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睡眠時無呼吸症候群の治療は
鼻詰まりへのアプローチも重要

武田耳鼻咽喉科

(富士見市/みずほ台駅)

最終更新日:2022/06/02

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  • 保険診療

家族から睡眠時のいびきが大きいと言われた、夜に熟睡できず日中に眠気を感じる、といった場合、考えられるものの一つに「睡眠時無呼吸症候群」がある。睡眠中に気道が狭くなり十分な酸素を体内に取り込めなくなる疾患だが、その原因は多岐にわたり、根治が難しいものも多い。症状によっては根気強く就寝時にマウスピースやCPAPと呼ばれる装置を用いて酸素を取り込めるようにしていく必要があるが、「もし鼻詰まりが原因である場合は、その原因を解消していくことも重要なポイント」と「武田耳鼻咽喉科」の院長、武田桃子先生は話す。睡眠時無呼吸症候群の原因の究明から日帰りの内視鏡下副鼻腔手術をはじめとする外科的な治療まで、広く治療に取り組む武田院長に話を聞いた。

(取材日2022年5月13日)

睡眠時無呼吸症候群は放置せずに治療をしていこう。鼻詰まりの治療が必要な場合も

Q睡眠時無呼吸症候群とはどのような疾患ですか?
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▲睡眠時無呼吸症候群のリスクについて話す武田院長

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に何度も呼吸が止まったり浅くなったりすることで体内に取り入れる酸素が不足し、日中の眠気や高血圧などさまざまな症状を引き起こす疾患です。体が酸素不足の状態になると、命の危機を感じた脳が「起きろ」と命令を出すため、睡眠時無呼吸症候群の方は夜中に何度も目が覚めて熟睡できず、起床時の頭痛や体のだるさ、日中の眠気などを感じがちです。また、必要な酸素を取り入れようと心臓が過剰に働くため、心臓にも大きな負担がかかります。その状態が毎日繰り返されることで、高血圧や心不全、不整脈、心筋梗塞などを発症するリスクも大幅に上昇してしまいます。

Q軽度から中度の場合の治療では、どのような方法がありますか?
A
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▲気道が部分的もしくは完全に閉塞してしまうことが理由で起こる

睡眠時無呼吸症候群となる原因の一つに、睡眠時に空気の通り道である気道が部分的に狭窄してしまうことがあります。そうなってしまう理由としては、肥満、扁桃やアデノイドの肥大、上気道への舌の落ち込み、骨格の問題などが挙げられます。症状が軽度から中等程度の場合は、ダイエットなど原因の解消に役立つものを実践するとともに、マウスピースを使った治療を行っていくことが一般的です。就寝時に専用のマウスピースを装着することで気道を確保し、無呼吸・低呼吸状態になるのを防いでいきます。なお、原因が扁桃やアデノイドの肥大の場合は、原因となっている肥大部位を外科手術で摘出する方法もあります。

Q重度の場合はCPAPと呼ばれる治療法があると聞きました。
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▲重症度の高い睡眠時無呼吸症候群にはCPAPという治療法も

はい、CPAP(シーパップ)は重症度が高い睡眠時無呼吸症候群の一般的な治療法です。睡眠中、鼻に装着したマスクから適度に圧力をかけた空気を送り込むことで、気道の閉塞を防いでいきます。物理的に空気を送り込んでいくため、酸素不足を防ぐことが期待できるものではありますが、患者さん全員にとって適している方法というわけでもありません。アレルギー性鼻炎などで鼻が詰まっている方の場合、息苦しさを感じて寝ている間にマスクを外してしまうことも多く、その場合は治療を続けるのが難しくなります。CPAP療法を行う際は、鼻詰まりがあればまずそれを解消し、しっかり鼻で呼吸できる状態にしておくことが大切です。

Q先に鼻詰まりの治療をすることが必要なんですね。
A
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▲副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症などは外科手術が必要な場合もある

一口に鼻詰まりといっても、その原因はアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻中隔が大きく曲がっている鼻中隔弯曲症、鼻中隔の外側の下鼻甲介が厚いことからくる肥厚性鼻炎などさまざまですので、まずは鼻内の診察、採血、CT検査などを行って原因を確認していきます。ポリープを伴う副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症、肥厚性鼻炎が原因なら、外科手術による治療が有用です。手術は日帰りで行っていて、局所麻酔または全身麻酔を使って行うので、術中の痛みもご安心ください。アレルギー性鼻炎が原因の場合に外科手術を選択肢とすることもありますが、患者さんのライフスタイルや性格によっては、舌下免疫療法や内服薬による治療が適している場合もあります。

Q耳鼻咽喉科で治療を受けるメリットについて教えてください。
A
20220601 5

▲内視鏡での日帰り手術が可能な同院

まずは、耳鼻咽喉科だからこそ、鼻や喉に睡眠時無呼吸症候群の原因となっている異常がないかを一通りチェックできることがメリットでしょう。扁桃肥大などの問題が見つかれば、外科的な治療を行って原因を取り除いていくことにもつなげていくことが可能です。そしてもう一つのメリットは、耳鼻咽喉科は鼻詰まりの治療を得意としています。もし鼻詰まりが気道確保ができていない原因なのであれば、その鼻詰まりの治療することで、睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP療法の助けとなっていくと考えています。

ドクターからのメッセージ

武田 桃子院長

重症化した睡眠時無呼吸症候群は、放置すると長期にわたって心臓など体に負担をかけ続けることになり、内科系疾患に対するリスクが大幅に上がってしまいます。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に起こるため自分では自覚しづらいことから、治療を後回しにしがちですが、家族からの指摘や自覚症状など気になることがあれば早めに受診してほしいですね。当院では、睡眠時無呼吸症候群の検査と同時に喉や鼻全体も確認し、睡眠時無呼吸症候群の治療を妨げる鼻詰まりの治療として、内視鏡による鼻の手術を日帰りで行っています。家族に睡眠時のいびきを指摘された、日中眠くてたまらないといったことがありましたら、一度ご相談ください。

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