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上田 直樹 院長の独自取材記事

うえだ内科ファミリークリニック

(松江市/松江駅)

最終更新日:2021/10/12

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松江市西津田、国道9号線や県道21号線からのアクセスもしやすい好立地に「うえだ内科ファミリークリニック」が2020年10月にオープンした。さわやかな白とブルーの外観が目を引く新しい“町のクリニック”には、上田直樹院長の「苦痛の少ない検査でがんを早期発見してほしい」という強い願いから、総合病院が備えるようなCT検査装置が用意されている他、大腸と胃の内視鏡も検査を受ける人の苦痛を軽減するために先進の機器を導入。2021年9月からは常勤の小児科医が加わり、平日から土日の診療にも対応する「ファミリークリニック」へと体制を強化。「いつも頼りになる家族のかかりつけ医になりたい」と、穏やかな笑顔で患者に寄り添う上田院長に話を聞いた。

(取材日2020年11月10日/更新日2021年10月08日)

がんを早期発見し早期治療につなげたい

医師をめざされたきっかけは?

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中学生の頃に母が乳がんになりました。母が闘病している時に主治医をしてくださっていた先生から「あなたがお医者さんになってお母さんを治してあげなさい」と言われて、お見舞いに行く度にいろいろ教えてもらうようになりました。そうしたつながりから医師をめざし始めました。医学部に合格して、大学1年生の夏に母は亡くなりましたが、私が医師への道を歩み始めた姿は見てもらうことができました。がんは早期発見、早期治療が一番重要です。早期発見につなげるためには検診などで検査を受けることが重要で、内視鏡を使った検査が用いられることも多くなりました。内視鏡の検査は基本、一人でするもので、自分の努力で技術を習得したり、向上させたりすることができます。その処置をできるのが消化器内科で、がんの早期発見、早期治療に貢献できる医師になりたいと思い、内科を選びました。

クリニックの開業を決意されたのはいつ頃ですか?

医師は10年たって、やっと専門の知識や技術が身につくともいわれています。早く独り立ちして自分の医療を患者さんに届けたいと思っていたので、医師になって10年目になる年に開業しようと思っていました。研修医として勤めだした年から逆算して、この時期までにはこれを達成するなど、計画的に目標を決めて経験を増やしてきました。そうして10年目を迎えた2020年に、松江市でクリニックを開業しました。また、松江市には日曜日に受診できる内科・小児科が少なかったので、当院では日曜日も診察をしようと決めていました。小児科についても、開院当初は島根大学医学部附属病院の小児科の先生たちにお手伝いいただいて小児科の日曜診療を開設していました。そして、2021年9月からは柴田直昭先生に常勤の小児科医師として入職いただき、平日、土・日曜問わず、「子どもから大人まで診てもらえるファミリークリニック」へとパワーアップしました。

アクセスしやすくて、明るく、通いやすそうなクリニックですね。

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ありがとうございます。気軽に来ていただけそうな立地を選びました。内装はスタッフとも相談して、白を基調にした清潔感のあるデザインにしました。玄関やトイレまでは靴で入ってこられる造りにして、全フロアがバリアフリーになっています。外観は大きなガラス張りにして、患者さんのプライバシーに配慮しながら外からも中の様子がわかるようにし、小さいお子さんからお年寄りの方まで、みんなが入りやすいクリニックをめざしました。女性の死亡原因で大腸がんは常に上位に入っています。大腸がんが進行してしまう大きな要因の一つとして、女性が大腸検査を受けるのを「恥ずかしいから」とためらわれることが挙げられると思います。そのために、女性スタッフの意見も参考に、女性が抵抗なく来ていただきやすい雰囲気づくりを心がけました。

内視鏡検査の前段階としてCT検査を用意

設備へのこだわりを教えてください。

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クリニックでは少ない大腸のCT検査を導入しています。大腸がんの検査は検便から行いますが、検便で潜血が確認されても次の検査を受けに来られない方がとても多いのが現実です。それは、次の検査が内視鏡検査であることが一般的だからだと思います。皆さんの内視鏡検査に対するハードルは、医療者が考えるよりもとても高いと感じます。そのハードルを少しでも下げるために、当院では大腸のCT検査を用意したのです。これまで、CT検査は総合病院で受けることが多く、希望しても予約が必要で、当日の待ち時間も長いかもしれないと足が遠のく方が多かったですが、当院のようなクリニックで少ない待ち時間で提供できれば、より前向きに検査を受けてもらえるのではと思いました。CTの画像をもっと細かく調べたい時は、専門の先生に画像を送って診てもらい、早ければ2時間ほどで診断結果をお伝えできるという連携体制を整えています。

