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特徴を理解して選ぶことが大切
歯の欠損時の治療法

いしはた歯科クリニック

(久喜市/久喜駅)

最終更新日:2023/08/25

いしはた歯科クリニック 特徴を理解して選ぶことが大切 歯の欠損時の治療法 いしはた歯科クリニック 特徴を理解して選ぶことが大切 歯の欠損時の治療法
  • 自由診療

事故や虫歯、歯周病などで歯が抜けてしまった場合、それを補う方法はいくつかある。しかし、「入れ歯が合わない」などと治療の結果に悩む人も多い。そんな中、「患者の要望を聞いた上で、その人にとってベストな方法を一緒に考える」というのが、「いしはた歯科クリニック」の石幡一樹院長のポリシーだ。患者自身が納得して治療法を選べるよう、それぞれのメリット・デメリットから費用感までしっかりと情報を伝えている。「耐用年数や他の歯への負担も理解しながら、後悔のない選択をしてほしい」と話す石幡院長に、入れ歯・ブリッジ・インプラントの違いなど歯の欠損時の治療について聞いた。

(取材日2023年7月25日)

どんな治療を受けるのか、判断するのは患者自身。耐用期間や他の歯への影響も理解して、後悔のない選択を

Q歯が欠損した際、治療の選択肢にはどんなものがありますか?
A
いしはた歯科クリニック 患者ニーズに合わせて、さまざまな治療を提案する

▲患者ニーズに合わせて、さまざまな治療を提案する

保険適用の入れ歯、保険適用外の入れ歯、インプラント治療、固定式の入れ歯であるブリッジなどがあります。そのうちどの方法がいいかは、欠損した場所や残っている歯の状況、そして患者さんが何を望んでいるかによりますね。例えば、右下の6歳臼歯を1本なくしたとして、両隣の歯が健康な状態であれば、周りの歯への負担が少なく元の状態に近い状態がめざせるインプラントがいいとは思いますが、まずは患者さんが何をお望みなのかをよくヒアリングするところから始めます。現状の入れ歯に不満がある方はどこが不満なのか、入れ歯を入れたことがない人は、取り外せるのがいいのかそれとも取り外しは嫌なのかなどを一つ一つ確認していきます。

Q入れ歯治療での、保険と保険外の違いについて教えてください。
A
いしはた歯科クリニック わかりやすく入れ歯の保険・自費の違いを伝えるために模型を用意

▲わかりやすく入れ歯の保険・自費の違いを伝えるために模型を用意

入れ歯は、保険診療の入れ歯のほか、ノンクラスプデンチャーやコーヌスクローネ義歯など、保険適用外のものなどがあります。保険と自費の違いは、素材の耐久性のタイプや、見た目の違和感の大小という点ですね。歯科の保険診療でも十分な治療は行えるのですが、見た目の美しさを想定したものではないんです。なお、義歯のメリットとしては、インプラント治療では難症例と言われるケースでも治療を行いやすいので、患者さんの負担が少ないことなどが挙げられるでしょうか。

Qインプラント治療は、どんなメリット・デメリットがありますか?
A
いしはた歯科クリニック ユニットにインプラント治療説明用のアニメーションを導入

▲ユニットにインプラント治療説明用のアニメーションを導入

メリットとしては、まず機能上も見た目上も元のご自分の歯に近いということ。また、取り外しをしないので違和感も少ないですし、楽だと思います。一方、デメリットはといえば、外科手術を受けなければいけないこと、痛かったり怖かったりする可能性があること、費用がかかることでしょうか。あと、患者さんがお年を召されて老人ホームなどに入った時に、インプラントの面倒は誰が見るのかという問題もありますね。自分での手入れが難しくなり、炎症などが起こってしまった時に、それまで担当していた先生が対応するのも、訪問歯科診療を行う先生が対応するのも難しい可能性があります。

Q入れ歯・ブリッジ・インプラントの耐用期間に差はありますか?
A
いしはた歯科クリニック オープンなユニットと個室ユニットを設置

▲オープンなユニットと個室ユニットを設置

耐用期間には大きな差があります。入れ歯の場合、保険のもので3~4年、自費の部分入れ歯で5~15年。治療から約4年たつと多くの入れ歯が破損・不具合などで作り直しになります。ブリッジの場合、神経を失った歯を含むかどうかで多少変わりますが、治療から約8年たつと作り直しする方が多いようです。神経のない歯へのブリッジは割れや亀裂を引き起こすこともあるため、慎重に検討しなくてはなりません。対してインプラントの場合、10年経過後に作り直しする方は少ないです。治療法を決める際は、このようなデータもぜひ参考にしてください。

Q他の歯にかかる負担についても教えてください。
A
いしはた歯科クリニック 患者が納得して決めてもらうことが一番と話す石幡院長

▲患者が納得して決めてもらうことが一番と話す石幡院長

保険の入れ歯を選択した場合、入れ歯のばねをひっかけている歯が揺さぶられて3~4年で抜歯に至ることが多いです。先ほどブリッジが神経のない歯に及ぼす影響を挙げましたが、ブリッジが選択できないからといって保険の入れ歯を選択しても、残念ながら歯の喪失の拡大をくい止めることは難しいです。また、保険の入れ歯の咀嚼能率は低いため、固い物をしっかり噛むことが難しいです。そこからお口の虚弱を意味するオーラルフレイル、そして全身の虚弱を意味するフレイルへとつながっていきますので、健康長寿の観点からも良い選択とはいい難いですね。一方でインプラントは入れ歯やブリッジと異なり、他の歯に負担をかけません。

ドクターからのメッセージ

石幡 一樹院長

当院では「80歳になってもしっかり噛める歯」をめざし、いつまでも奥歯で噛めて元気でいられるように治療を行っています。たとえ歯を失っても、できるだけ天然歯に近い噛み心地を取り戻して差し上げたいですね。「歯を抜かれたくない、削りたくない、痛い思いをしたくない、食事をおいしく食べたい」という場合は、インプラントがもっとも適していると私は考えていますので、欠損時はインプラントを治療の第一選択として検討することをお勧めしますね。今回の記事をきっかけに入れ歯・ブリッジ・インプラントの特徴を理解してもらえるとうれしいですね。ご自身のお口の中をどのようにしていきたいか。それを決めるのは患者さんの選択次第です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/40万円~、ノンクラスプデンチャー:ノンメタルクラスプ義歯/11万円~、コーヌスクローネ義歯/33万円~

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