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加藤 秀昭 院長の独自取材記事

フェニックス歯科クリニック 

(さいたま市桜区/西浦和駅)

最終更新日:2020/12/16

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JR武蔵野線の西浦和駅から徒歩3分。大型スーパーマーケットの前にある「フェニックス歯科クリニック」は、2021年に開業10周年を迎える。院内に入ると、受付背景に備えられた水が流れ落ちるガラスウォールが目に入る。美しい眺めやその水音に癒やされる患者も多いようだ。加藤秀昭院長はとても穏やかな語り口が印象的な先生で、患者一人ひとりにじっくりと時間をかけて話を聞き、説明を行っている。「患者さんごとにお口の中の状況も違えば、考え方もそれぞれですから、その話にじっくりと耳を傾け、相談・納得の上で治療法を決めています」。乳幼児から高齢者まで幅広い世代が定期検診で通う同院の加藤院長に、最近の取り組みや診療体制などさまざまな話を聞いた。
(取材日2020年9月15日)

院内の空気まで安心できるクリーンな環境をめざして

院内はとても落ち着いた空間となっていますね。

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当院は1人ずつの患者さんにじっくりと時間をかけて話をした上で治療を行うスタイルなので、患者さんにできるだけリラックスして過ごしてもらえるようなデザインにしています。木目調を多用したインテリア空間や水が流れるガラスの壁を備えたのもその一環です。バリアフリーで車いすやベビーカーのまま診察が受けられますし、患者さんとスタッフが交錯しない分離動線にして、診察スペースは完全個室と半個室を2つずつ全4台の診療ユニットを備えています。個室もわりとゆったりとした広さを持たせていまして、もともとこうしたデザインにしたのは患者さんのプライバシーを守るためと、私たちスタッフが治療やケアに集中するためだったのですが、今にして思えば院内もある程度“ソーシャルディスタンス”が保たれた空間となっていますね。

現在は感染予防のために診療数も限定されていると聞きました。

4台ある診療ユニットをフル稼働ではなく3台に限定し、待合室が密の時間帯をつくらないよう診療数も制限しているので、予約が取りづらくなっていて、皆さんには申し訳ないなと思っています。もともと衛生管理に関しては力を入れていて、一度使用した器具はタービンヘッドまで、すべて滅菌消毒したあとに真空パックで包んで、毎回封を切ってそれを使っています。さらに新型コロナウイルスの流行以降では、全スタッフがフェイスシールドにマスク姿で臨んでいますし、患者さんにも検温、手洗い、うがいのご協力をお願いしています。

口腔外バキューム機器を導入されたのもその一環でしょうか?

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特にそういうわけでもなくて、厚生労働省の「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に申請する過程で、求められる施設基準としてこれまで順次導入してきたということです。また歯の研削による粉じんを機器が吸い取って除去し、院内の空気をクリーンに保つことは、患者さんはもちろん、歯科衛生士などスタッフの健康を守ることにもつながります。歯科クリニックでは、特有のにおいが気になるという方もいますので、皆さんに安心して治療を受けてもらうための取り組みとして導入しました。

わかりやすい言葉を使ってしっかりと治療内容を伝える

貴院の診療コンセプトも伺いたいと思います。

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歯の病気にかからないこと、そのサポートをすることです。当院には小さなお子さんから高齢者までが通われており、虫歯や歯周病で歯を失うことのないようにその手助けをするのが地域に根差したクリニックの務めと考えているからです。特に高齢となって、食べたいものが食べられないのはつらいことですので、悪くなる前にきちんとケアをして、できるだけご自分の歯を残して食事が楽しめるように、院内での定期的なクリーニングと自宅でのケアを大切にしてほしいと思っています。若い頃からしっかりと歯のケアをしていれば、年を取っても自分の歯で食事を楽しめることにつながりますから、当院はそのお手伝いをしていくということですね。

治療する上で大切にされていることは何でしょうか?

