いしかわ内科クリニック

いしかわ内科クリニック

石川雅院長

専門医のもとで無理なくおいしく健康に
「糖尿病料理教室」

いしかわ内科クリニック

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生活習慣病の一種と考えられる糖尿病。日々のアンバランスな食生活が大きな原因になるともいわれている。だからこそ、食事や運動などライフスタイルそのものを見直し、健康的な生活習慣を継続的に行っていくことが治療の鍵となる。食事療法というと、食べたいものを食べられなくなるんじゃないかと心配する人もいると思うが、「いしかわ内科クリニック」が行う「糖尿病料理教室」では、そんな糖尿病食のマイナスイメージを払拭してくれるかもしれない。無理なく楽しい食生活が送れるよう、石川雅院長と管理栄養士が、食を通じて糖尿病との向き合い方を教えてくれた。(取材日2012年4月23日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

糖尿病食とはどのようなものですか?

特別なものではありあません。「健康面に配慮した食事」と捉えてください。糖尿病は血糖が高くなる病気。食事療法により血糖を上げないようにコントロールする必要があります。ごはんなど血糖値を上げやすい炭水化物の摂取や、脂質、食塩の取りすぎには要注意。患者さんの身長、体重、運動量などによっても必要なエネルギーは違いますが、3食の食事のタイミング、量、栄養素、これらのバランスをとって健康的な食生活を継続することが大事だと考えられています。

参加するにはどうしたらいいですか?

参加対象は、当院で診察、栄養指導を受けている患者さんとそのご家族で、毎回10人前後の方が参加しています。年間5回、月末の水曜日に当院の待合室で開催していて、所要時間はおよそ2時間です。季節に合った献立をご紹介し、実際に調理や試食をしていただきます。ランチを食べに来る感覚で気軽に参加していただけるとうれしいですね。

どのようなメニューを教えてくれるんですか?

例えば、患者さんが季節の料理を楽しめるよう、春は行楽シーズンということで、「お弁当でバランス食」。夏は暑さ対策として、「麺料理と水分補給」。秋は食欲の秋に備えて、「秋の味覚食べ過ぎ注意報」。暴飲暴食になりがちな年末年始には、「低カロリー減塩をめざしたおせち料理」。寒さが厳しい冬には、「あったか鍋料理。鍋料理の利点・欠点」。このように、旬の食材を使って、季節に合ったテーマで献立を組み立て、患者さんにご紹介しています。

検診・治療START!ステップで紹介します

日本糖尿病学会糖尿病専門医による講話

まず、受付の後採血をして血糖値を測定。この料理教室でこれから体験する食事や運動によってどれだけ体が変化するのかを実感してもらうために血糖値の測定が必要になる。次に、糖尿病専門医である石川先生より、日常生活の中で糖尿病と上手に付き合うポイントを、食や運動を通じて学んでいく。

管理栄養士による糖尿病患者に配慮したレシピの説明

管理栄養士によるレクチャーを受ける。今回のテーマは「お弁当でバランス食」。1食量に合った大きさの弁当箱を選び、バランスのとれた食材の詰め方などを紹介。エネルギー源となる主食・ごはんを弁当箱の半分のスペースに、そしてもう半分のうち、3分の1を主菜・豆、卵、魚、肉などたんぱく質のおかず、3分の2を副菜・ビタミン、ミネラルとなる野菜のおかずとするのが理想的だという。

調理実演と試食

調理実演では、メインになる料理のポイントと野菜を取り入れた副菜など、料理のデモンストレーションを行う。主菜も、野菜やきのこ、海藻などを混ぜることでかさを増し、カロリーを抑えた工夫をしていく。参加者自身が主食の計量確認やおかずの盛り付け、弁当箱に詰める作業を行っていく。そうすることで、自分の食べる量を実感することができるそうだ。

医師、管理栄養士、看護師による講話リレーと運動実践

試食の後は、医師や管理栄養士、看護師の講話。糖尿病が引き起こす3大合併症の話など、糖尿病に関わる大切な知識を学んでいく。自分の食べた量を実感した後に行うことで「食生活を見つめ直さないと」とモチベーションを高めるのがねらいだという。糖尿病治療には食事だけでなく、運動も重要なカギとなる。ストレッチ、呼吸法、ウオーキングなど簡単にできる運動と運動のタイミングを実践的に学ぶことができるそうだ。

血糖値の測定

糖尿病料理教室でバランスのとれた健康食を食べ、運動をした後に再度、血糖値を測定。食事をした直後は一気に血糖値が上がるもの。これを、食事や食後の運動でコントロールすることが糖尿病治療の第一歩だという。食事と運動に意識を向けることがいかに大切かを実感していくことができるそうだ。

ドクターからのメッセージ

石川 雅院長

食生活の乱れや運動不足など、生活リズムが崩れやすい現代では、日本人の6人に1人が糖尿病患者か、その予備軍だといわれています。糖尿病は、網膜症、腎症、神経障害といった合併症や、心筋梗塞や脳梗塞につながる可能性もありますので、それらを防ぐためにも血糖を正常な状態にコントロールする必要があります。その一環として、管理栄養士がメニュープランを立て、患者さんに実践していただくのですが、どうしても食事量に差がでてしまう。ですから、患者さん自身に糖尿病食を盛り付け味わってもらい、感覚をつかんでいただけるよう、この糖尿病料理教室を始めました。適切な食事量を知り、食生活を意識するきっかけになればうれしいですね。

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