大腸検査の他に胃がんの検査体制も整えておられますね。

はい。そもそも、がんを早期に見つけるためには、症状が出てから検査を受けるのでは遅く、症状が出ていない段階から定期検診などで検査を受けておかれることをお勧めします。私はよく患者さんへ「寿命を買うための検査ですよ」とお話しします。検査して何も異常がなければそれでいいし、例えば何か異常があったとしても早期治療につなげやすい。胃カメラは、細い内視鏡を使い、体への吸収の早い二酸化炭素で胃を膨らませるなどの工夫をして、苦痛を減らす努力をしています。大腸カメラでも、体に負担の少ない前処置薬を用いて、胃カメラ同様、二酸化炭素で腸を膨らまし、挿入性の良さを重視した先進の内視鏡を使って、苦痛をなるべく軽減できるよう配慮しています。大腸カメラが苦手な方にはCT検査をご提案しています。

他にどんなところに配慮されましたか?

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感染症対策として、入り口に顔認証式サーモグラフィーを置いて自動で体温目安を計測し、37.3度以上の方は院内には入らず、車で待機していただくようにしています。そして、他の患者さんとの接触を避けるため、メインの診察室とは別に、入り口すぐのところにも第二診察室を設けて、そちらで診察させていただくか、裏手の駐車場に車を止めてもらい、私が車まで出向いて診察させていただいています。ほか、院内の空気清浄機の設置はもちろん、予約システムの導入で、診察時間をばらけさせることで院内が密状態にならないようにしています。予約システムは、患者さんの待ち時間を少なくすることにもつながっているので好評です。

家族全員の「かかりつけ医」として地域の医療を守る

診療の際に心がけておられることはありますか?

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まず患者さんのご希望や、ご自分の症状に対してどう理解されているのかなどのご意見に耳を傾けて、一緒に相談しながら患者さんに症状や治療のことをしっかり理解してもらった上で、適切な選択肢を提案できるように心がけています。検査の他に、生活習慣病の予防・管理・治療をはじめ、風邪・気管支炎・胃腸炎・膀胱炎などの急性疾患の治療まで内科全般を幅広く診療しています。当院では、人間ドックも「早期がん発見コース」や「生活習慣病コース」など希望に合わせてお選びいただけるコースを用意しています。検診で異常があれば、そのまま当院で精密検査を行い、治療を開始することができます。検査や治療の度に違う病院に行ったりすることがないので、患者さんの負担軽減につながると思います。

休日の過ごし方を教えてください。

基本的にあまり休みがないのですが、長男がまだ幼いので、たまの休みには長男の遊び相手になってあげるのが私の仕事ですね。一緒に公園に行ったりして過ごしています。

読者へのメッセージをお願いします。

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今はインターネットでなんでもすぐに調べられる時代です。でも、それが本当に正しい情報なのか、真偽を確かめるには専門の医師に聞いていただくのがいいと思います。自分だけで解決せずに、些細なことでも相談してもらいたいです。「検便で再検査になったからもう大腸がんだ」と決めつけておられる方もいらっしゃいますが、決してそうではなく、検査してなんの異常もないということは多々あります。それを確かめるためにも検査を受けてほしいです。がんは、早期発見できれば治癒もめざせる病気です。苦痛の少ない検査をご提供できる設備をそろえていますので、気軽に検査を受けに来てください。専門の医師による小児科の診察もできますので、子どもからお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんまで、ご家族全員が受診できる「ファミリークリニック」、いつでも相談できる「かかりつけ医」で在りたいと願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

上部内視鏡検査/1万5000円~、下部内視鏡検査/2万2000円~、大腸CT検査/2万2000円~、人間ドック/早期がん発見コース:8万円~、生活習慣病コース:4万円~

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