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田牧 聡志 院長の独自取材記事

ティーズクリニック

(墨田区/錦糸町駅)

最終更新日:2021/03/24

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JR総武本線・東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅から徒歩3分の「ティーズクリニック」。形成外科領域全般を守備範囲とし、外傷や熱傷、眼瞼下垂症や女性化乳房などの治療から美容外科の領域まで、幅広い診療を行っているクリニックだ。院長の田牧聡志先生は、形成外科の医師として東北大学病院や同院の高度救命救急センター、石巻赤十字病院などで勤務し、日本形成外科学会形成外科専門医、日本熱傷学会熱傷専門医の資格を取得している、形成外科のエキスパート。専門性の高い形成外科・美容外科医療の提供と患者の立場に立った丁寧な対応、気さくで穏やかな人柄で、男女問わず多くの患者に慕われている。田牧院長に、診療にあたって大事にしていることや、これから治療を考えている人へのアドバイスなどを聞いた。
(取材日2021年1月14日)

一度社会に出た後、夢をかなえるために医師の道へ

社会人を経験してから、医師になられたと聞きました。

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ええ、そうです。小学生の頃から医師になりたかったのですが、医学部受験に必要な文系教科が苦手だったため、法政大学工学部へ進学。大学院工学研究科を経て、外資系企業に就職したのですが、現状には不満を感じていました。そんな時、獣医学部に入り直して獣医師になった大学の先輩に会い、「自分も社会人から医学部に挑戦できるかも」との思いが芽生えて。当時付き合い始めたばかりの妻も背中を押してくれたことで、ここから医師をめざすことを決意し、翌年に杏林大学医学部に入学。学部卒業後は、2年間の研修を経て、2004年に東北大学病院形成外科に入局し、形成外科の医師として、東北大学病院や石巻赤十字病院などで勤務してきました。そのまま仙台に骨をうずめるつもりでしたが、東日本大震災をきっかけに東京に戻ることになって。2013年からの都内の美容クリニック勤務を経て、2015年に開業しました。

先生のご専門について教えてください。

形成外科は、乳がん治療後の乳房再建術などを行う「再建」、顔周りの手術を行う「顎顔面外科」、肘から手先までの手術を行う「手外科」と「美容外科」の4分野からなります。東北大学形成外科医局時代は、顎顔面外科チームに所属していました。扱うのは、顔のけがや変形、先天性の口唇口蓋裂などですね。ただ、手のけがは患者さん自体が非常に多いのでこちらの経験も長いですし、東京のように形成外科の医師がたくさんいる環境ではなかったので、分野を問わず形成外科の範疇なら何でも診てきました。この、数多くの診療・手術を積み重ねた大学病院での約10年間が、現在の診療の礎となっています。

どんな患者さんが多いのですか?

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最近多いのは、陥没乳頭や女性化乳房といった胸関係の形成外科治療を求めて来られる患者さんです。若い方が多く、男性も女性もいらっしゃいます。当院は、もともとこの場所にあった美容皮膚科を引き継ぐ形で始まったこともあり、2015年2月の開業からしばらくは、美容外科処置を求めて来られる方が多めでしたが、近年は眼瞼下垂症や耳の整形、陥没乳頭、女性化乳房など、形成外科分野の治療を希望して来院される方が増えています。とはいえ、特に特定の分野に力を入れているわけではなく、形成外科に関するものは何でも診ています。

日本形成外科学会の形成外科専門医として

なぜ数ある診療科の中から、形成外科を選ばれたのですか?

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一番の理由は手先が器用だったからです(笑)。複雑で細かい作業でも一度見ただけで、見よう見まねですぐに実行に移すことができる能力が非常に重要です。これは外科でも重要な能力です。私も、自分にそのような能力があるのでは、と自覚していたので、その能力を発揮できる形成外科を選びました。形成外科は一般の方にあまりなじみがない分野ですが、1mm単位で縫合する繊細な技術が求められ、心臓バイパス術や肝移植の血管縫合も、もともとは形成外科の、マイクロサージャリーの縫合技術を利用しています。形成外科の医師は外科中の外科、傷痕をきれいにして残りにくくするための技術レベルが高い職人のような存在です。現在も近隣の墨東病院の救急診療科からの紹介で、けがで来院されるお子さんがいます。僕なら痕が残りにくいように縫合できると、当院を頼ってくださるようです。

形成外科専門医とは、どういう存在なのでしょう?

