全国のドクター9,208人の想いを取材
クリニック・病院 159,001件の情報を掲載(2024年3月19日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 足立区
  4. 北千住駅
  5. 東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院
  6. 40歳から受けよう胃・大腸内視鏡検査苦痛軽減の工夫が進歩

40歳から受けよう胃・大腸内視鏡検査
苦痛軽減の工夫が進歩

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院

(足立区/北千住駅)

最終更新日:2022/05/11

東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 40歳から受けよう胃・大腸内視鏡検査 苦痛軽減の工夫が進歩 東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 40歳から受けよう胃・大腸内視鏡検査 苦痛軽減の工夫が進歩

東京・足立区、北千住駅近くの日光街道沿いにある「東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院」。早坂健司院長ら8人の経験豊富なドクターが、先進の内視鏡システムを柱に、胃や腸など消化器全般の検査・治療を行っている。消化器疾患の早期発見のために重要な役割を担う内視鏡だが、カメラを入れることへの抵抗感や、がんなどの重大な病気を含む消化器疾患への理解不足から、進んで検査を受ける人がまだ少ないのが現状。しかし、早坂院長によれば、どれほど健康に自信がある人も、40歳を過ぎたら内視鏡検査で胃や腸の中を隅々まで調べておいたほうがいいという。それは一体なぜか。下血や血便と消化器疾患との関係、安全で苦痛のない胃・大腸内視鏡検査のための工夫といったテーマと合わせ、解説してもらった。

(取材日2020年7月31日)

大腸内視鏡検査による早期のポリープ発見により、将来的な進行がんのリスクを未然に取り除いていく

Q下血や血便とはどのような症状で、何が原因と考えられますか?
A
東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 下血や血便は軽視しないでほしいと話す早坂院長

▲下血や血便は軽視しないでほしいと話す早坂院長

下血とは、胃や十二指腸からの出血を指しますが、酸化して黒く変化した血液が便とともに排出されるため、黒色便が下血と表現されることもあります。一方、血便とは通常、小腸や大腸、肛門からの出血による鮮血便のことを表します。下血よりも排出までの時間が短く、胃酸による酸化もないため、便が真っ赤になるのです。黒色便は、胃潰瘍や胃・大腸がんの可能性もあるので、軽視しないでください。鮮血便は、痔核出血によっても出ますが、大腸がんをはじめ、憩室出血や虚血性腸炎、感染性腸炎などの疾患も疑われるため場合によっては大腸内視鏡検査が必要です。

Q血便を放置すると、どういったリスクが予想されますか?
A
東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 少ない出血で大腸がんの可能性があることも

▲少ない出血で大腸がんの可能性があることも

血便(鮮血便)は、ほとんどの場合、痔が原因です。ただし、油断は禁物。痔による血便であっても、それをきっかけに内視鏡検査を受けたら、早期の大腸がんが隠れていた、という例をたくさん見てきたからです。大腸がんのリスクを特に強調したいのは、単に怖い病気だからだけではありません。例えば、憩室出血などは、かなりの量の出血があるので、大抵は医療機関を受診すると思います。けれど、少ない出血で、痛みもないような場合こそ、大腸がんの可能性があるのです。がんは早期発見、早期治療が何より大事。どうせ痔だろうなどと早合点せずに、がんやポリープがないか、内視鏡検査で確かめることをお勧めします。

Q内視鏡検査を受けたほうがいいのは、どのような人ですか?
A
東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 先進の機器を用いた内視鏡検査

▲先進の機器を用いた内視鏡検査

目安として、今まで健康診断の結果がオールクリアだった人も、40歳を過ぎたらまず一度、上部内視鏡検査(胃カメラ)と下部内視鏡検査(大腸カメラ)を受けていただきたいです。一般に50歳を超えるとがんが増えてきますが、40歳の時に検査しておけば、進行がんになる前の段階で診断・治療ができるかもしれません。また、胃内視鏡は以前にピロリ菌感染を指摘された方や、胃の辺りの不快感や胃酸などの逆流症状がある方に、大腸内視鏡は慢性の下痢・便秘や血便のある方、検診で便潜血陽性と判明した方、親族が大腸がんや大腸ポリープと診断された方などに、特にお勧めしたいです。喫煙者や多量のお酒を飲む習慣がある方も、ぜひ受けましょう。

Q内視鏡検査の苦痛を軽減するために、どんな工夫をしていますか?
A
東京千住・胃と大腸の消化器内視鏡クリニック 足立区院 患者の身体的な負担軽減に配慮した検査を行う

▲患者の身体的な負担軽減に配慮した検査を行う

例えば、上部内視鏡検査では熟練した医師が担当しても、患者さんに強い不快感を与えてしまうことがあります。このため当クリニックではどなたでも楽に内視鏡検査が受けられるよう、上部・下部内視鏡のどちらも、鎮静剤を投与して検査を行っています。また、大腸内視鏡の検査では、挿入の際に空気の替わりに水を使用し、腸内をきれいに洗浄しながら挿入するWECという新しい方法(Water exchange colonoscopy)により挿入時の苦痛の軽減を図っています。通常は腸に空気を入れて膨らませた状態で観察しますが、当クリニックでは体内に吸収される二酸化炭素を用いることで、おなかの張りが軽くて済むようにしています。

ドクターからのメッセージ

早坂 健司院長

私がかつて経験した事例の中に、40代で大腸がん検診の便潜血検査では陰性だった方が、便秘気味ということで大腸カメラで検査したところ、進行がんが見つかって手術になった……ということがありました。進行がんであれば、通常は便潜血が陽性になるはずなので、これはごくまれな事例でしょう。しかし、こうした可能性もゼロではないのが、私たちが日々向き合っている消化器領域の現場です。どうか、40歳以上でまだ一度も内視鏡検査を受けたことがないという方は、人ごとと思わないで、なるべく早く検査されることをお勧めします。もし何らかの病変があったとしても、1日でも早い発見が治療の選択肢をひろげてくれます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃内視鏡検査/1万5000円~、大腸内視鏡検査/2万円~

Access