審美性と機能の改善を最短でめざす
マウスピース型装置による矯正
RIVER CLINIC DENTAL
(渋谷区/恵比寿駅)
最終更新日:2025/03/12


- 自由診療
新しい矯正法として、広く普及してきたマウスピース型装置を用いた矯正。ひと昔前は「マウスピース型装置では不十分なケースもある」といわれていたため、今でも「本当にマウスピース型装置で理想の仕上がりになるのだろうか」と思う人もいるだろう。その悩みを解消に努めているのが、この分野のエキスパートである「RIVER CLINIC DENTAL」の古居憲院長だ。患者の不安を解消すべく、来院やオンラインからの問い合わせに広く対応。マウスピース型装置を用いた矯正について熟知しているからこそ、ワイヤー矯正や、異なる矯正法を組み合わせたハイブリッドなプランを提案することもあるという。「歯科医師の技量やシミュレーションの精度で結果は変わります」と自信をのぞかせる古居院長に話を聞いた。
(取材日2025年2月25日)
目次
装置の性能も認知度も向上したマウスピース型装置を用いた矯正。シミュレーションの精度が結果を左右する
- Qマウスピース型装置を用いた矯正は、先生の専門分野ですね。
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A
▲恵比寿駅から徒歩1分と好立地
はい。開業前からマウスピース型装置を用いた矯正に携わり、これまで数多くの症例を手がけました。私がマウスピース型装置を取り扱うようになってまだ10年弱ですが、装置の性能も認知度も飛躍的に向上してきましたね。ひと昔前は「マウスピース型装置を用いた矯正よりもワイヤー矯正のほうが歯を動かしやすい」との評価もありましたが、現在では両者の仕上がりの差はほぼ感じられません。ただ、マウスピース型装置を用いた矯正はどちらで受けても同じなのではなく、シミュレーションの精度など、歯科医師の技量が大きく影響するんですよ。私はこの分野のエキスパートとして、「人生が変わった」と感じられるような矯正を提供しています。
- Qどのような方にこの矯正法をお勧めしていますか?
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A
▲矯正は、見た目の向上だけでなく機能の向上も期待できる
私がこの矯正法を熟知していることもあり、抜歯の有無にかかわらず、ほとんどすべての症例でマウスピース型装置を用いた矯正を行うことが可能です。ご自身で装置を取り外せるので食事や歯磨きへの影響も極めて少なく、経験豊富な歯科医師のもとで受けられるのならば、すべての方にお勧めしたいです。ですがこの「取り外せる」という点はメリットでもあり、ネックにもなるんですね。決められた装着時間を守れない方は思うような結果が得られないかもしれません。また、「たとえ透明でも装置を見せたくない」という方には、表や裏側のワイヤー矯正や、2つの矯正法の長所を持ち寄ったハイブリッドな矯正法が向いているでしょう。
- Qマウスピース型装置を使った矯正で、重視している点は何ですか?
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A
▲通院スパンが長く、通いやすい
患者さまの希望をできるだけ最短でかなえることです。そのために、ワイヤーとの組み合わせなども取り入れながら矯正を進めています。また、この矯正法で重要になるのが、3D技術を用いたシミュレーション。これは数十枚のマウスピース型装置のもととなるもので、機械がつくったデータをそのまま用いるのではありません。横顔の美しさの指標となる「Eライン」や噛み合わせの改善、人種による骨格の違いも考えながら緻密なシミュレーションを組み立てて、審美性と機能性の両立を最短でめざす。これが当院のマウスピース型装置を用いた矯正の特徴です。もし歯の動きによって噛み合わせに違和感がある場合などは、その都度微調整を行います。
- Q実際の矯正の流れについて教えてください。
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A
▲目立ちにくく、痛みも少ないマウスピース型装置を用いた矯正
マウスピース型装置を用いた矯正を行うと決まったら、スキャナーによる口腔内のデジタル撮影や、エックス線検査、噛み合わせのチェック、症状に応じて横顔のエックス線写真である頭部エックス線規格写真や、歯科用CTなどの検査を行います。その結果をもとにおよそ1週間かけてシミュレーションを作成。そこから10日前後でマウスピース型装置が完成して矯正スタートです。通院は3ヵ月に1回が基本。ワイヤー矯正と比べて頻度が少ないのは、装置の調整が不要だからです。費用は方法によって異なりますが、表から見えにくい矯正として比較検討されることの多い裏側のワイヤー矯正と比べると、始めやすい価格設定になるように配慮しています。
- Qこの矯正法を検討する際に、知っておくべきことはありますか?
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A
▲一人ひとりに合った矯正の提案をする古居院長
取り外しが可能で食事や歯磨きへの影響が少ないのがマウスピース型装置を用いた矯正のメリットですが、決められた装着時間を守らないと思うような結果が得られません。歯科医師の技術力だけでなく患者さま自身の努力が結果に直結する、患者さまの協力度に大きく依存する矯正法なのです。マウスピース型装置を用いた矯正でもワイヤー矯正でも、全顎矯正には1~2年の期間を要します。装置の管理が難しい場合には、ワイヤー矯正や、マウスピース型装置とワイヤーを組み合わせた矯正プランの提案も可能です。矯正が苦痛になってしまわぬよう、モチベーションを保ちながら前向きに進められる方法を、私と一緒に考えていきましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正(表側)/60万5000円~、ワイヤー矯正(裏側)/38万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/33万円~、ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正のハイブリッド/40万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。