デジタル技術と伝統的手法に対応
オールラウンドなセラミック治療
小松歯科医院
(八王子市/八王子駅)
最終更新日:2026/05/08
- 保険診療
- 自由診療
セラミック治療をしたいと思っていても、費用が心配で踏み出せないでいる人もいるだろう。そんなときは「小松歯科医院」のようにCAD/CAMシステムを導入しているクリニックに相談してみるのも良いだろう。デジタル技術を駆使して、かぶせ物・詰め物を院内のマシンで作製するCAD/CAMシステムは、条件を満たせば保険診療が適用される場合もあり、セラミック治療の費用や治療時間の軽減が期待できる。一方で、セラミック専門の歯科技工士を院内に招き、患者と直接話したり、色合わせをしたりしながら作製する伝統的な手法も極めてきた同院。副院長の小松明央(こまつ・あきひさ)先生にセラミック治療について詳しく聞いた。
(取材日2026年3月23日)
目次
デジタルシステムと匠の技。それぞれの強みを生かしたセラミック治療
- Q保険診療で作製できる白いかぶせ物・詰め物があるそうですね。
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A
▲患者自身が望む治療法を選択できるよう力を尽くす小松副院長
はい。白いかぶせ物・詰め物でも、保険が適用されるものがあります。最初は前歯だけでしたが、今では奥歯も一定の条件を満たせば保険診療となります。しかし、保険診療で使用可能な素材は、プラスチックのため経年劣化で変色したり、歯茎との境目の黒ずみが目立ったりといった問題も少なくありませんでした。見た目だけではなく機能面に関しても、汚れがつきやすい、割れやすいなどの弱点があります。CAD/CAM冠はすり減りやすいため、噛み合わせが崩れてくる可能性があったり、二次虫歯のリスクも高いです。やはり、セラミック治療と比較すると、及ばない点が多々あるのも事実です。
- Qセラミック治療とはどのような治療ですか?
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A
▲患者の負担軽減を図るため、口腔内スキャナーも適宜活用している
金属やプラスチックを使用せず、セラミックのみでかぶせ物・詰め物を作製する手法をセラミック治療といいます。保険診療では金属やプラスチックを使わざるを得ず、使用しているうちに歯や歯茎が黒くなってしまうこともありました。さらに、耐久年数も短く、金属アレルギーのリスクもあります。一方、セラミック治療にはそのような心配がないのが特徴です。自費診療のためコストはかかりますが、CAD/CAMシステムなどのデジタル技術の登場で、より多くの方に提供しやすくなりました。
- QCAD/CAMシステムとはどのようなものですか?
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A
▲それぞれの患者に、本当に合うと考える治療を提案
セラミックのかぶせ物・詰め物といった修復物を院内で作製するシステムのことです。まず、口腔内カメラで患部をスキャンして3Dデータを取得し型採りを行います。従来の型採りのように印象材という粘土状の材料を口の中に入れる必要はないので、患者さんは嘔吐反射が起きる心配もありません。3Dデータをもとに専用ソフトで修復物を設計し、その設計データどおりに院内の切削加工機でセラミックブロックを削り、歯科技工士と歯科医師が仕上げをして完成です。特殊なケースでない限り、最短1日、約1時間の治療で型採りから装着までできるのもメリットといえるでしょう。
- QCAD/CAMシステムを使わないセラミック治療もありますか?
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A
▲先進の機器を患者のニーズに合わせて使用している同院
印象材で型採りをして歯科技工所にセラミック修復物の作製を依頼するという昔ながらの方法もあります。歯科技工所では、歯科技工士がセラミック粉を盛って焼きつける手作業で製作するため、時間も費用もかかります。通院回数も多くなるでしょう。ただ、歯肉よりも下にある虫歯にも対応できるなどの優れた点もあり、CAD/CAMシステムでは対応できない例をカバーすることもできます。一方で、歯科技工所から完成品が届くまで仮ぶたで過ごすため、その期間は感染リスクが高い状態です。患者さんがセルフケアがきちんとできるかどうかも問われます。
- Qこちらならではのセラミック治療を教えてください。
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A
▲こだわりながら治療を進めていく
型採りはセラミック治療の成功を左右する重要なステップです。そのため、当院では2種類の素材を使用する連合印象法を採用し、より精度が高い型採りをめざしています。さらに、歯と歯茎の間に2本の糸を挟んで隙間を広げ、印象剤が深くまで入り込めるようにするダブルコードテクニックも使用。歯茎の内側からかぶせ物が立ち上がり、境目がより自然な印象になるようにしています。また、印象材はトレーに盛った状態で口腔内へ挿入されますが、トレーも既製品ではなくオリジナルで作製しているのもこだわっている点です。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックの詰め物/4万4000円~、セラミックのかぶせ物/4万4000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

