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最近はコロナ禍の生活変化の影響も
心身の不調を感じた時の対処法

田町三田こころみクリニック

(港区/田町駅)

最終更新日:2022/05/10

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  • 保険診療

長引く体調不良。しかし検査を受けても異常が見つからない。一般に不定愁訴と呼ばれるような診断のつかない心身の不調には、更年期障害によるホルモンの影響や、メンタルの問題が影響しているケースも考えられるが、近年は新型コロナウイルスの感染症後にみられるケースもあると「田町三田こころみクリニック」の大澤亮太理事長は言う。未曾有のパンデミックは当たり前の日常生活を一変させ、外出自粛要請や休校措置といった制限の数々が大きなストレスとなり、睡眠障害や不眠症、うつ病、倦怠感など原因不明の心身の不調を訴える人が増えているという。同院では、そんな原因不明の体調不良に対し、投薬や生活改善指導といったさまざまなアプローチで治療に取り組んでいる。診療の現状や治療方法、受診すべきタイミングなどについて詳しく聞いた。

(取材日2022年4月22日)

倦怠感やうつ、不眠、息苦しさなど患者一人ひとりの症状に合わせて、多彩な治療の選択肢を

Q原因不明の心身の不調に関する相談が増えているようですね。
A
1

▲一人ひとりに適した治療法の提案を行っている

私どものクリニックは精神科、心療内科の見地から患者さんの状態を拝見しますから、基本的には体の病気として明らかなものが見つからないのに心身につらい症状が続いているといった方が来院されます。メンタル面で過去にも何らかの不調を抱えた経験のある方に加え、最近は特に、これまであまり病気と縁がなく元気に生活されていた方で、昨今のコロナ禍による生活の劇的な変化、あるいは自身が新型コロナウイルス感染症を罹患したことなどをきっかけに、不眠やだるさ、うつ、息苦しさなどの不調が続いているといったご相談が増えてきています。

Q心身の不調とは具体的にどのような症状があるのでしょうか。
A
2

▲複数の医師で心の問題に対応している

倦怠感、疲労感を訴える方が非常に多いですね。またメディアなどでよく取り上げられている「ブレインフォグ」という言葉をご存じでしょうか。これは文字どおり頭の中にもやがかかったような状態で、仕事や勉強などに集中できない、読んだり聞いたりした内容がうまく頭に入ってこないといった症状です。あとはやはり不眠やうつ状態に陥っている方、味覚・嗅覚障害、慢性疲労に悩んでいる方もいらっしゃいます。こうした症状に悩んでいる患者さんが増加傾向にある現状に対し、私は新型コロナウイルス感染症との関連や、このコロナ禍が心身に与える影響も含めて、さまざまな可能性を排除せず、患者さんのお話を伺うようにしています。

Q新型コロナウイルスの感染拡大も影響していると?
A
3

▲ウォーターサーバーを設置した居心地の良い待合室

私はその可能性はあると考えています。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛要請など、ここまでドラスティックな日常生活の変化はどなたにとっても非常に特殊な体験ですから、実際に感染したか否かに関わらず、心理的な要素で心身の不調が続いている方は多いでしょう。また、新型コロナウイルス感染症で陽性の判定を受けた方の中には、感染時期によっては社会的に厳しい目を向けられることへのストレス、死が迫って来る恐怖を経験した方もいらっしゃいます。新型コロナウイルス感染後に長引くさまざまな症状については、現在世界中で研究が進められています。当院ではそうした新しい情報にも常にアンテナを張り、診療に役立てていく考えです。

Qそうしたさまざまな不調に対しどのような治療を行っていますか?
A
4

▲プライバシーに配慮した診療を行っている

原因不明の体調不良は、症状が多岐にわたりますから、基本的には対症療法ですね。生活指導のほか、抗うつ剤や漢方などの薬物療法も必要に応じて行っています。例えば、疲労感を訴える患者さんに対する生活指導を少しご紹介すると、急性期は運動を控えて静養することが大切ですが、折を見て行動を活性化させていくことが症状のスムーズな改善につながることもあります。ですので、疲れないように注意しながら、身の回りの家事をする、少し外に出て軽い散歩をするなど、無理のない範囲で段階的に活動の強度を上げていくことも、タイミングを見ながらアドバイスしています。

Q受診すべきタイミングについて教えてください。
A
5

▲さまざまな治療法を用意している

当院の患者さんたちも、かかりつけの内科を受診して検査を受けても異常は見つからず、どこに行けばこのつらい症状から解放されるのかと、悩みながらここに来られる方が多い印象です。明らかに不調が続いているのに、病院で検査を受けても病名がはっきりしないというのは、本当に不安ですからね。不調があった際にどのタイミングで医療機関を受診するのかは個人差があるとは思いますが、何らかの不調があったとしても2週間~1ヵ月もすれば元の生活に戻れるというのが一般的。普通の病み上がりとは思えないような状態が2週間以上続いているようであれば、ためらわず早めに受診していただくことをお勧めします。

ドクターからのメッセージ

大澤 亮太理事長

何科を受診していいかわからない原因不明の体調不良に悩んでいる方は決して少なくありません。更年期の症状やメンタルからくる症状に加え、最近では新型コロナウイルス感染症の感染拡大に起因する心身の不調も目立ってきています。そういった症状に対し、当院が中心となり、3法人共同で症状改善につながるrTMS療法を探っていくための研究に着手するほか、慢性上咽頭炎に対するBスポット療法(擦過療法)などにも注目し、耳鼻科とも連携してさまざまなアプローチで症状改善の道を追求していきます。手探りでの治療となっているのが現状ですが、私たちと一緒に改善方法を探っていきましょう。

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