なるべく痛みが少なく、そして治療内容もしっかりと説明して相談し、納得してもらった上で治療を開始するように、ということです。例えば、麻酔時のチクリとした痛みの緩和を目的に、麻酔液を噴射する専用の装置により表面麻酔を行って、ウォーマーで人肌に温めた麻酔液を極細の針で注入しています。また患者さんと向き合ってしっかりと話をする際に心がけていることは、基本的に専門用語を使わず、患者さんが理解しやすい言葉を探して伝えることですね。特に初診ではいろいろと伺うことも多いので、30分くらい話をしてから治療に入ることも多々あります。痛みに対する応急処置をした際には、次回に詳しく話をするための時間を取っています。また、自分がどんな治療を受けているのかは不安でしょうから、治療中にも適宜「こうなっているのでこうします」と鏡を見てもらいながら説明を加えます。

院内のスタッフ構成についても教えてください。

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歯科衛生士は非常勤も含めて4人が働いています。予防歯科に力を入れていますので、歯を失う原因となる歯周病ケアを中心に、歯の磨き方、デンタルフロスの使い方など患者さんごとに適切な指導・アドバイスを行ってくれています。歯科医師は私の他に、週に2日ほど一般歯科を担当する女性の先生が来てくれていまして、私もお子さんの診療はしますが、当院はお子さんの患者も多いので助かっていますよ。矯正についても昭和大学出身の矯正歯科医が来てくれていて、月に1回、無料相談も行っています。矯正を希望されるのは主に永久歯に生え変わった学童期から中高生の患者さんです。治療の際は、エックス線写真は提携歯科医院に依頼し、その後の治療は当院で行います。基本はワイヤーとブラケットを用いる方法で行いますが、あまりに不正咬合が著しい場合などには昭和大学病院を紹介しています。

歯を失った際の選択肢としてインプラント治療にも注力

じっくり時間をかけて診療するスタイルはいつ頃から始められたのでしょうか?

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開業前に勤めていた歯科医院の院長から教わった姿勢でして、「まずは患者さんの話をしっかりと聞くように。仮にそれで30分かかっても価値ある医療行為だから」と言われて、それを開業以来、実践してきています。伺った内容と口腔内の状況から治療計画を立てますが、そこでも丁寧でわかりやすい説明をしますから、初診の場合はカウンセリングから1時間半かかることも珍しくありません。少なくとも30分はかけていますね。その時間のおかげで歯科医師としての私のことを知っていただけるし、患者さんからも話しかけやすくなる。そんなスタイルを気に入った方が、海外や沖縄などに転勤になっても、こちらにたまたま戻ってきた時に再び来院されていまして、それはとてもうれしいことですね。

勉強会や歯学セミナーにも熱心に参加されているそうですね。

地域に求められる歯科疾患全般に対応していくため、さまざまな分野について最新の知見や技術を学ぶためです。今は新型コロナウイルスの影響でオンラインで行われることが多いのですが、最近も歯周病やインプラントなどのセミナーに参加しました。インプラント治療を行うにあたり、骨量などを診るためのCTはメディカルスキャニングという医科歯科エックス線撮影専門の施設に依頼し撮影してもらうのですが、その後は院内で治療が完結します。現状、インプラントを希望する患者さん自体は少ないのですが、高齢となって歯を失った方に対して、インプラントも有用な選択肢です。私はもともと大学院では入れ歯などの補綴の研究をしてきましたので、それにブリッジもあわせた3つの選択肢を、自信を持って提案できる体制をめざしています。

最後に地域の皆さんへメッセージをお願いします。

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これからもお口の中のことで困っている患者さんを1人でも多くサポートしていこうと思っています。1人30分以上はかける診療スタイルですので、これ以上診療ユニットを増やすことはせず、どれだけ質が高くて、患者さんにも満足してもらえる治療を提供できるかが大切だと思っています。いずれ、通えなくなった高齢の患者さんの自宅まで訪問して診療ができればとの思いもありますが、今は目の前の患者さん一人ひとりに集中していきたいと考えています。地元の歯科医師会の活動の一環で、さいたま市が実施する後期高齢者検診や1歳6ヵ月の乳幼児検診なども行っていますので、そんな機会にでも地域の皆さんに来院していただければと思いますね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正:混合歯列期治療/33万円~・永久歯列最終治療/77万円~、インプラント治療/45万円~

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