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早期発見でリウマチの悪化予防を
専門家のもとで適切な治療を

なごみ整形外科リウマチクリニック

(茨木市/総持寺駅)

最終更新日:2024/09/18

なごみ整形外科リウマチクリニック 早期発見でリウマチの悪化予防を  専門家のもとで適切な治療を なごみ整形外科リウマチクリニック 早期発見でリウマチの悪化予防を  専門家のもとで適切な治療を
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起床時の指のこわばりが続く、関節が腫れて痛むなどの症状はないだろうか。実はそれらは関節リウマチの症状かもしれない。日常的な症状だと思い放置していると、症状が悪化して治療が難しくなったり、日常生活へ多大な影響を及ぼすことがあるので、早期の専門機関への受診が必要となる。大阪府茨木市総持寺にある「なごみ整形外科リウマチクリニック」は、整形外科とリウマチを専門とする中谷宏幸先生が院長を務めるクリニック。適切な診療と検査により、整形外科的な疾患なのか、リウマチなのかを診断し、治療へとつなげている。そこで今回中谷院長に、関節リウマチの初期症状や早期発見・早期治療の重要性などについて聞いた。

(取材日2024年7月31日)

指のこわばりや、関節の腫れ、痛み。少しでも体調の変化に気づいたら、リウマチを専門とする医師に相談を

Q関節リウマチはどのような人がかかりやすいのでしょうか。
A
なごみ整形外科リウマチクリニック 早期発見・早期治療が大切と話す中谷院長

▲早期発見・早期治療が大切と話す中谷院長

まず関節リウマチとは、本来なら病原菌などの外敵を攻撃するはずの免疫が暴走して自分自身の体を攻撃し、関節、筋肉、骨などに痛みや炎症を起こす疾患です。主に40代~50歳代の女性に多く発症します。ですが最近は高齢の方にも増えてきています。高齢者だから軽症というわけではなく、高齢者でも疾患活動性の高い方が多いのが最近の傾向です。特に高齢者は多様な合併症のある方が多いので、注意しながら治療を行うことが必要になってきます。リウマチを発症するそもそもの原因はまだ明らかではありませんが、家族歴も重要で、遺伝的要素との関連性も指摘されています。また喫煙などの生活習慣も影響していると伝えられています。

Q関節リウマチの初期症状はどのようなものなのでしょうか。
A
なごみ整形外科リウマチクリニック 少しの違和感を我慢しないことが大切

▲少しの違和感を我慢しないことが大切

初期症状で多いのは、特に手指の関節の痛みと腫れですね。ごく初期の症状ではこわばりを訴える方もいらっしゃいます。初期症状はないものの健康診断の血液検査で異常を指摘されて受診される方もいらっしゃいます。当院ではまず問診と検査をします。その中でも血液検査は非常に重要で、関節リウマチに特異性の高い抗CCP抗体やリウマチ因子を確認します。加えて初期のリウマチに対しては関節エコーが有用で、関節炎の早期発見につなげられる可能性があります。問診、血液やエックス線、エコーなどの検査結果を照合し、総合的に診断。リウマチの診断や治療に至らなくても、リウマチ発症リスクの高い方は経過観察をしていくことも必要です。

Q早期発見・早期治療が大切なのですね。
A
なごみ整形外科リウマチクリニック リハビリを要する場合もある

▲リハビリを要する場合もある

リウマチは関節破壊を止めなければ進行し続ける可能性の高い病気です。関節の軟骨や骨の破壊は一度起こると元の形に修復困難なので、破壊が起こる前に手を打たないと、手術以外では元に戻すことは期待できません。ですから初期の段階でいかに早く発見して、いかに早く適切な治療を行って、疾患活動性を抑えることにつなげるかが大事。またリウマチを発症してから早期の段階のほうが薬の効果がより見込めるということもいわれています。ですから、発症後半年~1年以内に治療を開始することが大切です。罹患後数年たってから治療するより、骨の破壊を防ぐという意味でも治療の反応性という意味でも、早期治療で望めるメリットは大きいと考えます。

Qこちらのクリニックのリウマチ診療の特徴は?
A
なごみ整形外科リウマチクリニック 当日10~20分ほどで結果がわかる血液検査機器

▲当日10~20分ほどで結果がわかる血液検査機器

私は長く、大阪大学整形外科医局の関連病院を中心に、整形外科とリウマチを専門に勤務してきたことから、関節の痛みや変形の原因精査、治療を得意としています。また院内には、迅速に検査を行う血液検査機器を導入しました。当日最短10分程度で判断が可能なので、仕事が忙しくて休みが取りづらく何回も通院することが難しい人でも、治療継続がしやすいと思います。さらにリウマチですでに変形が起こってしまっている方に関しては、リハビリを提供することができます。特に箸やスプーンの使用、服の着脱がうまくできない方に関してもリハビリが有用です。時には適切な装具を使っていただいて日常生活の改善をサポートしていきます。

Q関節リウマチの人が気をつけるべきことはありますか。
A
なごみ整形外科リウマチクリニック 丁寧に説明を行う中谷院長

▲丁寧に説明を行う中谷院長

禁煙は必須ですし、日常的にはストレスをためない、睡眠時間をしっかりと取るといった規則正しい生活を送ることが大事ですね。またリウマチの薬は関節破壊を止める目的の薬を使うため、免疫機能が弱い高齢者は感染症にかかりやすくなるというリスクも。中でも、もともと呼吸器疾患のある方に加え、関節リウマチに長く罹患していると肺の疾患を合併している方も多いです。そういう方は感染症リスクが高いといえるので、リスクを踏まえた上で治療選択をしていかなければなりません。また高齢者は、腎機能が悪くなっている方が多いので、使用する薬の判断や容量の制限などを患者さんによって変えていく必要があります。

ドクターからのメッセージ

中谷 宏幸院長

リウマチは早期に発見できて、早期に治療できれば、恐れすぎなくても良い疾患だと考えています。「これぐらいの症状で病院にかかっていいのかな?」と思わず、少しでも心配になった場合は受診して、相談することが大事だと思います。特に働き盛りの方は、一度関節破壊が起こってしまうと、日常生活や就労、スポーツに影響が出てしまう可能性があります。「リウマチと診断されたらショックだから行きたくない」という気持ちも皆さんあるかと思いますが、これからの長い人生を楽しく過ごしていくためには、まず専門医療機関に受診してご相談いたければと思います。

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