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虫歯になりやすいので注意したい
治療後のコンポジットレジン

あいあーる歯科目黒駅医院

(品川区/目黒駅)

最終更新日:2022/05/10

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  • 保険診療

虫歯治療でも使われることの多い「コンポジットレジン」。白いプラスチック素材なので天然の歯に色合いも近く、金属アレルギーの心配もないとされる。「あいあーる歯科目黒駅医院」の三宮慶邦院長は、その特性や利点を生かし、浅くて小さな虫歯の治療にコンポジットレジンを活用している。ペースト状で歯科医師にとっても扱いやすく、歯の修復が比較的容易に行いやすいのだという。一方、コンポジットレジンには割れやすいというデメリットがある。また経年による収縮も避けられない。収縮で歯との間に隙間ができ、そこに汚れがたまってしまうと虫歯につながることもある。「治療後は定期的なメンテナンスで、収縮や着色をチェックすることが大切です」と話す三宮院長に話を聞いた。

(取材日2022年2月16日)

小さな虫歯治療に適したコンポジットレジン。力のかかる奥歯への使用は、虫歯につながる割れ・収縮に注意

Qコンポジットレジンとは、どのようなものなのでしょうか?
A
1

▲詰め物やかぶせ物に使用される素材の一つ、コンポジットレジン

歯科治療で詰め物やかぶせ物に使用する素材の一つです。改良を重ねつつ50年以上前から使われており、歯科医師にとっては昔からなじみのあるものですね。白いプラスチック素材で、原材料はセラミック粒子と合成樹脂です。歯に詰める段階ではペースト状ですが、特殊な光を当てると固まる性質を持っています。またひと口に「コンポジットレジン」と言ってもいくつかの種類があり、保険診療のものもあれば自費診療扱いとなるものもあり、症状によって使い分けられています。

Qコンポジットレジンのメリットとデメリットを教えてください。
A
2

▲健康な歯を削る範囲も少ないなどのメリットがあると話す三宮院長

虫歯以外の健康な歯を削る範囲も少なくて済み、歯の修復が比較的容易に行いやすいのがメリットです。銀歯など金属を用いた治療では接着のためにセメントを使いますが、コンポジットレジンは光で固まりますから接着のための素材は必要としません。また天然の歯に近い色合いですので、銀歯と比べて自然な仕上がりが期待できます。デメリットは割れやすいということ。割れるとそこから汚れが入り込んでしまいますから、力のかかる場所には適していないのです。

Qどのような場合に治療の選択肢になるのでしょうか?
A
3

▲修復範囲が少なく、力のかかりにくい場所の治療に適している

コンポレットレジンは、修復範囲が少なく、力のかかりにくい場所の治療に適しています。歯肉に近い際の部分が削れた場合や、浅くて小さな虫歯の治療では、コンポジットレジンのメリットが生かされます。症状によって奥歯に用いることもありますが、基本的には前歯から第一小臼歯くらいまでの治療に使います。また金属を使っていないので、金属アレルギーの患者さんにとっても選択肢の一つとなります。

Q適応範囲は意外と狭いのですね。
A
4

▲割れや収縮により着色や虫歯につながることも

そのとおりです。奥歯など力のかかりやすい場所に適さないのは、先ほどデメリットで挙げた「割れやすい」という特性が関係しています。もう一つ、銀歯などの金属と違い、コンポジットレジンでは「収縮」が起こります。経年により目に見えない程度の収縮が起こり、歯との間に隙間が生じてしまうのです。このような場所に汚れがたまると着色や虫歯につながることもあります。やはり歯の修復が比較的容易に行いやすいのがコンポジットレジンの良い点ですから、細かい部分に用いるのが合っています。

Q治療後の注意点を教えてください。
A
5

▲自分では気づきにくいので定期的にメンテナンスを受けよう

治療後は収縮をチェックするためにも、定期的にメンテナンスを受けましょう。収縮は必ず起こるものですが、ご自身では気づきにくい部分です。汚れの蓄積から虫歯に進むことを防ぐため、歯科医師の判断で詰め物の交換を行うこともあります。割れてしまった場合、一つの目安は「着色」です。もし定期的なチェックを受けていない場合でも、治療した部分の色が気になり始めたら、必ずメンテナンスにいらしてください。

ドクターからのメッセージ

三宮 慶邦院長

コンポジットレジンを使った治療は、そのほとんどが保険診療になります。また当院では取り扱っていないのですが、保存修復学を専門とした大学病院やクリニックなど、自費診療で受けられる医療機関もあります。保険診療であっても治療後の違和感はほぼありません。ただし歯科医師の技術に左右されることもありますので、違和感を感じたら主治医に相談すると良いでしょう。

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