低侵襲かつ効率的に歯周病の改善を図る
歯周組織再生療法とは?
小松歯科医院
(八王子市/八王子駅)
最終更新日:2026/04/23
- 自由診療
歯周病で歯がグラグラしていて抜歯を勧められたが、どうにかして歯を残したい。そんな悩みを抱えている人もいるかもしれない。そんなときは、歯周組織再生療法を強みとするクリニックに相談するのも一つの方法だ。従来の大きく歯茎を切って汚れをかき出す歯周病治療と比較して、低侵襲な治療でもある歯周組織再生療法。YAGレーザーを活用するなどさまざまな手法があるが、すべてに精通するには時間も必要だ。「小松歯科医院」の副院長を務める小松明央(こまつ・あきひさ)先生は、長年にわたり歯周組織再生療法に取り組んできたスペシャリスト。自家歯牙移植と組み合わせての希少な治療例なども勉強会で発表してきた。そんな小松先生に歯周組織再生療法とはどのようなものなのか詳しく聞いた。
(取材日2026年3月23日)
目次
低侵襲かつ効率的な歯周組織再生療法で、諦めていた歯を守ろう
- Q歯周組織再生療法とはどのような治療ですか?
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A
▲治療を進めるにあたって丁寧な説明を心がけている
歯を支える歯周組織には、歯茎、歯槽骨、歯根のセメント質、歯根膜などがあります。歯周組織再生療法は、歯周病でこれらの組織が失われた場合に行われる治療法の一つです。従来の治療では、健康な歯根膜やセメント質まで損傷してしまう可能性がありました。しかし当院では、エルビウムYAGレーザーを使用し、病変部分のみを選択的に除去することで、歯根を傷つけることなく骨の再生を促すことをめざします。また、歯周ポケット内への再生を目的とした薬剤の投与や、骨移植、歯根膜の再生を促すための治療など、複数の方法があります。口腔状態に応じて適切に選択する必要があるので、十分な経験のある歯科医師に相談するのが良いでしょう。
- Q歯周組織再生療法ではYAGレーザーも使うそうですね。
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A
▲快適な環境で治療できるよう努めている
YAGレーザーでは、虫歯治療、止血、従来の器具では届かなかった根管の側枝の清掃などが可能です。歯周組織再生療法においても有用で、歯周ポケットの奥までレーザーを照射して歯石や炎症を起こした歯茎の除去、膿の排出を促進することが期待できます。切開部分が少ない低侵襲のアプローチでありながら、治療部位の清浄化などが図れるのは大きな特長といえるでしょう。当院では早くからエルビウムYAGレーザーを歯周組織再生療法に活用してきました。この度、ネオジウムYAGレーザーも導入したことにより、エルビウムYAGレーザー、ネオジウムYAGレーザー、炭酸ガスレーザーの3種を症状に合わせて使い分けています。
- Q歯周組織再生療法の適用となるのはどのような人ですか。
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A
▲マイクロスコープで隅々まで口腔内を診ていく
中等度から重症までの歯周病に罹患していて、歯周病の改善を図ることによって、自家歯牙移植も含め歯を残すことが見込める方に適した治療です。当院では広く歯科医療に役立てることができたらと、長年にわたり臨床を重ねながらエビデンスを積極的に収集し、勉強会などでも発表してきました。難しい症例も数多く診てきたので、歯周病治療の過程で歯は残せないといわれている方も、一度ご相談いただければと思います。
- Q歯周組織再生療法ができない人もいますか?
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A
▲レーザー治療は少ない痛みで多くの改善が期待できる
当院では、染め出し液で歯垢の付着状態を可視化・数値化して出すプラークコントロールレコードが15〜20%以下の方のみを対象にしています。なぜならば、ある程度、口腔内が自分で管理できるようになってからでなければ、再発の可能性が高いからです。そもそも歯周組織再生療法が必要になった部分は、汚れがたまりやすい、噛み合わせの力が強すぎるなど、何らかの弱点があったはずです。そこに治療の手を加えたことによる感染リスクも上乗せされるわけですから、いっそう注意深くセルフケアやメンテナンスに取り組めるかが問われます。
- Q歯周組織再生療法にはリスクもありますか。
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A
▲100年の歴史を持つ同院の小松副院長が診断から治療まで対応
歯周組織再生療法で使う薬剤は新しい血管の再生を促す力が強く、歯茎が赤く腫れてしまう例もありますが、悪い反応ではありません。このような薬剤を入れたり大きく切開したりする侵襲が大きい治療ほど、腫れや痛みが出る可能性は高くなります。そのような患者さんの苦痛を軽減するためにも、当院では低侵襲で有用性を最大限追求できるYAGレーザーを積極的に使用するようにしています。ただ、一般的には抜歯を勧められる難しい症例などは、どうしてもリスクも高くならざるを得ません。それでも歯を残すことに挑戦したいときは、お問い合わせいただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯周組織再生療法/5万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

