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- マイタウンニュース「藤沢市」人の和を重視した政策が魅力
藤沢市
江の島や湘南海岸など観光資源に恵まれ、毎年多くの観光客が訪れる藤沢市。自然豊かな環境都市でありながら電車・バスの交通網も発達しており、近年は「住むまち」としての人気もますます高まっている。
藤沢市長インタビュー
人と人との「和」を大切に
住む人全員の幸せな暮らしを追求

- 鈴木 恒夫
- 市長
1950年藤沢市生まれ。早稲田大学教育学部卒業。1979年5月から1995年3月まで藤沢市議会議員(4期)。第29代議長を務める。1995年4月から2012年1月まで神奈川県議会議員(5期)。2012年2月より現職。現在2期目。「郷土愛」「人の和」「元気」を大切に郷土愛あふれる藤沢づくりにまい進。座右の銘は「苟日新 日日新 又日新」。
総合的な暮らしやすさが魅力
市民参加型のまちづくりで人の和と郷土愛を育む
観光地として有名な印象があります。まちの魅力をお聞かせください。
江の島や湘南海岸など海と緑の豊かな自然に恵まれていながら、交通面での利便性が高いのが魅力の一つです。電車に乗れば都心まで約50分、横浜へも20分ほどで出られます。近年では若い子育て世帯を中心に転入者が多くなっています。辻堂駅直結のショッピングモールをはじめ、商業施設が充実していることも特徴の一つです。
さらに注目していただきたいのが、東京2020オリンピック競技大会のセーリング競技会場に江の島が選ばれたことです。藤沢市としては、ボランティアなどを通した「市民参加型」の大会をめざしています。多くの市民が大会に関わることで、郷土への愛着が育まれていき、めざす都市像である「郷土愛あふれる藤沢~松風に人の和うるわし湘南の元気都市~」の実現にもつながっていくと考えています。
子ども、障がい者、高齢者
すべての住民が自分らしく生きられる社会を
子育て世帯が増えている中で、どのような支援策を行っていますか?
保育需要の高まりに対応するため、認可保育所や小規模保育事業の新設、藤沢型認定保育施設の活用など保育環境の整備を進めています。また、藤沢市には子育ての不安や悩みを相談することができる子育て支援センターなどが充実しており、地域団体による子育て支援も活発に行われています。こうした地域ぐるみの支援活動が盛んな点は、市の大きな強みですね。一方、医療面でも平成31年度から、通院にかかる小児医療費助成制度の対象年齢を中学3年生までに拡大する予定です。
また子どもの貧困対策として、返済の必要がない「給付型奨学金制度」や、民間団体とのマルチパートナーシップにより中学校・高校に進学する子どもを持つひとり親家庭に入学準備金を支援する「あすなろフレンドシップ就学支援制度」といった取り組みも実施しています。子どもたちがどんな境遇に置かれていても、平等に夢や希望を持てるようサポートしていきます。
最後に、市民の皆さんや読者の方にメッセージをお願いします。
藤沢市では、「藤沢型地域包括ケアシステム」と称し、子ども、障がいのある方、高齢の方など、誰もが住み慣れた地域でその人らしく安心して暮らせるまちづくりを進めています。中でも特徴的なのは、「地域の縁側」という地域住民が気軽に立ち寄れる居場所を市内に33カ所設置していることで、住民同士の交流や健康相談などさまざまな取り組みが行われています。
また、平成27年度から「藤沢市ロボット産業推進プロジェクト」を開始し、介護、リハビリテーション、見守りなどの生活支援を行うロボットの開発・実証実験を推進してきました。今後より一層の進展が見込まれる超高齢社会に対応できる体制づくりにつながればと考えています。
さらに市では、「健康寿命日本一」に向けた取り組みも進めています。これからも、市民の皆さんの健康増進を積極的に支援していきたいと思っています。
(取材日2017年11月9日)