形成外科専門医は、医師免許取得後に「臨床研修2年間の後、4年間以上大学病院などの特定の施設で形成外科の実務経験を積む」、「熱傷、奇形、顔面の骨折などの多様な手術を300症例以上執刀を担当する」などの条件をクリアして、初めて取得できるものです。私が取得した実感としては、知識はもちろん、通常業務をしながらさまざまな経験を積まなくてはいけない点で、医学部の入試や医師国家試験より遥かに大変でした。 専門知識を持つ者ならではの視点で、主訴以外の要素も見逃さずに正確な診断を行うのが形成外科専門医の仕事。例えば、「目の大きさが左右で違うのでなんとかしたい」という患者さんを診て、単に主訴を解決するのではなく、「大きさが違っている理由は目の中にできものができているからだ」と見抜けるのが専門性資格を持つ医師の価値ですし、そこは自信を持って、日本形成外科学会の形成外科専門医としての活動ができていると思います。

先生は、日本熱傷学会の熱傷専門医でもあるのですね。

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はい。熱傷創治療や熱傷後瘢痕除去を得意としています。東北大学病院時代、子どもの熱傷治療はほぼ私が担当していた時期もありました。重度の熱傷治療は患部だけでなく血圧コントロールや感染対策などの全身管理や外科的なアプローチが必要になり、医療の中でも特殊で難しい領域です。そのため、多くの研修医が熱傷治療専門の医師に憧れを抱くのですが、かくいう私もその一人で、勉強のために1年間救命救急センターで経験を積みました。子どもの熱傷はファーストタッチが非常に重要だったりします。子どもの将来を考えると傷が残ってしまうのは問題なので、瘢痕除去も非常に大切にしています。

常に適切に診断し、全力で情報提供するのが仕事

最もやりがいを感じるのはどんな時ですか?

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診断がばっちりと決まって、患者さんの悩みが解消された時です。まだ治療は終わっていませんが、どうすればよいのか道筋がはっきりすることで、悩みや不安はなくなります。そうして患者さんが喜ぶ顔を見るとスカッとしますね。診療では、常に正確に診断し情報を整理して患者さんにお伝えすることを心がけています。医学の最新情報も踏まえ、患者さんに治療の選択肢とそれぞれのメリット・デメリットを丁寧にお伝えし、金額も考慮した上で最終的に患者さんご自身で決めていただくようにしています。また、スタッフ一同、患者さんにリラックスして診療を受けていただけるよう努めています。

今後の展望についても教えてください。

形成外科治療の保険診療を拡充していきたいと思っています。開院当初に比べて患者さんが増え、1人ですべての手術をこなすのは限界を迎えつつあるので、新たに形成外科の先生に入ってもらい、また皮膚科領域の先生にも仲間に加わってもらって、ご近所で少し広い所へ移りたいですね。皮膚科と形成外科両方のニーズを持っている方もいらっしゃるので、私にはない皮膚科の専門知識を持った先生がいると、患者さんにとってもっと良い答えが出せるのではないかと思います。

最後に、読者へ一言メッセージをお願いします。

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私たちは患者さんを正確に診断し、全力で情報提供をするのが仕事です。何か困ったことや気になること、聞きたいことがあれば、遠慮しないでまず来てください。セカンドオピニオンは歓迎ですし、「セカンドオピニオンで聞いたことを元の病院で伝えたら、こう言われたのだけど」という、セカンド・セカンドオピニオンまで、当院で手術をする・しないに関わらず、客観的に正しいことを伝えたいし、それが当院の役割だと思っています。形成外科、特に美容分野ではクリニック選びに迷う方が多いですが、大切なのはしっかりと情報を確認することです。例えば、日本形成外科学会形成外科専門医のように、形成外科分野の専門性を示す資格は、一定の技術を持つ指標になります。慌てずに比較検討し、気になることはいつでもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

美容外科(A型ボツリヌス毒素製剤注射)/2万7500円~

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