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末松 亮 院長の独自取材記事

天満コンセプトP歯科

(大阪市北区/天満駅)

最終更新日:2022/09/05

末松亮院長 天満コンセプトP歯科 main

天満駅から徒歩5分、扇町駅から徒歩2分という好立地にある「天満コンセプトP歯科」。2022年5月に開業したばかりの真新しい院内は末松亮院長がデザイナーと何度も打ち合わせを重ねてつくりあげたこだわりの空間で、ホテルのラウンジのような雰囲気が漂う。以前は茨木市のクリニックに勤務していた末松院長だが「茨木市一、説明する歯科医だったと思います」といった冗談も交えながらテンポ良くソフトに話す語り口につい引き込まれる。患者の話をよく聞き、丁寧に説明することを大事にしていると話す末松院長にユニークな院名に込めたという「4つのP」Primary care、Personalized Medicine、Periodontal Disease、Preventive Dentistryとは何かなど、詳しく聞いた。

(取材日2022年8月10日)

住み慣れた町のかかりつけ歯科医として妻と二人三脚で

まず、天満地域で開業した理由を教えてください。

末松亮院長 天満コンセプトP歯科1

実は、私自身この地域で子どもを3人育てていて、いわゆるママ友さんたちから「近所で開業してほしい」などとよく言われていたんです。以前はここから30分ほどの茨木市のクリニックに勤めていたのですが「もっと近かったら診てもらいたかったのに」などと相談されることも多くありました。そんな中で梅田駅から東西に真っすぐ延びる扇町通沿いのテナントが空いたのもポイントになりました。住民だからこそわかるのですが、この扇町通と天神橋筋は日々の生活の中で本当によく使う道なので、立ち寄ってもらうのにも便利な場所なんです。また、妻のためにも開業するなら家の近くにしたいと思っていました。

奥さまも歯科医師と伺いました。

妻は以前は小児矯正歯科専門の歯科医院に勤務していたのですが、子育てに奮闘してくれた一方で約8年も現場から離れざるを得ませんでした。開業にあたっては、そんな彼女が復帰しやすい環境を作りたかったんです。家から近ければ、子どもの習い事への送り迎え、学校からの急な呼び出しなどに私も妻も対応しやすいですしね。まだまだ子どもたちは手がかかるので、妻はフルタイムで働くのは難しいのですが、週に何回か小児歯科、矯正歯科をメインに少しずつ手伝ってもらっています。

患者さんはお子さんが多いのでしょうか。

末松亮院長 天満コンセプトP歯科2

そうですね、お子さんとその家族が多いかもしれませんが、お勤めの方なども少なくありません。天満地域は飲み屋街が有名ですが、実はマンションやオフィスビルもたくさんあります。梅田駅から1駅ではあるものの、梅田エリアのように大きなビルばかりではなく、住んでいる人も働いている人も入り交じっている、にぎやかで楽しい町なんです。意外と住宅街で子どもがまだ小さいファミリーの比率が高く「地域に根差したかかりつけの歯科医」になりたかった自分にとっても最適の場所でした。

4つのコンセプトを柱とした健康中心の歯科医療

個性的な院名ですが「コンセプトP」とは何なのでしょうか。

末松亮院長 天満コンセプトP歯科3

当院のコンセプトである「4つのP」から始まる言葉を意味しています。具体的には診療の中心に据えているPrimary care(プライマリケア)、Personalized Medicine(個別化治療)、Periodontal Disease(歯周病)、Preventive Dentistry (予防歯科)で、これら4つの言葉の頭文字を取って「コンセプトP」と名づけました。地域のかかりつけ医として総合的で継続的な医療を提供したい、ベルトコンベア式な治療ではなく患者さん一人ひとりのために個別化された治療をしたい、国民病ともいえる歯周病という病気にしっかりと向き合い、予防後進国といわれるこの国の予防歯科を変えていきたいという当院の願いや想いが込められています。そして疾病を中心とした歯科医療ではなく「健康を中心とした歯科医療」を実現したいと思っています。

