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石幡 一樹 院長の独自取材記事

いしはた歯科クリニック

(久喜市/久喜駅)

最終更新日:2019/08/29

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JR宇都宮線久喜駅から徒歩2分の「いしはた歯科クリニック」は、2012年に院長・石幡一樹先生が開院。歯の寿命や健康に大きな影響を及ぼす「噛み合わせ・噛み癖」を重視した診療が特徴のクリニックだ。気さくで爽やかな石幡院長は、東京医科歯科大学大学院で専門的に入れ歯を学び、噛み合わせや顎関節症治療への取り組みで知られる父・石幡伸雄先生から噛み合わせ・噛み癖の治療の重要性を学び、自身も数多くの診療を経験。その知識と技術のもと、「一人ひとりの患者にとってベストな治療」をモットーに、歯と健康を守るための治療を実践している。石幡院長に理想の噛み方から診療への思い、将来の展望まで話を聞いてきた。
(取材日2018年9月28日)

歯を接触させる癖を改めることが顎関節症治療の第一歩

小さい頃から歯科医師をめざされていたと聞きました。

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ええ、父が歯科医師で、その治療する姿を幼心に「カッコいい」と感じたことが、歯科医師という道を選んだ原点です。父は長年噛み合わせや顎関節症の研究を続けており、ものの噛み方や顎関節症の治療に関する書籍の出版に加え、歯科医師向けにレクチャーも行っていました。その研究成果と私自身の診療経験を合わせて言えるのは、口腔内を健全に保ち、引いては全身の健康を保つ上で、噛み合わせ・噛み方は非常に重要だということ。その点を重視するのが当院の診療の特徴で、顎関節症の治療はもちろんそれ以外でも、噛み合わせは大丈夫か、変な噛み癖はないかなどは、しっかりチェックしています。以前は父も一緒に診療しており、顎関節症治療は父が担当していましたが2015年に亡くなりました。今は私が父のやり方を引き継いで同様の治療を行っています。

顎関節症の原因にはどんなものがあり、治療はどんなものになるのでしょう?

歯というのはもともと、普通に口を閉じている時は噛み締めた状態ではなく、上下の歯が離れているのが普通です。正常であれば接する時間は1日20分以下と言われています。ところが今は無意識にギュッとくいしばっている人、常に歯が当たっている人がとても多い。例え弱い力でも力の累積は馬鹿にできず、そうして下顎を奥に押し込む力がかかり続けたことが、顎関節症や肩こり、偏頭痛などにつながっているケースが結構あります。治療法は歯を当てないために一人ひとりに適した対策を取ることで、例えばパソコンで仕事をする人であれば、パソコンの前に“くいしばり注意”の黄色いシールを貼って、「そのシールを見たら噛み締めるのをやめる」と日々心がけることが大切、などのアドバイスを行い、実践してもらうのが第一。それでも治らない場合は、専用のマウスピースを作って睡眠時などには着けてもらい、強制的に歯が当たらない状態をつくることもしています。

では、噛み方はなぜ大切なのですか?

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偏った噛み癖は歯に負担をかけ、歯の寿命を縮めてしまうからです。ご飯を食べる時、「次はどの歯で噛もう」と考えている人はあまりいないと思いますが、無意識に噛んでいると片方の歯ばかり、奥歯ばかりを使いがちなんです。ほとんどの方が奥歯から先に失うのは、そこだけを酷使してしまっているからなんですね。私は大学病院で入れ歯の科にいた時、患者さんたちが必ず奥歯から歯を失くしていくことに疑問を持ち、その頃から「噛み癖」の視点を持つようになりました。理想は小臼歯、犬歯、前歯を使って、左右まんべんなく噛むこと。最初はやりにくく思うかもしれませんが、毎日心がけていると、次第に自然に噛めるようになってきます。大切なのはやり続けることなんですね。噛み方を意識することで、入れ歯を直す回数はグッと減り、詰め物やかぶせ物も長持ちが期待できます。その“噛み方の秘訣”を、当院ではお教えしています。

患者と一緒に一人ひとりにベストな治療を考えていく

患者さんの治療方針を決定する上で大事にしていることは?

