全国のドクター13,613人の想いを取材
クリニック・病院 157,056件の情報を掲載(2025年4月30日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 中央区
  4. 宝町駅
  5. 八丁堀3丁目クリニック
  6. 石田 和也 院長

石田 和也 院長の独自取材記事

八丁堀3丁目クリニック

(中央区/宝町駅)

最終更新日:2025/04/10

石田和也院長 八丁堀3丁目クリニック main

都営浅草線宝町駅より徒歩3分、医療モールの2階にある「八丁堀3丁目クリニック」。内科・小児科を扱う同院で院長を務める石田和也先生は、これまで大規模病院で生活習慣病や甲状腺疾患を中心に内科で診療にあたってきた日本内科学会総合内科専門医。2025年4月には日本糖尿病学会糖尿病専門医の資格を有する神野晃介先生が副院長に就任し、より専門的な診療を幅広く提供できるようになる。今回は優しく丁寧な物腰が印象的な石田院長に、同院の診療や力を入れる生活習慣病の治療、ニーズの高いオンライン診療などを含め話を聞いた。

(取材日2025年2月13日)

一般内科、小児科から生活習慣病の診療まで広く対応

こちらのクリニックの院長になられた経緯を教えてください。

石田和也院長 八丁堀3丁目クリニック1

これまでは大学病院や大規模病院で、生活習慣病や甲状腺疾患などを専門に学び働いていました。大きな病院は医師として学べることも喜びもたくさんありましたが、患者さんは症状が進行した方、特殊な疾患の方がほとんどです。そんな患者さんと接するうちに「もっと早い段階で医師として介入したい、大きな病院まで行かせないで済むようにしたい」という思いが大きくなってきました。「クリニックの規模で、プライマリーなところで患者さんに貢献したい」と考えていた時に、この医院の継承の話をいただき、2022年10月より院長に就任しました。2025年4月からは糖尿病治療を専門とする神野晃介先生が副院長として常勤医師に加わります。医師が1人増え、より選択肢の多い医療を提供できるような体制に変わりますので、引き続きこの地域の皆さんの力になれるクリニックをめざしていきます。

どのような治療を得意としていますか?

私は内科全般の診療経験を積んできましたが、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病と甲状腺疾患は専門としてきましたので、そういった疾患は特に得意としている分野です。現在は小児科も診ておりますので、ご家族皆さんの診療が可能です。実際、お子さんと親御さんともに、かかりつけにしてくださっているご家庭もあります。お子さんの予防接種や健康診断にも対応しています。当院では対応できない症状に関しては適切な医療機関を紹介することもできますので、とりあえずどんなことでも相談していただければと思います。

新しく常勤医師になられる神野先生はどんな方でしょうか?

石田和也院長 八丁堀3丁目クリニック2

東京大学医学部附属病院などで研鑽を積んできた先生で、糖尿病だけでなく内科も専門としています。当院でも以前から外来診療で糖尿病の診療をはじめ、小児科や一般内科などを広く診てくれていたので、常勤になってからも当院の診療を安心して任せられます。神野先生は基本的には午前の診療を担当しますが、午前午後ともに診療に入る日もあります。インスリン療法が必要なほど糖尿病が進行している方や1型糖尿病の方なども、糖尿病に精通する先生の診療を受けられる機会が増えるのではないでしょうか。また、糖尿病の診断に関わるヘモグロビンA1cの数値の結果がすぐにわかる検査機器も導入して、スピーディーな診療に役立てています。

オンライン診療で、忙しい患者のニーズに応える

診療方針を教えてください。

石田和也院長 八丁堀3丁目クリニック3

まず大事しているのは、診療に来てくれた方に少しでも安心して帰ってもらうことです。わかりやすい症状がある方でしたら「この薬を飲んでください」とお伝えできますが、例えば、血圧が高くても特段症状がないような方や他の疾患でも症状はないけれど治療の必要があるというような場合は、この薬を飲むことで何が期待できるか、ということまでお伝えして納得してもらってから治療を始めてもらいます。丁寧な説明は一番大切にしていることですね。それから可能な限り、診察して、ただ薬をもらって終わりということにはせず、診断名は伝えたいと思っています。患者さんにとっては、改めて診断名をもらうと1つの安心につながるのではないかと考えています。