なぜ「健康を中心とした歯科医療」に重点を置くようになったのでしょうか。

もともとは、新卒の頃に参加したセミナーがきっかけです。その後、研鑽を積む中で健康を軸にしたいとの思いをますます深めました。歯は健康寿命と深い関わりがあります。健康を保つには、まず、自分の歯あるいは入れ歯、インプラントなどでしっかりと噛んで食事ができて、必要な栄養を摂取できているかどうかが大事です。そして、歯を噛みしめることができれば姿勢も安定しやすくなって、転倒によるけがの防止にもつながります。特に高齢の方はけがをきっかけに寝たきりになり衰弱していくことも多いので注意が必要です。人間は呼吸で酸素を取り、口から栄養を摂取し、排泄する、そういう生き物です。入り口が衰えれば全身に影響が出るのは当たり前で、もっと「お口の健康から全身の健康を考える」というのが意識されるべきなのではないかと思います。

大事なのは虫歯などの個々の治療だけではない、ということですね。

末松亮院長 天満コンセプトP歯科4

そもそも、歯科医師法第一条でも「歯科医師は国民の健康な生活を確保するのが仕事」といったことが書かれています。目の前の治療だけではなく、より大きなスケールで国民の健康を守るのがミッションなんです。日本の歯科医療を本来のあるべき姿に戻したいという願いを持ちながら、まずは自分の手が届く範囲でできることをやっていきたいです。そして、地域の方々から「歯科医院は歯が痛くなったら行くところ」ではなく「治療のためだけでなく健康のために通うところ」というように意識を変えていきたいと思っています。

歯科衛生士とともにチーム一丸となって歯科医療を提供

開業したばかりでご多忙な日々と思いますが、休日はどのようにリフレッシュしていますか。

末松亮院長 天満コンセプトP歯科5

まだ子どもが小さいので、子どもと遊んだり家族で出かけたりすることが多いです。以前はオフの日は剣道で気分転換をしていました。中学校、高校、大学とずっと剣道をしていて四段を取得しています。開業間もない今はとにかく忙しくてなかなか運動する機会もないのですが、余裕ができたら次の段にもチャレンジしたいと思っています。

これからどのような歯科医院にしていきたいですか。

患者さん一人ひとりに健康を中心とした歯科医療を提供するのが目標です。かかりつけの歯科医院としてジムの専属トレーナーのように、歯科医師、歯科衛生士、受付、スタッフ全員で患者さんの健康をサポートしていきたい。ジム同様に個々のゴールも異なるので当然のことながら治療メニューも異なります。われわれはトレーナーであり、主役は患者さんです。また、歯科衛生士が輝く歯科医院にしたいと思っています。歯科衛生士は結婚や子育てを機に辞めてしまう人も多いですが、プライドを持って仕事を続けられるようにやりがいや目標が持てる環境を整えたいと思っています。患者さんには私に会いに来るのではなく、担当のMy歯科衛生士に会いに来る、と思ってもらえるような歯科医院にしていきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

末松亮院長 天満コンセプトP歯科6

歯が痛い、歯茎が腫れているといった具体的な症状がない時でも気軽に立ち寄ってください。将来の健康のために定期的に歯をメンテナンスしていくという考え方は、高齢化社会の中でますます重要となってくると思います。患者さんが自分の口の中に興味を持ち、健康への意識を高め、健康寿命を少しでも延ばしてもらえるようにスタッフ一丸となって全力でサポートしていきたいです。それにはまず、患者さんの話をよく聞き、丁寧に説明し、しっかりと検査を行うことが何よりも大切になります。そこで、患者さんがリラックスしてお話しできるよう、広さとデザインにこだわったカウンセリングルームも作りました。そこは院長室がない私が1人で仕事をする時にもカウンセリングルームを使いたくなるぐらい、落ち着ける空間にしました。ぜひ、気軽に何でも相談していただければと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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