療が可能な総合病院が少ないことも現状としてあります。当クリニックでは大腸ポリープ切除などの簡単な治療は日帰りでできます。なおかつ大きな病院で治療しなければならない胃がんや大腸がんなどが発見された場合、スムーズに紹介させていただく橋渡し的な存在としてご活用いただければと考えております。

遠くの大規模病院に行かなくても、近所で内視鏡検査を受けられるメリットは大きいですね。

はい。そうしたアクセスの良さに加えて、検査の日程などを患者さんベースで決められる場にしたい気持ちもありました。大きな病院だと特に、内視鏡検査を受けていただく際、検査を行う日程などが患者さん側の都合に合わせられないこともあります。なるべく患者さんの受けたい検査が行えるような体制を整えていきたいと思っております。

では、こちらのクリニックでは患者ベースで検査を予約できるのでしょうか?

2

はい。診療予約と上部内視鏡検査(胃カメラ)に関してはホームページから簡単に予約できるようになっています。従来は内視鏡の予約をとるためにまず1回来院していただく必要がありましたが、ウェブ予約を活用することによってそういったひと手間を省けることが、当クリニックの特徴の一つです。併せてオンライン診療にも対応しているので、仕事で忙しい方も、ご自分のペースで検査を受けることができます。なお下部内視鏡検査(大腸カメラ)は、腸管洗浄による合併症を防ぐため、必ず一度診察を受けていただく必要がありますので、その点をお含み置きください。

安全で苦痛なく受けられる内視鏡検査の普及をめざして

あらためて、クリニックのコンセプトを教えてください。

3

一人でも多くの皆さまに、安全で苦痛なく内視鏡検査を受けていただくことです。このため、当クリニックでは基本的に静脈麻酔、つまり鎮静剤を使用していて、患者さんはほぼ眠った状態のまま検査を受けることができます。もし静脈麻酔を希望されない場合でも、検査に熟練した内視鏡の専門家が担当し、できる限り苦痛の軽減をめざします。また、大腸カメラに関しては、挿入の際に空気の代わりに水を使用する仕組みにより、腸内をきれいに洗いながら内視鏡を目的の場所まで到達させることができ、これも苦痛を和らげる施策の一つです。内視鏡による観察中は大腸を膨らませた状態にする必要があり、通常は空気を入れます。しかし、検査後に吸引しても空気が残ってしまうとおなかの張りが出てしまうため、当クリニックでは体内に吸収される二酸化炭素を用いることで、患者さんの不快感を少しでも軽くするようにしています。

ほかにも、患者が検査を受けやすくする工夫はありますか?

そうですね、大腸カメラの場合は前処置として下剤を飲んでいただきますが、当クリニックでは来院してから下剤を内服できるようにしています。現在いくつか選択肢がある下剤の中でも、洗浄能力にこだわり、比較的短い時間で腸内をきれいにできるものを選んでいて、患者さんには専用のラウンジで内服し、2~3時間ほど待機していただきます。トイレもすぐ近くに配置してあります。これまでは、ご自宅で下剤を飲み、腸の中を空っぽにしたつもりでも、クリニックまでの移動中につらい思いをされた患者さんがたくさんいらっしゃいました。そうした恐怖心を一つずつ取り除いていくことも、患者さんに苦痛なく検査を受けていただくための一歩だと思っています。

複数のドクターが外来を担当するそうですが、患者にはどのようなメリットがありますか?

4 1

当クリニックでは院長の私のほかに、消化器内視鏡の領域において研鑽を積んできたドクター4人が診療にあたります。専門の医師であっても診断に迷う状況には少なからず遭遇するので、そんなとき、ほかの先生方と相談しながら治療方針を決めることにより、独りよがりにならず、患者さんにとってより適切な診断や治療につなげていけるようになると考えています。

内視鏡検査の確立に向け課題を克服したい

先生が医師をめざしたきっかけ、消化器を専門に選んだ理由を教えてください。

5

物心ついた頃から、将来は医師になろうと思っていました。皮膚科の医師だった父の背中を見て、というところもあったんでしょうね。父が治療した患者さんに感謝され、ありがとうと声をかけられている姿に、素晴らしい職業なんだなと子どもながらに肌で感じていました。消化器は、診断・治療に対する考え方が非常に単純明快なんです。もちろん難しい場合も多々ありますが、基本的に、がんがあったら切りましょう、膿がたまっていたら出してあげましょう、というように、治療方針がはっきりしています。あとは、緊急処置において内視鏡の治療がとてもスピーディーで、なおかつ治療した結果がすぐに確認できるところも魅力ですね。

先生が医師として大切にしていること、さらに向上したいと思っている部分についてお聞かせください。

私が信用できると思う医師は、患者さんが求めていることに向けて、きちんと話を聞いた上で対応できる人です。医療機関を受診される患者さんには必ず、求めていることがあります。治療を行うことは当たり前ですが、そのニーズを満たすことも大事な務めであると考えています。私もしばしば自分が通常どおりの説明をしたはずなのに患者さんにまったく理解していただいていなかったといったことを経験します。患者さんがどのようなことを求めていてそれにいかにオンデマンドで対応していくかといったことを考えながら、日々アップデートしようと努めてまいります。

最後に、同院をどのようなクリニックとして地域に浸透させていきたいか、先生の思いをお聞かせください。

6

気軽に来れるクリニックをめざしています。内視鏡検査というと、「つらい」「苦しい」「痛い」などマイナスな印象を持たれる方も多いかと思います。開業した理由の一つに、未然にがんを防ぎたいという思いがあります。なるべく負担を与えない検査のもとで、リラックスして終えられるようスタッフ全員でサポートしてまいります。研鑽を積んできたドクターもサポートしてまいりますので、何かお困り事があればまず気軽に相談にいらしてください。一同、お待ちしております。

Access