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医科歯科連携推進の先にある
歯周病治療や予防歯科の可能性とは

天満コンセプトP歯科

(大阪市北区/天満駅)

最終更新日:2026/07/06

天満コンセプトP歯科 医科歯科連携推進の先にある 歯周病治療や予防歯科の可能性とは 天満コンセプトP歯科 医科歯科連携推進の先にある 歯周病治療や予防歯科の可能性とは
  • 保険診療

口腔の健康と全身の健康との関連性が重視され、2026年6月の診療報酬改定では「入院患者の口腔管理における医科歯科連携」が推進されるなど、医科歯科連携に向けた環境整備が加速している。一方で現場では、医科歯科連携の実践はいまだ限られているのが実情だという。そんな中、「口腔の健康を通して全身の健康を考える」 を理念に掲げ、独自の歯科医療を展開してきたのが「天満コンセプトP歯科」の末松亮院長だ。医科に向けた患者情報の照会や、全身の健康につながる歯科診療・予防に注力し、同院の診療から日本の歯科医療、さらに国民の健康意識を変えていきたいと意気込む。「医科歯科連携に積極的に取り組み、診療科を超えて患者さんを支えていきたい」と考える末松院長に、医科歯科連携のメリットや同院の診療内容などを詳しく聞いた。

(取材日2026年6月3日)

「健康を中心とした歯科医療」を理念に掲げ、院内での多職種連携のほか、医科歯科連携を重視

Qまずは、院内の連携についてお聞かせください。
A
天満コンセプトP歯科 担当歯科衛生士や管理栄養士による情報収集や対話が充実している

▲担当歯科衛生士や管理栄養士による情報収集や対話が充実している

当院では個々の患者さんに応じた医療の提供、個別化医療を常日頃から実践しています。その鍵となるのが歯科衛生士です。担当制で診療を進めていくため、生活背景や全身疾患などの情報収集も行い、患者さんに寄り添いながら「お口の健康」のパーソナルトレーナーとして伴走します。治療開始時やメインテナンス移行時には、担当歯科衛生士から提示される情報をもとにカンファレンスを行い、院内での情報共有を充実させています。地域のかかりつけ歯科として、責任を持った継続治療を行っていくためには、多職種連携が欠かせません。今春からは管理栄養士も加わり、栄養面でもサポートしながら全身の健康づくりをめざしています。

Q地域の中での医科との連携についてはいかがでしょうか?
A
天満コンセプトP歯科 手紙だけではなく検査結果や画像を添付して対診を行っている

▲手紙だけではなく検査結果や画像を添付して対診を行っている

健康につながる口腔内をめざす当院では、以前から医科歯科連携に注力してきました。取り組みとしては、まず歯科衛生士による問診で基礎疾患の有無や治療歴、全身状態を確認し、必要があればより詳細な情報を得るために、患者さんの了承を得た上でかかりつけの医療機関に診療情報の照会を行います。その際、書面にエックス線画像や口腔内写真なども添え、情報共有の意義が伝わるように努めています。糖尿病や高血圧症、リウマチなどの自己免疫疾患、がんなどは、慢性炎症である歯周病との関連性が特に深く、連携のメリットが大きい疾患です。共有いただいた情報を踏まえて治療の提案を行い、生活習慣の指導など健康管理にも役立てています。

Q医科歯科連携におけるこちらの強みを教えてください。
A
天満コンセプトP歯科 丁寧な問診や納得できるわかりやすい説明が強み

▲丁寧な問診や納得できるわかりやすい説明が強み

何より医科歯科連携を単なる手紙のやりとりではなく、患者さんの健康に寄与するための大切なステップとして捉えている「情熱」です。当院が力を入れる「歯周病」は、全身疾患との関連が深い疾患です。そのため歯科医師、歯科衛生士ともに、全身疾患についても学んでおり、特に糖尿病に関しては専門的な研鑽を重ねています。積極的に医科との連携を図ろうとする歯科医院ですので、医科の先生方からしてもきちんと反応が返ってくることが安心でしょうし、患者さんにとっても、情報共有がなされていることに安心される方もいらっしゃるでしょう。信頼関係を高めることにもつながると思います。患者さんが幸せになる中身ある連携をめざしています。

Q医科歯科連携において、歯科医師の立場で重視していることは?
A
天満コンセプトP歯科 歯科医院では珍しい症例カンファレンスが日常的に行われている

▲歯科医院では珍しい症例カンファレンスが日常的に行われている

連携した結果、医科の先生方が何らかのメリットを感じられること、また単発ではなく継続的な情報共有ができることを大事にしています。連携後の歯科治療やセルフケアの徹底で口腔内環境や生活習慣の改善が生まれ、患者さんの健康意識や全身症状にも好ましい変化が促されれば、医科の先生も紹介して良かったと思っていただけるのではないでしょうか。それが、治療の継続や新たな連携へとつながるはずです。医科歯科連携に意欲をお持ちの医科の先生とぜひつながり、「歯科ならここに紹介したい」と思ってもらえるような存在になり、二人三脚でより多くの患者さんの健康づくりに携わっていける、顔と顔が見える関係性を築いていきたいですね。

Q今後の医療において、歯科が担うべき役割をお聞かせください。
A
天満コンセプトP歯科 「全身の健康につながる歯科診療」をめざす院長に話を聞いた

▲「全身の健康につながる歯科診療」をめざす院長に話を聞いた

今日の医科の現場は、病気の治療で手いっぱいで、患者さんも症状があるときしか受診しないという現実があります。一方で歯科、特に歯周病診療や予防歯科では、治療後も患者さんが定期受診する仕組みがあり、医療へのファーストタッチや気づきの場として活用できるはずです。昨今、多くの日本人が直面するメタボリックドミノの上流には歯周病も存在しますし、栄養の入り口である口腔への健康意識は、全身の健康と密接に関連します。患者さんが定期的に訪れる歯科で、口腔に限らず全身の健康を含めた情報提供を継続的に行い、必要に応じて歯科から医科への紹介を行う流れが構築されれば、健康寿命の延伸にも大きく寄与できると考えています。

ドクターからのメッセージ

末松 亮院長

昨今、膨大な医療費が社会課題になっていますが、国としても個人の幸せにおいても、発症してから治療を始める医療ではなく、「健康な状態を維持するための医療や予防」へシフトする必要があると考えています。その実現において、医科歯科連携は大きな役割を担えるはずです。「連携」というと堅苦しく感じますが、医療の基本は人と人とのつながりです。まずは相手の顔を知り、あいさつをする。それだけでも変わります。きっかけがあれば連携に積極的な医院同士がつながり、形だけではない中身ある連携が増えていくはずです。この国にまだまだ根づいていない「予防」の概念を、歯科の立場から医科、そして広く国民に伝えていきたいと考えています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。