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渡邊 麻里子 院長の独自取材記事

マリコ歯科クリニック

(渋谷区/代々木駅)

最終更新日:2020/11/06

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「障害がある人もない人も、健康な人も病気の人も、何の線引きもなく診る。そんな歯科医院があっていいと思うんです」と話すのは「マリコ歯科クリニック」の渡邊麻里子院長。歯科治療に恐怖心がある人、パニック障害の人、口元の美しさを追求する人……。開業以来、どんな患者も区別なく受け入れ、一般歯科から審美歯科、口腔外科、矯正治療まで幅広いニーズに高い専門性を生かしながら応えてきた。「欲張りだから、来てくれた人にはみんな笑顔になって帰ってほしい」と大きな目を輝かせて茶目っ気たっぷりに語る様子を見れば、スタッフにも患者にも「麻里子先生」と慕われる理由がすぐにわかるはずだ。時折、歯科のイメージを覆すような楽しそうな笑い声が響く同院で、治療のこだわりやモットーについて聞いた。
(取材日2020年10月26日)

どんな特徴があっても、当たり前に治療できる環境を

代々木駅から1分弱と、通いやすい好立地ですね。

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ご縁あって、先輩が診療していた場所を引き継いで開院してから8年がたちました。場所柄、患者さんはビジネスパーソンが中心です。水曜日は夜間診療として21時まで、その他の平日も19時まで診療しているので、会社帰りに立ち寄る方も多いですね。月曜日と木曜日は朝7時半から早朝診療も行っています。平日は毎日仕事で忙しく、週末も家族のために時間を使っていてお口の健康は後回し、という方に、上手に活用していただきたいです。一般的に歯科医院は緊張する場所だと思うのですが、当院の場合は「リラックスしたい」と受診する方もいらっしゃるんですよ。ぐっすり眠って、歯の痛みや不快感だけでなく疲れも取って帰っていただけたらうれしいですね。

障害や、病気のある方の治療も行っていると伺いました。

はい。パニック障害の方、持病がある方、歯科治療が怖い方など、さまざまな方がいらっしゃいます。一見するとそうした悩みとは無縁のように見える方が、「歯をきれいにしたいけど、機械の音が怖くて」と打ち明けてくださることも少なくありません。普通に治療をするのが難しければ、笑気麻酔や静脈内鎮静法という麻酔法を取り入れたり、別に予約枠を設けたりして、柔軟に対応しています。どんな特徴があっても、私にとってはみんな一人の患者さん。来てくれた方に、たまたま障害があるに過ぎません。差別をしないのは当然のこととして、区別したり、特別視したりもせずに受け入れ、その人の希望にできる限り応えることを心がけています。多様性を認め、誰のことも排除しないインクルーシブな社会、とよくいいますが、誰もが当たり前に治療を受けられるインクルーシブな歯科医院があってもいいですよね。

とてもすてきな考え方だと思います。いつからそう思われるようになったのですか。

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昔から、人を枠にはめることに抵抗感がありました。みんな同じ人間なんだから、みんなで工夫して一緒に暮らしていけばいいじゃないの、って。歯科医師になる時、そういう思いを後押ししてくれたのが、自身も歯科医師である父でした。父は補綴が専門だったのですが、補綴では対象となる患者さんも、患者さんを診る範囲も限られてしまうというんですね。歯科医師になるなら、患者さんを分け隔てなく、最後まで治療できたほうがいいというアドバイスを受けて、障害者歯科を専門に選んだんです。障害がある方を診るためというより、患者さんの一人として障害をお持ちの方がいらしたときに対応できるように、と考えての選択でした。

患者の笑顔のために、さまざまなアプローチを導入

お父さまの背中を見て、幼い頃から歯科医師をめざしていたのですか。

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いいえ、まったく(笑)。父も母も歯科医師ですが、歯科医師になるよう勧められたことはありませんでした。進学したのも普通の女子大だったんですよ。明確な将来の夢があって大学を選んだわけではなく、そういう時代だったからなんとなく進学したという感じでしたね。でも、あるとき、そうした漠然とした生き方を弟に叱責されて。弟は早くから医師をめざしていたので、私の様子が歯がゆかったんでしょう。「何になるつもりなのか」と強い口調で問われて、初めて真剣に自分の今後を考えました。それがきっかけで、女子大の卒業間近になって歯科医師になろうと決め、歯学部に編入し、再び学生生活を送ることにしたんです。卒業後は、障害者歯科や歯科恐怖症を専門に東京医科歯科大学医学部附属病院で研鑽を積み、2012年に開院しました。

