病気・けがを知る

アトピー性眼症の症状、治療内容から初診に適した診断科目まで適切な病院・クリニック、医者の選択のために必要な知識をピックアップしました。アトピー性眼症について正しく理解しましょう。

アトピー性眼症あとぴーせいがんしょう

アトピー性眼症とは

アトピー性皮膚炎に伴って起こる目の疾患の総称。具体的には、白内障、眼瞼(がんけん)炎、網膜剥離、角結膜炎、円錐角膜など。顔のアトピー性皮膚炎が重症な人に多く見られるもので、症状によっては失明に至ることもあるため注意が必要。

症状

症状は疾患によって異なる。白内障は、視力が低下する、視界がかすむ、まぶしく見えるなどの症状が現れる。眼瞼炎は、まぶたに赤みや腫れ、かゆみが現れ、まぶたの皮膚が厚く硬くなることも。網膜剥離は、視界に常にゴミのようなものが飛んでいるように見えたり(飛蚊症)、光が突然ちかちかしたりする(光視症)症状が特徴的。角結膜炎は目の充血やまぶたの腫れを伴う。円錐角膜は、物がぼやける、歪んで見えるなどの視覚障害が現れる。

診断内容

目の疾患にアトピー性皮膚炎の合併が疑われた場合は、問診やアレルギー検査でアトピー性皮膚炎があるかどうか確認。目の疾患はそれぞれ検査・診断方法が異なる。白内障は、細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査と視力検査、眼底検査を行う。眼瞼炎は細隙灯顕微鏡検査や視診で。網膜剥離は、眼底検査と視野検査がメインとなる。角結膜炎は視診で結膜に小さなぶつぶつがないか確認したり、アデノウイルスを検出キットでチェックしたりする。円錐角膜は、細隙灯顕微鏡による検査を行う。

治療内容

アトピー性の白内障では通常の白内障同様眼内レンズの挿入手術を行うが、アトピー性の場合、合併症の関係などで不可能なケースも。眼瞼炎は軽症の場合、肌を清潔に保ち保湿剤で皮膚をケア。重症例ではステロイド剤や免疫抑制剤などを用いる。アトピー性の網膜剥離は通常の網膜剥離同様、剝がれた網膜を元に戻す手術や、硝子体が網膜を引っ張るのを解消する手術を実施。白内障と合併している場合は両者の同時手術を行うことも。角結膜炎では、ステロイド薬や免疫抑制剤で結膜と皮膚の炎症を治療するが、重症の場合は手術を要することがある。円錐角膜は一般的にハードコンタクトレンズによる矯正治療が行われるが、アトピー性皮膚炎を伴う場合は、合併症などの関係でこの治療が困難なケースも。その際は角膜の移植手術に切り替えたり、治療の阻害要因を先に治療したりする。

予防方法、治療後の注意

顔のアトピー性皮膚炎が重症化している場合、目の周りをこすったり、叩いたりすることで、白内障や網膜剥離などを合併する可能性がある。無意識にかいてしまうこともあるので、早めに皮膚炎そのものの治療を行うことが大切。皮膚炎の薬の中には目に影響を及ぼすものもあるため、使用の際は医師と相談すること。目の疾患の治療後は、再発などを防ぐために、やはり皮膚のケアをしっかり行う必要がある。白内障の手術をした場合、術後に目の周りをかいたり叩いたりするとレンズがずれるため、注意が必要。

初診に適した診療科目

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皮膚科に対応可能な病院・クリニック、医者を探すことができます。

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