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高 英嗣 院長の独自取材記事

里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院

(さいたま市緑区/東浦和駅)

最終更新日:2026/05/12

高英嗣院長 里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院 main

東浦和駅から徒歩1分の「里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院」。1階が大型スーパーのモール内にあり、日々の暮らしの中で立ち寄りやすいクリニックだ。院長の高英嗣(たか・ひでつぐ)先生は日本糖尿病学会糖尿病専門医として先進の知識に基づいた糖尿病治療に力を注ぐ。基本的に脳神経内科との二診体制とし、合併症も含めて注意深く見守っている。管理栄養士など多職種のチームで心がけているのは、病気だけではなく患者の人生も大切にすること。糖尿病治療も予防も継続が欠かせないため、少しでも通いやすいようにと感謝に満ちた温かな空間をつくっている。「一人ひとりの患者さんに長く寄り添い、健康寿命を延ばしたい」と語る高院長に、診療にかける思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2026年4月14日)

生まれ育った緑区で地域医療に貢献したい

まず、医師をめざしたきっかけから教えてください。

高英嗣院長 里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院1

父が歯科医師で私が生まれた年に北浦和で開業し、叔父も外科医師で、医療は常に身近でした。ただ、高校時代はハンドボール部のキャプテンをしていて、医学部を本格的にめざすようになったのは引退後、高校3年の春でした。糖尿病を専門にしようと思ったのは、大学5年生で病棟実習が始まった頃です。その当時は糖尿病の新薬が続々と誕生していて、膵臓からのインスリン分泌で血糖値を下げる人体のメカニズムや、多種多様な薬を用いるアプローチへの学問的興味があったことも、この道を選んだ理由の一つでした。また、大学ではバドミントン部に所属していたのですが、同大学病院の糖尿病・代謝・内分泌内科に進んだ先輩が多かったのも影響として大きいですね。

卒業後は東京医科大学病院で研鑽を積まれたのですね。

同大学病院には約10年間所属して、戸田中央総合病院や厚生中央病院などの関連病院に1年おきに派遣されました。糖尿病治療は継続が大切なのですが、患者さんを長年にわたって診られない勤務形態がもどかしかったですね。そんな折、本院「里村クリニック」の里村仁志院長が、医科歯科連携を推進する中で私の父と知り合い、私ともご縁がつながりました。2025年4月からは週に1回、本院で診療にあたりながら法人の方針を学び、2026年4月の分院開業をめざして準備を開始。糖尿病内科と脳神経外科を2つの柱とする珍しい形態だからか、内覧会から地域のたくさんの方々に足を運んでいただきました。私は生まれも育ちも緑区ですので、この地で地域医療に貢献できることをとてもうれしく思っています。

どのような患者さんが来られていますか?

高英嗣院長 里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院2

私が本院の糖尿病内科外来で診ていた方や、これまでは遠くのクリニックに通院していて転院されてきた方もいます。糖尿病をはじめとした生活習慣病の管理は続けることが欠かせないので、少しでも通いやすいよう、駅前で大型スーパーが入っている商業ビルという立地にはこだわりました。「糖尿病で普通の内科に通っていたけれど、やはり、専門の先生に診てもらいたくて」という声も少なからずあり、気が引き締まる思いです。また、糖尿病は自覚症状がなく、頭痛の症状で脳神経内科を受診した方にたまたま糖尿病が見つかるというケースもあると思うので、2つの診療科があることを強みに早期発見に役立てていきたいです。そのほか、内分泌系では甲状腺疾患の患者さんが多いですね。甲状腺に特化した外来では、不妊治療中、治療後の甲状腺ホルモン補充療法なども行っています。

先進的な糖尿病治療に多職種チームで取り組む

こちらの糖尿病治療の特色をお聞かせください。

高英嗣院長 里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院3

血液検査と尿検査では、糖尿病診療で必要な項目の結果がすぐにわかる体制を整えています。食事管理や運動の指導を前提として服薬治療を行いますが、患者さんによっては早期から注射薬も併用しています。例えば、インスリン注射は1型糖尿病や妊娠糖尿病の方だけではなく、2型糖尿病の発症初期、インスリン分泌が急激に悪化している方にも短期的に使用して改善を図っています。また、GLP-1受容体作動薬や、GIP/GLP-1デュアル作動薬などを早期に提案することもありますね。いずれも週に1回程度の自己注射が基本ですが、導入にあたっては糖尿病療養の専門知識を持つ看護師もいるのでご安心ください。

