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北澤 吉悠 院長の独自取材記事

北澤耳鼻咽喉科医院

(江戸川区/小岩駅)

最終更新日:2025/02/14

北澤吉悠院長 北澤耳鼻咽喉科医院 main

小岩駅から徒歩4分の「北澤耳鼻咽喉科医院」。採光が良く開放感がある院内には、落ち着いた時間が流れている。長くこの地に根差してきた同院の4代目である北澤吉悠院長は、耳・鼻・喉の症状全般に対応する耳鼻咽喉科の専門家。アレルギー治療にも注力し、スギ花粉症やダニアレルギーに有用な舌下免疫療法も取り入れる。同院を訪れる子どもから大人まで幅広い年齢層の患者とのコミュニケーションを大切にし、一人ひとりと真摯に向き合う温かな姿勢も院長の魅力の一つだ。「早期発見・早期治療の役目を担う開業医として、病気の見逃しのないよう心がけています」と院長は話す。同院で治療が難しい症例は、近隣の大学病院などに速やかに紹介できる体制も整えている。今回は北澤院長に、医院を継承した経緯や思い、今後の展望まで多岐にわたり話を聞いた。

(取材日2024年12月17日)

丁寧なコミュニケーションで早期発見・早期治療に尽力

医師を志したきっかけと継承の経緯をお伺いできますか?

北澤吉悠院長 北澤耳鼻咽喉科医院1

曽祖父が医師で、祖父も、両親も医師だったので、なんとなく小さい時から自分もいつか、医師になるのではと思っていました。と言いながら、大学入学前に1年浪人することが決まってしまったのですが、時を同じくして母が病気を患いまして、家族をなんとか喜ばせたいと猛勉強して医学部に入りました。大学卒業後は、大学の附属病院で2年間研修をした後、同じ病院の耳鼻咽喉科に入り10年間研鑽を積みました。継承を前提に、一時は2人で診療していたこともあったのですが、1年前に完全に父から継承して以降は、医師は私1人で対応しています。いろいろな病気を見つけて治して差し上げたい、できる範囲のことをして差し上げたいという気持ちは常に持っていますので、患者さんのお話には丁寧に耳を傾けながら、ご希望に沿う医療を提供していきたいと思っています。

通院されている患者さんはどんな方が多いですか?

先代から引き続きいらっしゃる方もいれば、私の代になってから来てくださっている患者さんもいます。特定の世代や性別ということはなく、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広くご来院いただいています。私は昔から子どもが好きで、特に自分の子どもが生まれてからは、一層子どもがかわいくて仕方がないので、小さな患者さんたちが来てくれるととてもうれしいです。具合が良くなってニコニコしているのを見ることができれば、うれしさと同時にやりがいを感じますね。

地域のかかりつけ医として重視されていることはなんでしょう?

北澤吉悠院長 北澤耳鼻咽喉科医院2

私たち開業医は、患者さんが何か不調を感じた際に受診する最初の場所。早期発見・早期治療の役目を担っていると思うので、重大な病気を見逃さない、見逃してはいけないものを絶対に見逃さないということはいつも肝に銘じて診療しています。例えば、インフルエンザ罹患後、調子が悪いということで診察をしたところ肺炎が疑われたとします。当院ではエックス線撮影ができないため、他院に紹介して、やはり肺炎だったとわかるケースもあるかもしれません。このように適切な治療につなげることができれば、とてもうれしいですし、その結果、患者さんが喜んでくださる姿を見ることができたなら、さらにうれしく思います。

