三宮 慶邦 院長の独自取材記事
あいあーる歯科目黒駅医院
(品川区/目黒駅)
最終更新日:2022/06/21
目黒駅直結のビル内にある「あいあーる歯科目黒駅医院」。そのアクセスの良さから、昼休みや会社帰りに通う働き世代も多い。また土日祝日も診療を行っており、患者の利便性にも配慮している。三宮慶邦院長が大切にしているのは、患者とのコミュニケーション。患者一人ひとりに合った「オーダーメイド医療」をモットーに、めざすのは安心して通えるクリニックだ。医療法人社団二階堂会の歯科グループに属している同院。スタッフは系列の恵比寿院とローテーションで勤務しており、患者がどのクリニックを受診しても同水準の医療が提供できる体制を整えている。「基本に忠実に丁寧に診療しています」と語る三宮院長に、同院の診療の特徴について、また働き世代に多い虫歯や歯周病についても話を聞いた。
(取材日2022年2月16日)
働き世代に多い「虫歯・歯周病」は予防が大切
駅直結で通いやすいクリニックですね。
利便性の良さが当院の特徴の一つです。駅直結のビル内に位置し、忙しい方でも通いやすいと思います。現に当院の患者さんは働き世代の方が多く、昼休みや会社帰りに通われています。土日祝日も診療していますので、ショッピングついでに立ち寄る方もいらっしゃいますね。また古くから目黒の地にお住まいの方にとっても、日々利用する駅の中で曜日を問わずに歯科治療が受けられるのは、メリットといえるでしょう。当院は医療法人社団二階堂会の歯科グループの一院で、二階堂会では当院と恵比寿にあるクリニックで歯科医療を展開しています。
患者さんは働き世代の方が多いとのことですが、どのような症状で受診されていますか?
虫歯・歯周病のご相談がとても多いですね。虫歯は痛みのないうちに治すのが理想ですが、それは早い段階ならば歯を削る量も少なくて済むからです。虫歯が痛いと感じたら、それはすでに進行している状態。そのまま放置してしまうと、神経は壊死し、歯はボロボロに溶けてしまいます。また歯周病を放置すると歯や歯茎へのダメージはもちろん、口臭もきつくなります。さらに影響は口腔内だけにとどまりません。歯周病ではひどい臭いの膿が発生するのですが、膿というのは筋肉・骨・血管にまで入り込んでしまうのです。膿がたまって顔が腫れたり、敗血症を起こしたり、時には心臓にまで悪影響を及ぼしたります。そうなる前にぜひ歯科医院を受診することをお勧めします。
虫歯・歯周病は予防が大切ということですね。
そのとおりです。初期の虫歯は痛みを感じませんし、口臭は自分では気づきにくいもの。定期的に歯科医院でチェックを受け、兆候があれば早めに対処し、口腔内を良い状態に保ちましょう。「何も異常がない」とわかるだけでも収穫ですし、プロのクリーニングを受ければ、歯も気持ちもすっきりするでしょう。クリニック通いを習慣づけるためには「通いやすさ」も重要です。その点、駅直結という立地は無理なく通い続けるポイントになるかもしれませんね。また歯科医院から足が遠のく理由の一つに「痛み」そして「音」があります。当院では患者さんのその思いを十分に理解し、不快感が和らぐようにさまざまな工夫を取り入れています。入り口をのぞくだけでも、きっと明るい雰囲気を感じていただけると思います。
患者の気持ちを尊重し、常に丁寧な対応を
先生のご経歴をお聞かせいただけますか?
神奈川歯科大学を卒業後、東京女子医科大学の歯科口腔外科で研鑽を積みました。口腔外科というのは、首から上・目から下の病気すべてが対応範囲。親知らずの抜歯、顎の骨折、腫瘍や口腔がんなど、患者さんの症状もさまざまでした。大学病院では教授職も務め、客員教授になってからは、同大学病院の特定関連診療所でもある会員制のメディカルクラブで診療にあたりました。主に携わったのは、一般歯科の治療と口腔がんの検診です。その後ご縁があり、医療法人社団相生会の歯科グループ各院で勤務にあたり、当院の前身である「あいおいクリニック皮膚科歯科アトレ目黒」の院長に就任。そして今年2022年に当院は医療法人社団二階堂会の一院となりました。私もあらためて気を引き締めながら、丁寧な診療と気持ちの良いサービスを提供できるよう尽力しています。
得意分野についてお聞かせください。
歯科全般さまざまな症例に携わってきましたので、矯正以外の診療は一通り対応しています。その中で得意分野を挙げるとするならば「抜歯」です。難しいといわれる症例も数多く手がけてきました。またクリニックでは腫瘍や口腔がんの治療にあたることはほぼありませんが、やはり口腔外科で重度の症例も診てきましたから、程度の見極めには長けているかと思います。例えば大学病院を紹介すべきかどうか、手術が必要な状態かどうか、などの判断ですね。医療機器や設備の面からも、大学病院にお任せすべき症例は、速やかに連携して治療を進めなければなりません。大学病院側に正しい情報を伝える場面でも、これまでの経験が役に立っています。
診療で心がけていることは何ですか?
何よりも患者さんの気持ちを尊重し、歯科医師はもちろん、スタッフも常に丁寧な対応を心がけています。治療の特徴や費用についてわかりやすくお伝えしているのもその一環です。患者さんの中には「歯科医師よりもスタッフのほうが話しやすい」という方もいらっしゃいます。その場合は診察前にスタッフが患者さんのお話を伺ったり、診察後に補足説明をしたりする場を設けることもあるんですよ。そこで得られた情報は、皆で共有しながら診療に生かしています。このような取り組みが、私たちがめざしている「安心して通えるクリニック」の実現につながっていくのだと思っています。
患者一人ひとりに合った「オーダーメイド医療」を提供
スタッフさんは、こちらと恵比寿院とのローテーション勤務だそうですね。
はい。これは患者さんがどちらに通っても、同水準で質の良い歯科治療を受けられるようにするためです。両院では合同で実習や勉強会を行うほか、スタッフが各クリニックをローテーションする仕組みを整え、サービスに偏りが出ないようにしています。法人全体のモットーは、患者さん一人ひとりに合った「オーダーメイド医療」を提供すること。患者さんには医師や歯科医師に言われるがまま治療を受けるのではなく、ご自身で自分に合った治療を選択していただきたい。そのために、患者さんが安心して何でも話せるクリニックでありたいですね。
スタッフさんについてあらためてご紹介ください。
若いスタッフが多く、皆とても勉強熱心です。ベテランと比べて勤務年数や年齢の壁は超えることはできませんが、決して知識や技術に不足があるとは感じません。当院にも恵比寿院にも日々多くの患者さんがいらっしゃいます。わからないことをゆっくり教えてもらう余裕はあまりありません。しかしスタッフたちは自ら参考書を開いて知識を深め、技術を高めています。またローテーション勤務ということもあり、臨機応変に対応しなくてはならない場面も多々あります。そのような中でも笑顔を絶やさず、患者さんの気持ちに寄り添っています。いつも感心していますし、誇りに思っています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
駅ビル直結というアクセスの良さを生かし、働き世代が通いやすいクリニックづくりにこれからも努めてまいります。また医療は日々進化していますので、私たちも常に新しい知識・技術を取り入れています。しかし良いものを無理やりに変えることはありません。診療スタンスは今までどおり、基本に忠実に丁寧に。患者さんとのコミュニケーションを大切にし、不安や痛みを感じさせないような歯科医療を提供します。その上で患者さんと時代のニーズに合わせ、柔軟に対応していきたいですね。