チーム医療で糖尿病治療を行っているそうですね。

管理栄養士は6人いて、病状だけではなくライフスタイルにも配慮し、無理なく続けられる食事の提案に尽力してくれています。また、臨床検査技師も常駐し、超音波検査を担当。糖尿病は動脈硬化やがんのリスクも高めるので、頸動脈エコーや腹部エコーでしっかりと観察できるよう、診察室と分けて照明を落とした検査室で行っています。多職種のチーム力を高めるためにも全員のメンタルポリシーとしているのが「ありがとうの気持ち」です。日々の終礼では「サンクスタイム」を設けて、その日「ありがとう」と感じたことをお互いに伝えるようにしています。最初はみんな戸惑っていましたが、今ではどの出来事を発表するか迷うほど伝えたいことがあると聞き、そんなふうに受け止めてもらえたことを私もまた感謝しています。

診療で大切にしていることは何ですか?

高英嗣院長 里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院4

病気だけではなく患者さん自身を見ることです。血糖値やHbA1cなどの数値だけではなく、その方がどう生きたいかを常に意識しています。例えば、患者さんの中には「薬は飲みたくない」という方もいますが、服用しないリスクや副作用もすべてお話しした上で、可能であれば薬なしの治療を進めつつ、受け入れられる薬剤の選択はないのか一緒に考えるようにします。一人ひとりの人生観を尊重することをスタッフ全員で共有し、よりサポートが必要な方には待合室でも声をかけるようにしています。患者さんの隣に座って寄り添いながら丁寧に話を聞いているスタッフもいて本当に助かっていますね。どの患者さんに対しても「予防は治療に勝る」という法人理念を忘れず、10年後、20年後に感謝していただけるような診療を行うことが目標です。

未来を見据えた予防医学でメタボリックドミノにも対応

今後の展望についてお聞きします。

高英嗣院長 里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院5

目先の血糖値コントロールだけでなく、長期的に合併症を予防し健康寿命を延ばす治療を続けていきたいです。これから10年、20年と患者さんを診られるプライマリケアに携わり、皆さんと長く関われることを楽しみにしています。現代の糖尿病治療は学会が定めるアルゴリズムに沿うことで、どの先生でも標準的で安全に配慮した治療が提供できます。だからこそ専門とする医師ならば患者さん一人ひとりの生活背景まで踏み込んだ「その方にとっての最適な治療」を届けるべきと考えています。糖尿病リスクを3〜6倍に高めるといわれるメタボリック症候群についても注力していきたいです。悪い生活習慣から、高血圧症や糖尿病など次々に病気が起こる「メタボリックドミノ」を阻止し、脳卒中、心不全に至ることのないよう、肥満に特化した外来も設けました。管理栄養士とも協力し、近隣の方々はもちろん、県内各地から来ていただけるよう先進的な治療を届けたいです。

お忙しい毎日ですが、休日はどのようにお過ごしですか?

一番の趣味は料理で、もうすぐ3人目の子が生まれるので、休日は基本的に私が食事を作っています。骨からだしを取ってラーメンを作ったり、パンを焼いたりもしますね。最近、少し良いカメラを買って、風景写真などを撮り始めました。これまでカメラとは無縁の人生だったからこそ、自分の新しい可能性を広げてみようと楽しんでいます。春は小さな桜の写真を待合室の壁に飾っていましたが、季節ごとに替えられたらいいですね。東浦和を散策しながら、魅力を発見していきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

高英嗣院長 里村糖尿病内科 イオンタウン東浦和院6

糖尿病はいまだに怠惰な生活が原因というような誤解も根強いのですが、決して恥ずかしいものではありません。予備軍も含めれば成人日本人の5〜6人に1人が該当する、誰にとっても他人事ではない病気です。もし、健康診断で少しでもリスクを指摘されたり、家族歴があったりするならば、早めに受診してください。糖尿病治療の方にはもちろん、その予備軍の方へのオーダーメイドの栄養指導も行っています。糖尿病治療も栄養指導も続けることに意味があるので、利便性や通いやすい雰囲気にもこだわっています。スタッフ全員が患者さんとの何げない雑談も心に留め、前回からの続きの話に花が咲いているのも当院のよくある風景です。小さなお悩みでも気兼ねなくお伝えください。これから長い時間、心から寄り添うことができればと思っています。