安心して受診できる体制づくりにも心を配る

診療する際に大切にされていることを教えてください。

北澤吉悠院長 北澤耳鼻咽喉科医院3

小さなお子さんたちのことになりますが、耳鼻咽喉科という科は耳の中や喉の奥など、細かい所を診察するので、じっとできないととても危ないことがあるんです。なので、診察する場所や状況によっては、安全のためにスタッフが手を抑えたり、親御さんに抑えていただくようお願いをしたりする場合もあります。そういう時は、お子さんにとっては大きな不安やストレス。診察後には「よく頑張ったね」としっかりコミュケーションを取るようにして、以降の信頼関係構築に努めています。また、自分も親になったことで、親御さんの気持ちにも近づけるようになったのでは、と思っています。全体としては患者さんと話し合って希望に添うということも大切にしています。なんでもかんでも外科的に治療するというよりは、状況や希望も踏まえ投薬など保存的療法のご提案も行います。患者さんと対話的にコミュニケーションを丁寧に取りつつ、診療しています。

感染症対策にも力を入れていらっしゃると伺いました。

そうですね。最近では発熱患者さんと発熱していない患者さんの動線を分けない医療機関も増えてきましたが、新型コロナウイルス流行時の対応以降、当院では発熱している方は他の方と分けて診察するようにしています。具体的には、当院にはガレージがあるので、そちらを発熱患者さんの専用スペースにして対応しています。発熱した場合、まずはお電話でご連絡をいただければ、到着時からスムーズに他の患者さんとは別の動線で診察することが可能ですので、発熱時はできれば来院前にご一報いただけると助かります。引き続き、皆さまに安心して受診いただけるような診療体制を取っていきたいと思っています。

スタッフさんについて教えてください。

北澤吉悠院長 北澤耳鼻咽喉科医院4

今は少数精鋭で全員で5人ですが、皆とても頼りになり、信頼のおけるスタッフばかりです。当院のスタッフは長く勤務してくれている人ばかりなんですよ。短くても8年ほど、一番長い方は、実は自分が赤ちゃんだった頃、先代の頃から勤め続けてくださっている方です。自分としては、仲良くいいチームだと思っており、日々心から感謝しています。これからも、長くここで働きたいと思ってもらえるよう、スタッフにとって働きやすい環境づくりも大切にしていきたいと思っています。

気軽に相談ができる地域の健康の守り手でありたい

休日はどのようにしてリフレッシュされるのですか?

北澤吉悠院長 北澤耳鼻咽喉科医院5

休みの日には趣味の仲間とわいわいと集まって趣味に高じることも多いですね。また、昔から子どもが大好きなので、もうすぐ2歳になるかわいい盛りのわが子と遊ぶのもとても楽しく、リフレッシュになっています。最近は「パパ」と呼んでくれることも。とても癒やされています。ほかには、特撮物や戦隊物も私はずっと好きでして。父と一緒に診療をしていたときは、当時小学生だった患者さんと家族ぐるみで映画を観に行ったことなんかもありました。地域に根差した医院でありたいですね。

今後の展望をお願いいたします。

広く患者さんのニーズに応えていけるような診療をしていきたいと思っていますが、特にアレルギー治療、舌下免疫療法には力を入れていきたいと思っています。自分自身も試して患者さんにお勧めしたいと感じていることもあり、特に花粉症のあるお子さんが来院された際にはできるだけ詳しくご説明して、治療の提案をするようにしています。体に大きな負担がなく治療をしていくことができるので、ご興味のある方はぜひご相談ください。

読者へのメッセージをお願いいたします。

北澤吉悠院長 北澤耳鼻咽喉科医院6

先代の頃はこの辺りには耳鼻咽喉科があまりなく、とても混雑していて、患者さんのお話を時間をかけてしっかり伺うような余裕がなかなかなかったようですが、今は丁寧にお一人お一人のお話を伺うことを大切にしています。積極的に質問していただくことも厭わないので、わからないこと、不安に思うことがあればなんでもお気軽に質問してください。いろいろな医師の話を聞いてみるのもいいと思っているので、セカンドオピニオンとしてもお気兼ねなくどうぞお越しください。当院での治療が難しい場合には、近隣の大学病院やクリニックなど適切な治療が行える医療機関に紹介できるよう、連携を取っていますので、まずはお気軽にご来院いただければと思います。

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