オンライン診療も行っているそうですね。

働き盛りの方や子育て中の方から、「なかなか診療に行く時間がない」という声をいただくことが多く、そんな方にも医療へのアクセスのハードルを下げられるようにと、オンライン診療を始めました。場所柄、お忙しい会社員の方が多いこともあって、ニーズの高さを感じています。今は、定期的な診療が必要な慢性疾患の方のご利用が中心です。オンライン診療と生活習慣病の管理は相性が良く、例えば高血圧の方のオンライン診療ですと、ご自宅で測った血圧の数値を教えてもらい、体調をお聞きして薬を処方したり、通院を促したりといった流れになります。コレステロール値や尿酸値のコントロールを行う方も同様の流れです。他に風邪や花粉症などの方が利用されることもあります。病院まで行って何十分も待つということなく診療を受けられますので、より便利に受診したい方にオンライン診療はお勧めです。

小児科でのお子さんの診察で気をつけていることはありますか?

石田和也院長 八丁堀3丁目クリニック4

基本的には大人の診察と同じです。丁寧にコミュニケーションを取って、「これが必要だと思いますので、この治療をしましょう」ということを本人にもきちんと伝えるというのは、患者さんがどんな年代であろうが一貫して行っているつもりです。また、お子さんの診療でお薬を出す際にはとりわけ、過剰にならないように必要なものを必要なだけ出すようにしています。来院されたお子さんの元気そうな姿を見ることができれば、とてもうれしいですね。

選択肢を広げる二診制で、地域のかかりつけ医に

内科の医師をめざされたきっかけは何かありましたか?

石田和也院長 八丁堀3丁目クリニック5

大きなきっかけがあるわけではないのですが、幼少期から大工だった祖父に「お医者さんになるんだよ」と刷り込まれていて(笑)、気がついたら医師になっていたという感じです。大学生時代は医師以外にも目が向き、就職活動をしたこともあるのですが、やはり人の命に携われる医師という職業に魅力を感じました。研修医時代に本当にたくさんの方が生活習慣病で困っているのを実感し、多くの人の力になれそうだと感じた内科に進みました。あとは、生活習慣病は数値として状態が見える点も内科の医師としてのやりがいです。

患者さんへの思いを聞かせてください。

皆さんが健康でいられる状態を少しでも長く保ってほしいと思っています。大人でしたら生活習慣病のリスクがありますが、長く健康でいるために必要な方に適切な治療を届けたいですね。予防接種のご案内もしたり、その時々で必要な診察をなどもしながら長い目で健康を守るお手伝いをしていきたいです。この地域に住んでいる方や、通勤している方と長期的に信頼関係を築き、医療で地域に貢献したいと思っています。大学病院で診ていた患者さんが、当院まで通院しに来てくれたりすることもありますが、長期的な健康管理をさせてもらえてうれしいですね。

今後の展望とメッセージをお願いします。

石田和也院長 八丁堀3丁目クリニック6

生活習慣病はどれも痛みやかゆみがあるわけではありません。しかし、しっかりコントロールしておく必要があるということを本当にお伝えしたいです。放置すると脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことも考えられます。重篤な場合は、その後のリハビリテーションも大変です。今は平気でも10年後、20年後に困ることが出てきますので、そういう思いをしてほしくないな、というのがいち医師としての切なる思いです。2025年4月からは神野先生も加わり、生活習慣病の管理を希望される方をより受け入れやすい環境となり、私だけではカバーできない専門的な診療にも対応できるようになります。糖尿病の診療などの専門性を保ちつつ、何でも診る地域のクリニックとして、これからも子どもから大人まで皆さんに気軽に頼ってもらえる場所であり続けたいと思います。

Access