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安心して治療を続けるために
整形外科で進む地域医療連携

医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック

(茨木市/総持寺駅)

最終更新日:2026/09/01

医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック 安心して治療を続けるために 整形外科で進む地域医療連携 医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック 安心して治療を続けるために 整形外科で進む地域医療連携
  • 保険診療

「地域医療連携」という言葉を耳にする機会が増えている。これは、手術や入院などは病院、継続治療やリハビリテーションは地域のクリニックというように、それぞれが役割を分担して切れ目のない医療を提供する仕組みだ。「入院日数が短くなって十分な治療を受けられないのでは」「大きな病院に通い続けたほうが安心なのでは」と不安に思う人もいるかもしれない。しかし実際には、退院後も住み慣れた地域で治療を継続でき、必要に応じて専門医療にもつながるなど、多くのメリットがある。総持寺駅近くの「医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック」でも、開院当初から地域医療連携に注力。病院や近隣クリニック、院内スタッフと連携しながら、地域に根差した医療の充実をめざす。その取り組みや地域医療への思いについて、中谷宏幸院長に話を聞いた。

(取材日2026年7月22日)

病院やクリニック、多職種が連携して地域で支える、整形外科の「地域医療連携」とは

Q地域医療連携に対する先生のお考えを教えてください。
A
医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック 住み慣れた地域で安心して治療を継続できる

▲住み慣れた地域で安心して治療を継続できる

高齢化が進む中、限られた医療資源でより多くの患者さんに適切な医療を届けるため、病院とクリニックの役割分担が進んでいます。だからこそ、患者さんが安心して治療を続けられるよう、地域の医療機関同士が連携を深めることが大切です。当院では、病院主催の勉強会や研究会に積極的に参加し、知識の向上に努めるとともに、近隣病院の特色や得意分野を把握し、患者さん一人ひとりに適した紹介先をご提案できるよう心がけています。また、院内迅速血液検査や骨密度測定、超音波検査などの設備を整え、関節リウマチの治療など専門性の高い診療にも対応。地域でも質の高い診療の継続をめざし、患者さんを切れ目なく支える体制を整えています。

Q手術後の患者さんはどのように支えているのでしょうか?
A
医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック 多様な整形外科疾患の術後フォローを担っている同院

▲多様な整形外科疾患の術後フォローを担っている同院

手術を終えて退院が決まると、「このまま自宅に戻って大丈夫だろうか」「リハビリは十分に受けられるのだろうか」と不安を感じる方は少なくありません。当院では、充実したスタッフ体制を整え、近隣病院をはじめ大阪市内の医療機関からも、スポーツ外傷や人工関節や骨折など多様な整形外科疾患の術後フォローを数多く担っています。紹介元の医師と手術内容や治療方針を共有し、必要に応じて相談しながら治療を継続。さらに、理学療法士と作業療法士が連携し、歩行や筋力回復だけでなく、日常生活の復帰まで見据えた質を追求したリハビリを提供しています。住み慣れた地域でリハビリに取り組めるよう、一人ひとりに合ったサポートを行っています。

Q地域の医療機関とは、どのような連携をされていますか?
A
医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック 地域連携に力を入れ、適切な医療を提供している院長

▲地域連携に力を入れ、適切な医療を提供している院長

地域連携は整形外科だけで完結するものではありません。例えば、関節リウマチや骨粗しょう症の診療では血液検査を行う機会が多く、その結果から糖尿病や肝機能障害が見つかることも考えられます。また、リウマチでは間質性肺炎などの合併症にも注意が必要なため、必要に応じて内科や呼吸器内科などへ速やかに紹介します。MRIについても、画像の質や読影体制を考慮し、信頼する病院へ依頼しています。当院は医療モール内にあり、皮膚科や内科、歯科とも日頃から気軽に相談できる環境です。「整形外科だと思って受診したけど、他科の診療が適していた」という時も、患者さんが迷わず適切な医療につながれるよう、スムーズな紹介をしています。

Qスタッフとの連携や情報共有も重要視されているそうですね。
A
医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック 理学療法士を中心としたカンファレンスを毎日行っている

▲理学療法士を中心としたカンファレンスを毎日行っている

質の高い医療を提供するためには、医師だけでなくスタッフとの連携も欠かせません。毎日、理学療法士を中心としたカンファレンスを行い、新しく来院された患者さんや治療経過が思わしくない症例について情報を共有しています。担当者だけが患者さんを把握するのではなく、スタッフ全員が状態や治療方針を理解し、多角的な視点から意見を出し合うのが当院の診療スタイルです。また、新しい知見は素早く院内で共有し、日々の診療やリハビリに生かしています。さらに、放射線技師とも密に連携し、より精密で負担の少ない撮影方法について情報交換を重ねています。チーム全体で患者さんを支えることが、より良い医療につながると考えています。

Q地域や行政との連携についてのお考えをお聞かせください。
A
医療法人なごみ整形外科リウマチクリニック 行政はもちろん、地域の医療機関や教育現場との協力も欠かせない

▲行政はもちろん、地域の医療機関や教育現場との協力も欠かせない

地域医療の充実には、医療機関同士の連携だけでなく、学校や自治体との協力も今後ますます重要になると考えています。私が特に関心を寄せているのが、運動器の機能が十分に育っていない「子どもロコモ」です。運動習慣の変化などを背景に、体を十分に動かせない子どもが増えていることが課題となっています。まずは学校医を務める小学校での取り組みから始め、将来的には茨木市全体へ活動を広げていければと考えています。そのためには行政はもちろん、地域の医療機関や教育現場との協力も欠かせません。子どもの頃から運動機能への意識を育み、将来の健康づくりにつなげることも、地域に根差した整形外科の役割の一つだと思っています。

ドクターからのメッセージ

中谷 宏幸院長

手術や入院が必要な時代は病院で、退院後の継続的な治療は地域のクリニックでという医療連携の流れは、今後さらに進んでいくでしょう。だからこそ私たちは、病院と同じ方向を向きながら、患者さんが安心して治療を続けられる環境を整えていきたいと考えています。大学病院や急性期病院で培った経験を生かし、退院後も安心して治療を続けられる環境を地域でつくることが私の役割だと考えています。一つ一つの治療を「点」で終わらせるのではなく、病院や地域の医療機関、院内スタッフとの連携によって「線」へ、さらに地域全体で支える「面」の医療へと広げていきたいと思っています。どのような痛みや体の不調も、どうぞ安心してご相談ください。