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皮膚科で受けられるニキビ治療
痕を残さないためにも早めの受診を

柳田皮フ科

(一宮市/尾張一宮駅)

最終更新日:2025/01/17

柳田皮フ科 皮膚科で受けられるニキビ治療 痕を残さないためにも早めの受診を 柳田皮フ科 皮膚科で受けられるニキビ治療 痕を残さないためにも早めの受診を
  • 保険診療

多くの人にとって思春期にも大人になってからも悩まされることがあるニキビ。尋常性ざ瘡という皮膚疾患であるニキビはその段階によって薬やケアが変わってくるため、自己判断に頼らず皮膚科を受診することが望ましい。「乾燥肌や敏感肌の方は特に注意が必要です」と語るのは「柳田皮フ科」の柳田邦治院長だ。皮脂の分泌を抑えるニキビ対策用のスキンケアによって逆に刺激を受けることもあるため、医師の指導のもと、正しい薬の塗り方やケア方法を知ってほしいと話す。ニキビの改善に向けて、クリニック一丸となってわかりやすい説明や、きめ細かい治療を心がける同院のニキビ治療について話を聞いた。

(取材日2024年12月18日)

白から赤、黄色へと悪化するニキビ。状態に合わせ、医師や看護師の指導を受けて正しい薬の塗り方を知ろう

Qニキビにはどんな種類がありますか?
A
柳田皮フ科 患者の悩みや要望に応えられるよう幅広く対応している

▲患者の悩みや要望に応えられるよう幅広く対応している

ニキビは尋常性ざ瘡といい、毛穴が詰まって炎症が起こる皮膚疾患です。ホルモンバランスや生活習慣の乱れなどさまざまな原因により皮脂の分泌が増えて、皮膚の表面が盛り上がった状態になるもので、初期の段階は白ニキビ、黒ニキビと呼ばれます。もともと常在するアクネ菌が増え、炎症すると赤ニキビに、膿がたまると黄ニキビと悪化してしまいます。ニキビも問題ですが、ニキビが治まっても痕が残るというのもまた大きな問題です。ニキビ痕の改善を図るには自由診療の選択肢もあり、患者さんがどこまで求められているかを医師がくみ取ることも必要ですね。当院では、いかに痕を残さないようにするかも考えて治療に取り組んでいます。

Qこちらで受けられる治療について教えてください。
A
柳田皮フ科 院内作成のニキビパンフレット

▲院内作成のニキビパンフレット

初期の段階では塗り薬がメインとなりますが、飲み薬を併用する場合は患者さんによって漢方薬やビタミン剤を処方します。炎症が進み、赤や黄色になったニキビについては、抗生物質の内服薬や塗り薬、さらに漢方薬を併用することもあります。患者さんの中には「皮膚科で治療するのだから1~2週間で良くなる」というイメージを持つ方もおられるのですが、肌のメカニズム上、そんなに早い改善は見込めません。私は3ヵ月スパンで考えていきましょうと伝えています。ニキビの状態の変化に合わせて薬も変わっていきますので、どのように治療を進めていくか、順を追って説明しています。

Qニキビができたら皮膚科に相談すべきでしょうか?
A
柳田皮フ科 きれいな院内で安心して症状を相談できる

▲きれいな院内で安心して症状を相談できる

はい、皮膚科の医師による診断は重要です。自己判断して放置せず、それが本当にニキビなのか、あるいは類似する他の疾患なのか医療機関できちんと診断してもらいましょう。ニキビかそうでないかによって治療はまったく異なります。皮膚科では顕微鏡によるニキビダニの検出や、ニキビの類似疾患を鑑別するための皮膚生検を行っています。診断され、薬が処方されたら正しく塗ることも大切です。塗り薬によっては、ニキビの先だけなのか、全体に広げるのかなどニキビや肌の状態によっても違います。当院では、ニキビ全体の説明後、治療についてお話しし、その後看護師がお一人お一人に塗り薬の塗り方を丁寧にご説明しています。

Q医療機関での治療は大事なのですね。
A
柳田皮フ科 患者一人ひとりに合わせた薬や治療法を提案

▲患者一人ひとりに合わせた薬や治療法を提案

市販薬ですと、塗り方のほかにも、塗る量や塗る時間などが自己判断になるため、医師としては、やはり正しく塗ってほしいという思いがあります。間違った使い方による肌トラブルも心配です。また、薬だけでなく、ニキビがある間はスキンケアも注意が必要になってきます。例えば、ニキビ対策用の洗顔料やスキンケア用品は皮脂の分泌が多い方用ですので、乾燥肌や敏感肌の方がそれを使うと、より乾燥して肌がカサカサし、皮膚炎を起こしてしまうこともあります。ニキビ治療は薬だけでなく、スキンケアと合わせてトータルに管理し、進めていくことが重要。そのためにも医療機関を受診し、薬の塗り方やスキンケアの指導を受けてほしいと思います。

Q日常生活ではどんなことに気をつけたらよいですか?
A
柳田皮フ科 LED照射によるニキビ治療もしている

▲LED照射によるニキビ治療もしている

第一に、スキンケアに気をつけていただきたいですね。ノンコメドジェニックのものや低刺激のものがお勧めです。当院では、「クレンジングの際は包み込むようにして洗い、ニキビ部分は最後にする」「洗顔は、シャンプーとリンスのすすぎ残しがあるかもしれないため、洗髪後に行う」などスキンケアのポイントをまとめたプリントをお渡ししています。私が、皮膚科専門の医師が作成した資料を選び、看護師や事務スタッフが経験で得た情報を加え、読みやすくきれいにまとめてくれたのです。できあがりはもちろん私がチェックしています。インターネットでは発信元が定かでない情報もありますので、医療機関で正しい情報を得て生活に生かしてください。

ドクターからのメッセージ

柳田 邦治院長

ニキビのお悩みは、昔に比べて男女ともに非常に増えてきました。ニキビの治療はどうしても長くかかりますが、根気よく継続することが重要です。患者さんにとってはニキビの盛り上がりがフラットになったらそれで良いというわけではなく、ニキビ痕の赤みや色素沈着も薄くなったという時点がゴールだと思いますので、保険診療でもできることを提案するなど、お気持ちに寄り添っていきたいです。ただ、治療の開始が遅れてニキビが悪化してしまうと完治がとても難しくなりますので早めに受診してください。患者さんは不安が大きいと思いますので、説明は丁寧に、数ヵ月先まで見通しを立ててお話しするよう心がけています。

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