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春日井市

名古屋市へのアクセスが良く、岐阜県境の弥勒山や道樹山などの自然に囲まれた春日井市。「子はかすがい、子育ては春日井」というキャッチフレーズのもと、行政の子育て支援も充実し、多世代交流が盛んな活気あふれるまちだ。

目次

春日井市長インタビュー

子どもも高齢者も働く世代も
みんなが生き生きと暮らせるまち

伊藤 太
市長

1949年春日井市生まれ。中央大学法学部卒業後、三菱重工業株式会社に勤務。退社後1995年に春日井市議会議員。議会運営委員会委員長、市議会議長、監査委員を務め、2006年から現職。「改革と創造」を掲げ、災害に強く、快適で利便性の高い都市基盤づくりを推進。現在4期目。

春日井市の魅力や住環境について教えてください。

まずは交通インフラに恵まれていることが挙げられます。大動脈となる国道19号線を中心に商業施設も充実しており、鉄道はJR中央本線と名鉄小牧線、空路は県営名古屋空港があります。JRの4つの駅では、各駅1日3~4万人の乗降客があり、人の往来も活発です。交通の便が良い、だから人が住む、人が増えることでさらにまちが整備される……と今日の当市がつくられてきたのです。
さらに、住環境を取り囲む自然が豊かなことも春日井市の魅力です。「まちと自然が、ちょうどいい」。そんな春日井市には中心には広大な敷地を有する落合公園があり、東部地域には都市緑化植物園や少年自然の家などといった、自然とふれあえる場所が豊富にあります。ほかに、都市公園が市内に286カ所あり、市の中で占める公園の面積が広いことも特徴です。

子育てや教育環境の向上に注力され、子育て世代に好評ですね。

子どもたちの健全な育成は政策の大きな柱です。市長に就任する20年ほど前に、叔父が経営する保育園を見学したことがあります。その日は近所の高齢者の方との交流イベントの日で、園児は初対面の大人たちとすぐに仲良くなって、元気に手をつないで走っていました。「こんなに温かくてやわらかい手に触ったのは久しぶりだ」と話す参加者の方の輝いた顔は、今も忘れられません。子どもが元気でいれば、結果として両親、おじいちゃん、おばあちゃん、そしてまち全体が明るくなると思っています。
そんな想いから、待機児童ゼロや学校の環境改善として耐震化、エアコン設置、トイレ洋式化、校庭の芝生化など、多様な取り組みを早期から行ってきました。また保護者の働き方に合わせた学童保育として、「放課後なかよし教室」、夏休みの「サマー・スクールかすがい」など、小学生の居場所づくりを充実させており、多くの方が利用できるようきめ細かに行い、好評を頂いています。

健康、医療に関する取り組みと市民へメッセージをお願いします。

サマー・スクールかすがいの様子

市が行った市民アンケートでは、約8割の方が住みやすいと満足されています。理由の上位には医療の充実があり、今後期待することも医療に関することでした。地域の基幹病院である春日井市民病院と地域を支える医療機関が相互に連携が取れている結果だと思います。さらに、健康づくり講座やスマホのアプリを使った健康マイレージなどの健康づくり事業にも取り組んでいます。
春日井市の一番の財産は、人材です。市民の皆さんが健康に生き生きと過ごし、その輪に入っていけたら楽しく生活することができます。今後もそんなまちづくりをしていきます。

(取材日2020年3月3日)

「医師会」活動レポート

住民の身近なかかりつけ医であり、地域医療の重要な役割を担う「医師会」。今回は、地域の医師会の会長に、力を入れている活動や取り組みについてお話しいただきました。

春日井市医師会

自治体および三師会が互いに手を取り合い
地域の医療・介護・福祉を包括的に支える

人口31万人を擁する春日井市の市民の健康を守るため、春日井市はもとより隣接する各自治体、市内の医療機関と密に連携を取りながら、市民に必要とされる医療の提供に尽力してきた春日井市医師会。病診・病病連携の強化を図る一環として積極的に勉強会を開催している。歯科医師会や薬剤師会とも合同で勉強会を催すなどして交流の場を設け、垣根のない包括的な医療連携の体制構築に努めてきた。
高齢化が進む中、高齢者の健康意識は高まりつつあるそうだが「一方で、若い世代の検診受診率の低さが課題に挙げられます」と福井雅子会長。同会では病気の発症予防に役立つ検診項目を市に提案するなどして、検診事業の充実と、若年層の受診率の向上に注力している。
さらに近年、同会が力を注いで推し進めているのが、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の普及だ。ACPとは、病気療養中の患者とその家族、医療・介護従事者などが一緒になって、患者本人が意思決定できる状態にあるうちに、あらかじめ今後の医療や介護について話し合うもの。特に終末期における「満足のいく最期の迎え方」「真に患者が求める医療」の指針になるという。同会では講演会などを通じて、ACPに取り組む意義を発信している。 「当会では在宅医療のサポート部門も設けおります。医療・介護・福祉の分野と密に連携し、市民の皆さんの生涯にわたる健やかな日々を支える所存です」

(取材日2020年3月25日)

福井 雅子
会長

(春日井リハビリテーション病院・附属クリニック)

Profile

1985年藤田保健衛生大学医学部卒業。春日井市民病院での研修後、母校で循環器内科の研鑽を積む。その後、先代院長の父が開業した春日井リハビリテーション病院の附属クリニック院長に就任。2014年より現職。

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