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まず患者さんのご要望を聞き、口腔内の状態を見極め、患者さん自身にも現態をよく理解していただいた上で、いくつかの選択肢の中からその方にとってベストな治療を一緒に考えていくことです。患者さんのご要望にはできる限り沿いたいと思っていますが、例えばインプラントを希望されても、常にインプラントがベストな治療法とは限りません。患者さんが義歯に求める水準や費用、手術のリスクなどを考慮すると、負担の少ない「入れ歯」が良いと思われる時もあり、その点、私は東京医科歯科大学病院でしっかりと入れ歯を勉強してきましたので、ご満足につながるものを選ぶこともできます。ただ、どんな治療を受けるかの最終的な判断は患者さんがすべきもの。私たちの役目は患者さんが自信を持って決断できるよう、判断材料となる情報をわかりやすく提供することだと思うので、模型やアニメーションなども使って丁寧でわかりやすい説明を心がけています。

予防にも力を入れているそうですね。

ええ。治療も大事ですが、「悪くさせない」と「治したものを良好な状態で長く保つ」を2本柱として、予防には力を入れています。歯は軽んじられがちですが、人間の三大欲求の1つ、食欲と密接な関係があり、全身の健康とも深いつながりがあるもの。その大切さを自覚してもらうために、「インプラントですべて補うとしたら、上だけでも1本数十万円×14本で数百万円。歯を失うということは、それだけ価値のある、大事なものをなくすということなんですよ」という話もしますね。自ら歯を大切にしようと意識で検診に来てもらえれば、虫歯や歯周病も早い段階で発見・治療ができ、最小の負担で歯を守ることができます。患者さんのことを思うならそれが一番良いに決まっているので、更に充実させていくつもりです。

今まで歯科医師をされてきた中で、心に残るエピソードはありますか?

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私が大学院にいた頃、老人ホームに訪問診療に伺ったことがあります。患者さんの中に103歳のおばあさまがいらしたのですが、「入れ歯が痛くておせんべいが食べられない」と、悲しそうにおっしゃっていました。そこで上下の総入れ歯を作り直したところ、とても喜んでくださったのです。大学院生の若い自分が、ここまで患者さんを喜ばせることができたのかと、うれしい気持ちでいっぱいでした。その方は106歳でお亡くなりになりましたが、生前に「あなたともっと早く会いたかった」とおっしゃった言葉が、今も深く心に残っています。

大切な歯の健康を守るために、定期検診を受ける習慣を

診療中も、気軽にお話ししやすい雰囲気なのが良いですね。

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私はざっくばらんな雰囲気が好きなので、患者さんには何でも気軽に話していただけたらと思っています。医療者と患者という垣根を作らずに、フランクに話し合えるのが理想ですね。実際、入れ歯を作った患者さんから「一緒にアワビを食べに行きませんか?」とお誘いを受けた時も、喜んでご一緒させていただきました(笑)。患者さんとコミュニケーションを取ることも、良い医療を行う上でプラスになると思っています。「この歯をこうしたい」「この歯がこういうふうに痛い」というようなことも、どんどん教えていただきたいですね。あと、私自身も子育て中で、地域のパパさん、ママさんたち、そして子どもたちともっと交流が持てれば良いなあと常日頃から思っているので、気軽に足を運んでもらえるとうれしいです。

今後の展望についても教えてください。

予防に力を入れた、ユニット10台、1日150人ぐらい診られる規模の歯科医院を作りたいと思っています。また、顎関節症治療や噛み方の重要性について、講演などを通じてもっと広めていきたいですね。

最後に、読者へ一言メッセージをお願いします。

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歯科医院は、“お口の美容院”のようなもの。髪が伸びたら美容院に行くのと同じように、年に3回くらいは気軽に来られたほうが良いと思います。定期メンテナンスを受けていれば、もし虫歯になっていても早期発見・早期治療が可能なので、大切な歯の健康を保つことができ、歯医者で痛い思いをする可能性も減らせますからね。歯が痛くなってからだと、治療で時間も拘束されるし、費用もかかるし、さらに痛い思いもするし、と患者さんにとって何一つ良いことはありません。虫歯や歯周病の問題がなければ歯科医院は痛くも怖くもない場所です。お口の健康を維持できるよう、しっかりとサポートさせていただきますので、どうぞ安心していらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント1本/40万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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