生田 匡憲 院長、江藤 沙織 副院長の独自取材記事
イクティス歯科・矯正歯科クリニック
(さいたま市北区/土呂駅)
最終更新日:2021/12/23

土呂駅東口すぐの「イクティス歯科・矯正歯科クリニック」は多くの子育て世代が家族で訪れる歯科医院。院内はモダンで清潔感あふれる空間と和テイストの2つの空間からなり、特に畳敷きの和空間は緊張しがちな歯科治療を和みの時間に変えてくれる。岩手出身で明るく話し上手な生田匡憲院長と、穏やかで優しい人柄で慕われている江藤沙織副院長も子どもを持つ子育て真っ盛り世代。患者とは子育て仲間という意識で話が弾むことも多いという。そんな二人に多彩に話を聞いた。
(取材日2021年10月26日)
親子や兄弟姉妹で一緒に取り組む歯列矯正
こちらでは歯列矯正に多くの患者さんが取り組んでいるそうですね。

【生田匡憲院長】当院では、小さいお子さんから60代の方まで幅広い年齢層の患者さんが歯列矯正で通われています。親子や兄弟姉妹、ご家族そろってなど、皆さんで一緒に取り組まれているご家族も多いんですよ。以前は矯正歯科を担当しているのが私一人だったのですが、患者さんが多くなってきて、今はもう一人女性の歯科医師が来てくれています。二人体制になりましたので、患者さんのご都合に合わせて診察日を選んでいただける幅が広がりました。親子や兄弟姉妹など、ご家族一緒に取り組まれる場合には、治療費の家族割りや兄弟姉妹割などの制度もありますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。
矯正のための機器類もそろえられていますね。
【江藤沙織副院長】矯正の際には頭部エックス線規格写真を使用します。頭部横顔のエックス線写真を撮影・分析することで、歯並びだけが悪いのか、顎の骨自体に問題あるのかも確認できるのですよ。例えば顎の骨に歯並びを悪くする原因があるのに、歯並びだけをきれいに並び替えても、元に戻ってしまう可能性があります。特に成長期のお子さんは顎の骨が急に伸びたり、逆に伸びないこともあります。今後どの程度顎の骨が成長しそうか、しっかりと予測しながら矯正を進めていきます。また当クリニックではマウスピース型の装置を用いた矯正も行っています。最近では歯の型採りを行う3Dスキャナーを導入。口の中をスキャンする方式ですので、従来の方式よりも精度高く型採りをしていけますし、嘔吐反射の強い方のストレスも軽減されるようです。また分析ソフトやシミュレーターも用い、より正確・安全に行えるように努めています。
矯正時のマイナートラブルが気になるのですが。

【江藤副院長】当クリニックは一般歯科診療も行っていますので、矯正器具のマイナートラブルや、矯正中の虫歯などにも迅速に対応が可能です。何かあったときの対応がスムーズですので、患者さんの負担も比較的少なくて済むと思います。矯正前に歯周病などの治療を行ってから、矯正へ進む方も多いんです。矯正歯科は専門の歯科医師が月に数度歯科クリニックに来て担当してくれるスタイルや、矯正専門クリニックも多いのですが、当クリニックでは、一貫してここで受けていただけるので、患者さんには安心感があり、利便性も高いようです。お子さんにとっても慣れた環境で受診し続けられるのはメリットではないでしょうか。
矯正をできる限り安心で快適に進められるように
診察時の託児サービスが好評と伺いました。

【生田院長】子育て中のお母さん方は、ご自分のことは後回し。歯科医院に通う時間が取れず症状を悪化させてしまう方も多いんです。ですから安心して診察を受けていただけるよう体制を整えようと、予約制で保育士による無料の託児サービスを行っています。他にも待合室と診療室の2ヵ所にキッズスペースも設けています。お母さんが診療を受ける番になると「ママ頑張って」とかわいい声援が飛ぶこともありますし、お子さんが歯科医院に慣れるようで、その後の治療や検診への抵抗感もなくなるようです。またお子さんのお口の健康についてお話しする無料の「キッズクラブ」を定期的に行い、子どもの成長を助けるための食事や、お口の健康を守るためのアドバイス、子どもの気になる症状についてのご相談を受けたりしています。長期休みには親子イベントも行っていますので、気軽にご参加ください。
親子や兄弟姉妹で矯正に通っている方々の様子を教えてください。
【江藤副院長】互いに情報交換して治療への具体的なイメージができ、モチベーション高く治療に取り組んでいる方々が多いように思います。私たちも丁寧にご説明するようにしていますが、やはり漠然とした不安はあるもの。身近な人と一緒に治療すると、安心でき心強いみたいです。仲が良い方が多いですね。わが家の娘も5歳。これからよく観察し矯正を検討しようと思っています。私の他にもう1人女性歯科医師に治療に加わっていただき、2人体制になり予約の選択肢も広がりましたので、これまで以上に利便性高く通っていただけるようになったと思います。またご家族や兄弟姉妹で治療を受けられていて、祖父母がスポンサーというケースが多いですね。矯正歯科の大きなメリットは、歯並びを整えることで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを下げて自分の歯を長く健康に使えるようにしていけることにあります。
子どもの矯正を検討している方へアドバイスをお願いできますか?

