全国のドクター8,959人の想いを取材
クリニック・病院 160,758件の情報を掲載(2021年9月17日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市西区
  4. 横浜駅
  5. あいおい歯科横浜駅西口医院
  6. 「噛むと痛い」銀歯のトラブル定期検診で銀歯の再治療を防ごう

「噛むと痛い」銀歯のトラブル
定期検診で銀歯の再治療を防ごう

あいおい歯科横浜駅西口医院

(横浜市西区/横浜駅)

最終更新日:2021/09/08

Main Main
  • 保険診療
  • 自由診療

詰め物を作製する際に保険適用の材料としてセレクトされることも多い「銀歯」だが、過去に治療をしたはずの銀歯が何もしていなくても痛んだり、噛んだときに痛みを感じたりする場合にはどのように対処すればよいのだろう。銀歯が痛む場合は、虫歯の再発、歯周病、歯根破折、歯の詰め物の接着剤の劣化などが考えられるという。根尖性(こんせんせい)歯周炎などの疾患が発生している可能性もあるので注意が必要だ。あらゆる疾患の可能性を視野に入れた総合的診療をめざす「あいおい歯科横浜駅西口医院」の浜島均院長は「メタルフリー素材を使うことである程度の予防は期待できますが、最も大切なのは定期的なケアです」とアドバイスする。今回は浜島院長に、銀歯の痛みの原因や対処法、定期検診の重要性などを聞いた。(取材日2021年8月16日)

銀歯の下にさまざまな疾患が潜む可能性も。治療後も放置せず、数年に一度はクリニックで状態チェックを

Q銀歯を入れた箇所が痛んだりする原因は何でしょうか?
A
1

▲銀歯の痛みはトラブルのサイン

歯が痛い場合は、歯の中にある神経、もしくは歯の周囲の骨や歯根膜などが痛みを感知しているケースが考えられます。原因としては、虫歯の再発、歯周病、歯の根っこが割れたりひびが入ったりする歯根破折などが挙げられます。また、歯の詰め物の接着剤が劣化したせいで接着強度が低下して痛みを感じることもあれば、口内の細菌感染によって歯根の先端に炎症が起こる根尖性歯周炎が慢性化して、膿が袋状にたまる歯根嚢胞が痛みの原因になっていることもあります。銀歯を入れた直後に痛みが出る場合は、一時的に神経が過敏になっているだけで、時間がたてば治まることも多いようです。

Q銀歯をかぶせた歯が痛んだときの対処法を教えてください。
A
2021 0824 2

▲定期検診で銀歯の再治療を防ごう

虫歯の再発が原因であれば、銀歯を外して必要な治療を行います。銀歯の外から中の状態を確認できないので、患者さんのお話を伺ったりエックス線撮影をしたりして、虫歯の再発が濃厚であれば銀歯を外すというイメージです。詰め物を装着してかなり長い時間がたっている場合は、詰め物の接着剤の劣化が考えられるので、詰め物を外して中を確認することを推奨しています。歯周病が原因であれば、歯周組織の検査や歯石除去などの歯周病治療を行います。根尖性歯周炎や歯根嚢胞になると、マイクロスコープを用いた根管治療が必要になることもあります。あとは予防策として、日頃から口内を清潔に保つためにケアすることも大切です。

Q銀歯をかぶせた歯が痛む時は歯が割れている可能性もありますか?
A
3

▲銀歯の下にさまざまな疾患が潜む可能性も

はい、歯の根っこが割れたりひびが入ったりする歯根破折が起こっていることがあります。歯根破折は、過去に治療で神経を取った人や、噛み合わせが悪い人、歯ぎしりをする人などに起こりやすいといわれています。歯根破折は割れ方によって対処方法が異なります。縦に割れている場合はかなり保存が難しいので、抜歯を行います。水平に割れている場合は、その深さによって治療法が異なります。歯を覆っている歯茎よりも上で割れている場合は、何らかのかたちでそこに支柱を立てて歯を残す治療を施しますが、歯茎よりも下で割れている場合は、保存が難しくなるので抜歯を行うことが多いです。

Q銀歯の痛みは、メタルフリー素材を使えば防げるのですか?
A
2021 0824 4

▲納得できる方法を選べるよう、多くの選択肢を用意しているという

銀歯の痛みの原因となる虫歯や歯周病の発症リスクは、銀歯とメタルフリー素材とで大きく異なることはありません。しかし歯根破折は、メタルフリー素材を使うことで、起こりにくくすることは期待できると思います。かぶせ物をメタルフリー素材にするというよりも、治療に使う支柱の素材が肝心です。メタルポストと呼ばれる金属の支柱を使うと、支柱が丈夫なぶん歯に負担がかかり、歯が破損してしまう可能性があるのです。ファイバーコアなどの樹脂製支柱を使えば、過度な力がかかり続けると支柱自体が割れるので、その代わり歯が割れることはほとんどありません。当院ではかぶせ物を行う際、すべての症例に対し樹脂製の支柱を採用する方針です。

Q銀歯の再治療を防ぐために、歯科医師として実践していることは?
A
5

▲数多くの症例に携わった経験を生かして治療法を提案する

銀歯の痛みの原因となる虫歯の再発頻度を減らすために、できるだけ封鎖性の高い詰め物を作ることを心がけています。封鎖性が高いとは、元の歯の形状を維持できるという意味です。詰め物を作製する際は、石こうでの型採りやトリミングの工程があり、この工程途中で何らかの変形が生じると、歯にフィットしない封鎖性の低い詰め物になってしまうのです。当院ではそれを防ぐために、型採りの際にはより操作性に優れたシリコン材料を採用。このほかにも、銀歯の再治療や歯根破折を回避するためにメタルフリー素材を希望される場合は、保険適応のメタルフリー素材も選択肢としてご用意しておりますので、ぜひご相談ください。

ドクターからのメッセージ

浜島 均院長

銀歯は頑丈なので、「一度入れたら、何十年ももつ」と思っている方もいるかもしれません。しかし銀歯自体は問題なくても、接着剤が劣化していたり、中で虫歯が再発していたりする可能性はあります。ですから、銀歯のある方は定期的に歯科検診を受けてメンテナンスすることが大切です。歯根嚢胞や根尖性歯周炎は肉眼で確認できないこともありますし、虫歯の再発も銀歯に隠れていると見抜くことが難しいので、できればエックス線撮影を定期的に行って見えない部分を確認してほしいですね。歯は毎日使うものですから、治療が終わったら安心と放置せずに、きちんとメンテナンスしてあげましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックのかぶせ物/12万1000円~28万6000円、セラミックの詰め物/5万5000円~6万6000円

Access