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睡眠時の食いしばりや歯ぎしりに
マウスピース型器具による治療

マリコ歯科クリニック

(渋谷区/代々木駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

日中や睡眠中に無意識に行っている食いしばりや歯ぎしり。放置したままだと歯がすり減ったり、顎を痛めたりするだけでなく、頭痛や肩凝りなどの悪影響を及ぼすこともあるという。代々木駅からすぐ、幅広いニーズに応える「マリコ歯科クリニック」で、食いしばりや顎関節治療に力を入れる渡辺敏光先生は、「原因を一つに特定できないからこそ、ヒアリングを丁寧に行い、可能性が高いものからアプローチしていきます」と語る。同院が推奨するのは眠っている間に装着するマウスピース型器具によるスプリント療法。歯ぎしりでかかる力をコントロールし、歯への負担軽減を図る。渡辺先生に食いしばりや歯ぎしりが口腔内や全身に及ぼす影響と、治療方法について詳しく教えてもらった。

(取材日2021年9月29日)

食いしばりや歯ぎしりの原因を突き止め、マウスピース型器具で歯にかかる力を緩和し歯のすり減りを防ぐ

Q無意識にしてしまう食いしばりや歯ぎしりの原因は何ですか?
A
1

▲端的でわかりやすい説明をしてくれる渡辺先生

ミュータンス菌が原因だとわかっている虫歯であれば、細菌を取り除けばいいのですが、日中や就寝中に無意識にしてしまう食いしばりや歯ぎしりの場合は多因子疾患といわれており、これが原因だと一つに特定できないのが特徴です。仕事や人間関係によるストレス、栄養不良や睡眠不足、噛み合わせの影響、また足を組む、頬杖をつく、一定の角度でテレビを見るなど姿勢や生活習慣の問題が挙げられていて、実にさまざまな可能性が考えられます。なので、患者さん一人ひとりに対し「これが強い原因ではないか」と見立ててヒアリングをしながら、いろいろな可能性を探っていくことが重要になってきます。

Q食いしばりや顎関節症で起こる症状はどんなものがありますか?
A
2

▲どんな症状がでているのか、具体的に伝えることが大事だ

起こり得る症状もさまざまです。例えば、口が開けにくい、顎の関節や歯が痛む、顎がカクカクと鳴る、顎の筋肉が張る、えらが出る、めまいや耳鳴りがする、頭の側面にある筋肉が疲労し頭が痛くなる、顎の下にある骨や筋肉が引っ張られて肩が凝るといった症状のほか、歯やかぶせ物がすり減り、場合によっては歯が割れてしまうこともあります。また、すり減ることで、物が噛みづらくなりますから別の歯で噛まざるを得なくなり、ほかの歯に負担がかかりお口全体に悪影響が出てしまいます。このように口腔内のみならず全身に関わるさまざまな問題につながってしまうため、食いしばりや歯ぎしりは放置せず、歯科医院で診てもらうことをお勧めします。

Qそれでは、どのように治療をしていくのでしょうか?
A
3

▲症状に合った治療法を提案しているという

食いしばりや歯ぎしりのタイプは、ぐっと噛みしめる「クレンチング」、ぎりぎりさせる「グラインディング」、カチカチと上下の歯をぶつけ合う「タッピング」の3つに分かれます。これらに対処する方法はいくつかありますが、睡眠中の歯ぎしりをコントロールするために用いられるのがマウスピース型器具で、軽度の食いしばりと横揺れの歯ぎしりに用います。スプリント療法ともいいます。ただ、歯がすれる、朝起きると顎関節が痛む、補綴物の破損を招く恐れのある強い癖がある方には、ほかの治療法を行う場合もあり、一番適した方法を提案するために、慎重な問診を心がけています。

Qマウスピース型器具にもさまざまな種類があるのですね。
A
4

▲同院では4種類のマウスピースを扱っている

大きく分けてソフトとハードタイプのマウスピースがあり、目的に合わせて使用します。ソフトタイプのものはラグビー、ボクシングなどスポーツ用マウスガードとして活用されており、歯の破折や口腔内のケガの防止のために装着します。ハードタイプで一般的なのは加圧成形によるマウスピース型器具ですが、このタイプは凸凹の部分で歯ぎしりを止めるように設計しているので、逆に顎や歯にストレスがかかる可能性もあります。そのため、当院ではスタビライゼーション型というマウスピース型器具を推奨しています。ワックスで盛り上げ噛む面をのっぺりとした形に作り、分厚く固いので口が開き、歯ぎしりでかかる力の分散を図ります。

Q治療時に注意することやメンテナンスについて教えてください。
A
5

▲困ったことがあればすぐに相談してほしいと渡辺先生

マウスピース自体は上の歯だけに着けるものですが、製作する際は上下の歯の型採りをする必要があります。もしも型採りが苦手な方は負担をできるだけ軽減するよう配慮いたしますので、事前にお伝えいただければと思います。マウスピースの使用中も、全体の歯が均等に当たるようバランスを見て細かな調整をしていきます。そのために何回か来ていただく必要も出てくるでしょう。また、噛む力が非常に強いため、装置を着けていても朝起きた時に歯が痛くなる方や、マウスピース型器具がなかなか合わないという方もいらっしゃいますので、そういった場合は我慢せずにすぐに相談してくださるようお伝えしています。

ドクターからのメッセージ

渡辺 敏光先生

食いしばりや歯ぎしりは、ストレスが原因となっていることが多く、ライフスタイルが変わることで軽減することがあります。例えば、定年退職や産休に入った瞬間、顎の筋肉がやわらかくなり歯ぎしりや食いしばりが減ったという人もいます。このように仕事のストレスが原因となっている場合は、そのストレスを取り除いたらいいのですが、全員の方が仕事をすぐに辞められるわけではありません。だとしたらきちんと対処しなければ、いずれ口内だけでなく体にもいつか悪影響が及ぶでしょう。当院ではまず、しっかりと原因をヒアリングし、それに必要な方法を決定させていただきます。歯ぎしりや食いしばりで悩んでいる方は気軽にご相談くださいね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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