【江藤副院長】小児矯正の一番のメリットは顎の成長する力を活用できること。例えば顎が狭く歯が並ぶスペースがない場合、大人なら抜歯することもありますが、顎がまだ成長中の子どもなら、3D装置を用いることで歯並びだけでなく、顎の成長にもアプローチしていけますので、歯を抜いたり削ったりすることなく進めることが可能なことが多いんです。3D装置は歯の裏側に装置をつけますので、目立ちませんし痛みや違和感もほとんどありません。軽度の噛み合わせや顎の発育の問題でしたら、生活習慣の改善や、就寝中に装置を装着するだけで済む場合もあります。下顎が上顎よりも前に出ているような場合には早めの対処が必要ですので歯が生えそろう前でもご相談ください。
歯科医師陣も患者も同世代だからこそわかり合える
産前産後期の患者さんも多いとか。

【江藤副院長】余裕のある産前に相談だけでもしておこう、と来院される方は多いですね。私も2人の子どもがいて出産経験がありますし、下の子はこの6月に出産したばかり。つわりなど産前産後の体調変化なども意識して治療計画を立案・提案させていただきます。体調の良い方なら産前から治療をスタートできますし、やってみてやっぱりつらい、となったらいったん休憩もできます。成人の歯列矯正ではワイヤー式、マウスピース型装置、併用など症状に合わせた一番適している方法を個別に検討してご紹介しています。例えば前歯だけ気になっている、という場合にはマウスピース型の装置を使う部分矯正も行っています。特に産後は託児サービスを活用し、ほんの少しですが治療を兼ねたリフレッシュ時間をつくられることをお勧めします。
お互いの尊敬する点を教えていただけますか?
【生田院長】副院長は仕事に対して真面目で真っすぐ。時には他のことは目に入らなくなるくらい集中して診療しています。患者さんのことを想う真摯な姿勢は本当に素晴らしいです。逆に私は常に全体のバランスを考えていたいタイプ。クリニック全体が機能しているか、患者さんの気持ちに寄り添えているか、いろんなことを同時に考え実行していくのが好きです。まったく違うタイプの歯科医師でコンビを組んでいるのが良いのでしょう。
【江藤副院長】院長の発想力の豊かさ、決断力には感心します。何か新しいことをするとき、衛生管理など基本的なことをきっちり押さえつつも、患者さんがどうしたら喜んでくださるか、心地良く治療を受けられるか、スタッフが働きやすいようにするにはどうしたらいいか、などクリニックをより良くするためにさまざまなアイデアを出しどんどん実行していく姿勢は尊敬します。
読者へのメッセージをお願いします。

【生田院長】当院には幅広い年齢層の患者さんが来院してくださっていますが、特に私たちと同じ子育て世代がご家族で通院されているケースが多いんです。子育てだけでなく、さまざまなことを学ばせていただいていますし、私たちが知り得た有益な情報は積極的にお伝えしたいと思っています。これまで本当に多くの人に支えられ今があります。だからこそ長く地域に根差した診療を続けお返ししていきたいと思っています。
【江藤副院長】私は患者さんが嫌だと思うことは絶対にしないと心に決めています。ぜひ楽しく遊びに来る感覚でお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とはオフィスホワイトニング/1万6200円~、ホームホワイトニング/2万1600円~、ジルコニアセラミック/10万8000円、歯列矯正基本料/64万8000円~、小児矯正/32万4000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/81万円~、マウスピース型の装置を使う部分矯正/43万2000円~、インプラント治療/38万8800円~※すべて税込み
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。