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緊急性の高い網膜剥離の手術にも対応
硝子体手術を新小岩で

新小岩眼科

(葛飾区/新小岩駅)

最終更新日:2024/05/17

新小岩眼科 緊急性の高い網膜剥離の手術にも対応 硝子体手術を新小岩で 新小岩眼科 緊急性の高い網膜剥離の手術にも対応 硝子体手術を新小岩で
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水晶体の奥にある硝子体と、そのさらに奥に位置する網膜。これらの部位に起こるトラブルに対応する硝子体手術は、難しい手術で対応できる医師が限られているのが現状だという。葛飾区新小岩の「新小岩眼科」で硝子体手術を含む多くの日帰り手術に対応している渡辺貴士院長は、大学病院や基幹病院で研鑽を積み、専門性の高い技術を身につけたエキスパート。「日帰りで行う白内障手術や硝子体手術に特化したクリニックとして、洗練された技術と充実した体制で、目のことで悩まれている方の力になりたい」と話す。硝子体手術の概要と、日帰り手術に特化し、緊急手術にも対応する同院の体制について詳しく聞いた。

(取材日2024年3月19日)

全国でも対応施設が限られる硝子体手術に日帰り手術で対応

Q硝子体手術について教えてください。
A
新小岩眼科 硝子体手術は高度な技術が要求され、対応できる医師も少ない

▲硝子体手術は高度な技術が要求され、対応できる医師も少ない

硝子体は目の内部を満たすゼリー状の組織です。また、硝子体の奥にある網膜は光を感じる細胞が存在する重要な組織です。この硝子体や網膜に問題が起きた際に硝子体手術を行います。白目に開けた0.5mm程度の穴から器具を入れ硝子体を切除し、網膜に適切な処置を行います。網膜の中心には視機能の維持に重要な黄斑があり、この黄斑に異常な膜が張る黄斑前膜(網膜前膜)や、穴があく黄斑円孔などが、硝子体手術を要する代表的な病気です。網膜が剥がれる網膜剥離や、硝子体に出血を生じる硝子体出血は、緊急での硝子体手術が必要になることも。難治性の白内障手術や白内障手術時に合併症を生じた場合にも、硝子体手術を要することがあります。

Qクリニックでそこまで対応できるのですね。
A
新小岩眼科 同院には大学病院レベルの手術機器もそろう

▲同院には大学病院レベルの手術機器もそろう

硝子体手術は、眼科手術の中で特に難しい手術といわれています。黄斑は、目の最も奥にあり、ミクロン単位のごく薄い層構造からなる組織です。黄斑前膜や黄斑円孔の手術では、顕微鏡で拡大しながら、ミクロン単位の膜を剥離するような操作が必要となります。繊細な手技が得意な医師であっても難しく、対応できる医師は少ないため、硝子体手術を行っているクリニックは全国でも限られています。また、大学病院などの高次医療機関で治療を行うことが多いため、手術までの待ち時間が長引くことも。一般的に入院を伴うことが多いですが、当院ではすべて日帰りで手術を行うため、早期の社会復帰が見込め、入院に伴う精神的な負担がありません。

Qどのような症状・悩みがある場合に相談すべきですか。
A
新小岩眼科 見え方の変化や気になることがあれば早めの受診を

▲見え方の変化や気になることがあれば早めの受診を

物がゆがんだり、大きさが変わって見えたりする場合は、黄斑前膜や黄斑円孔の可能性を考えます。急に墨を垂らしたようなものが見えた場合には、硝子体出血が考えられます。視野の一部が欠けたり、小さな黒い点が浮かんで見えたりする飛蚊症が急に出現した場合には、網膜剥離が疑われます。硝子体出血や網膜剥離は、緊急での治療が必要な場合もあり、早めの受診が望ましいです。その他、白内障の手術後、ピントが合いにくくなったり物が二重に見えたりした場合には、眼内レンズの位置がずれた「眼内レンズ脱臼」という疾患を疑います。この場合も硝子体手術を行ってずれた眼内レンズを摘出し、新しい眼内レンズを眼内に縫着します。

Q網膜剥離は、失明の危険性もあると伺いました。
A
新小岩眼科 網膜剥離は、黄斑が剥がれる前に手術を行うことが重要

▲網膜剥離は、黄斑が剥がれる前に手術を行うことが重要

網膜剥離は発症から数日で範囲が急激に広がり、放置すれば間もなく失明につながることがあります。さらに一度黄斑の網膜が剥がれると、著しく視力が低下し、速やかに治療しても物がゆがんで見える症状が残ります。極力早く、黄斑の網膜が剥がれる前に手術を行うことが重要です。当院では機動力を生かし、迅速に手術を行うよう心がけています。また、網膜剥離の中には目の外側から器具を押し当てる強膜内陥術が必要になることがあります。当院では硝子体手術機器だけではなく、強膜内陥術に必要な網膜冷凍凝固装置も所有し、どんな網膜剥離にも対応できる「最後の砦」をめざしています。

Q他院からの紹介も積極的に受け入れていると伺いました。
A
新小岩眼科 スピード感をもって手術に対応できるよう環境を整えている

▲スピード感をもって手術に対応できるよう環境を整えている

はい。難治性白内障や網膜硝子体疾患を患われている患者さんがいらっしゃれば、ぜひご連絡いただきたいと思います。中にはご自身でも白内障手術や硝子体手術を行っている先生方が、私の手術の見学にいらっしゃることもあり、それを機に患者さんをご紹介いただくケースもあります。 当院は大学病院レベルの検査機器や手術機器を備え、多くの手術を経験してきた私自身が責任をもって治療にあたってきました。また、月曜から土曜まで終日、精鋭のスタッフが速やかに検査・診察・治療を行う体制を整えています。もし緊急手術が必要な患者さんがいらっしゃれば即日手術を行いますので、いつでもご相談ください。

ドクターからのメッセージ

渡辺 貴士院長

当院は日帰り手術に特化しており、短時間かつ丁寧な手術を行い、目にかかる負担を少なくするように心がけています。網膜剥離や黄斑円孔などの病気は、働き盛りの世代にも多い疾患です。目の手術のために入院することは難しいというケースもあるでしょう。日帰り手術では、精神的な負担のみならず、経済的負担を抑えられることもメリットです。当院のように大学病院レベルの高度な医療を日帰りで行えるクリニックもあるということを知っていただくきっかけになりましたら幸いです。他の医療機関で硝子体手術が必要な病気と診断された場合には、ぜひ一度ご相談いただけたらと思います。

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