開院にあたって、院内の設備や機器でこだわった点があれば教えてください。

有病者や歯科恐怖症の方などの治療に必要な血圧計、笑気麻酔、AEDなどは一通りそろえました。副院長が麻酔を得意としているので、一緒に診療するようになってからは、より確実にリラックスした状態で治療に臨んでもらうことをめざし、静脈内鎮静法を行うための設備も導入しました。静脈内鎮静法は多くの人の治療に役立つ反面、全身麻酔対応時に準じた設備と歯科麻酔科の技術が必要です。子どもから大人まで「ちょっと治療が怖い」という場合にも比較的気軽に使える笑気麻酔に加えて、静脈内鎮静法が使えるようになったことで、対応の幅がさらに広がりました。

審美歯科や矯正などについても、スペシャリストがいらっしゃるとか。

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かぶせ物が取れた、歯や歯茎が痛むなど一般的かつ急なトラブルに対応することはもちろん、「口元を美しくしたい」「噛み合わせを改善したい」「他院で断られた親知らずの抜歯をしてほしい」などのご希望にも高いレベルでお応えできるよう、審美歯科、矯正歯科、口腔外科のスペシャリストをそろえています。スタッフもリンパケアやホワイトニングなどの勉強をして、前向きに頑張ってくれていますね。リンパケアは、患者さんに疲れている方が多いと感じて導入したものです。パソコン画面と向き合うことが多い現代社会では、無意識のうちにぐっと歯を食いしばり、顎に余計な力が加わってしまうことがあります。食いしばりが原因と考えられる肩こりや頭痛に悩まされている方も少なくありません。診療の前に5分ほどお口周りのリンパをほぐすことで、皆さんに少しでもリラックスしてもらえたらと思って取り組んでいます。

患者の要望に応えるためスキルと対応力を磨き続けたい

スタッフさんを含めて、皆さんで心がけていることはありますか。

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技術面はもちろんですが、ソフト面でも「ここに来て良かった」と感じてもらえるクリニックでありたいと思っています。一人ひとりが人間性を高めていけるように、スタッフと一緒にテクニックや方法論に頼らないコミュニケーションの方法を学んだりもしているんですよ。そうした努力もあってか、笑って帰る患者さんが多いのも当院の特徴かもしれません。コミュニケーションがしっかり取れて、信頼関係が構築できると、してほしいことやしてほしくないことを遠慮せず伝えてくれるようになるのもうれしいことですね。一人ひとりの患者さんを皆で診るチーム医療で、患者さんのバイタリティーのサイクルを充実させていきたいです。

先生ご自身のモットーもお聞かせください。

すべての患者さんをトータルで診ること。これはできない、あれはできないということがないよう、患者さんがやりたいと思う治療を実現できる技術力と対応力を磨き続ける努力をしています。もちろん、歯科治療にハードルがある方にも制限なく治療を提供していきたいですね。信頼できるクリニックが見つからずに悩む歯科難民を、少しでも減らすお手伝いができたらうれしいです。また、患者さんに納得して治療に臨んでいただくための丁寧な説明も、大切にしていることの一つです。治療するかしないかを含め、最終的に選ぶのは患者さん。しっかり話を伺い、ライフスタイルに合った最善の方法を一緒に考えて、複数の選択肢を提示します。

最後に、今後の展望をお話しいただけますか。

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私、旅行が大好きで、そのうち世界を回りたいと思っていたんですよ。でも今は、患者さんを通して、このクリニックの中でさまざまな世界にふれられている気がしています。いずれ私が年をとったら、常連の患者さんも年を重ねているでしょうから、訪問歯科診療も視野に入れて長くお付き合いしていきたいですね。紆余曲折あって歯科医師になりましたが、今思うのはこれぞ私の天職だということ。患者さんも、この仕事を心から愛している歯科医師に診てもらったほうがきっと幸せでしょう。これからも変わらず、歯科医師という仕事に誇りと愛着を持って、一人でも多くの患者さんを笑顔にするために力を尽くすつもりです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

静脈内鎮静法(保険適用外)2万円〜2万5000円、笑気麻酔(保険適用外)3000円〜4000円、部分矯正、マウスピース型装置を用いた矯正/10万円〜30万円、セラミッククラウン/5万円〜15万円、オフィスホワイトニング/2万4000円、インプラント/35万円〜45万円(診断、CT撮影、ステント、セラミック補綴料、保証料込み)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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