多焦点眼内レンズの活用も併せて検討したい
白内障の日帰り手術
新小岩眼科
(葛飾区/新小岩駅)
最終更新日:2026/04/23
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加齢とともに発症率が高くなる白内障。平均寿命の高い日本においては、80歳代でほぼ100%の人に症状が見られるとの報告もあるほど、多くの人が罹患している眼科疾患だ。日常生活に支障がなければ様子を見ることができるが、見え方に支障があれば手術が必要。近年、白内障の日帰り手術に力を入れるクリニックも増えてきた。そんな中、難治性の白内障手術にも対応できる体制を整えるだけでなく、多焦点眼内レンズを使用した手術の豊富な実績もあるのが「新小岩眼科」だ。渡辺貴士院長は、「白内障の進行経過や手術にはいろいろなバリエーションがあります。的確な診断と最適な治療、術後の生活を考慮したレンズ選びが重要です」と話す。白内障手術と硝子体手術に特化した診療を展開する渡辺院長に、白内障の日帰り手術について話を聞いた。
(取材日2024年3月19日/更新日2026年4月10日)
目次
大学病院レベルの設備と豊富な経験に裏打ちされた技術、精密な検査体制で、安全性に配慮した日帰り手術を
- Q白内障の日帰り手術について教えてください。
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A
▲自覚症状がなくても眼科で検査を受けてほしいと話す渡辺院長
白内障とは、目の中でレンズの役割を持つ水晶体が濁り、光が通りにくくなることで視力が低下する疾患です。初期には自覚症状がありませんが、進行すると視界がかすんだり、物がぼやけて見えたり、光をまぶしく感じたりするようになります。眼鏡やコンタクトレンズを替えても見えづらさが改善しないのも特徴です。原因としては、糖尿病やアトピー性皮膚炎、外傷やステロイド薬の副作用などが挙げられますが、多くは加齢が原因といわれ、誰にでも起こり得ます。個人差はあれど、60歳から発症率が急激に高まり、治療を要する人が増えてきます。初期では進行を遅らせるための点眼薬を使うこともありますが、進行してしまった場合は手術が必要です。
- Q手術時の重要なポイントやこだわりはどこにあるのでしょうか?
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A
▲一般的な白内障の場合は、手術時間は5分ほど
「目にかかる負担を少なくすること」が術後のより良い視機能を得るために重要で、この点にこだわって手術を行っています。具体的には、器具を動かす際に創口への負担を減らすことで術後の回復を早めたり、濁った水晶体を破砕する際に超音波の使用を最小限にとどめることで角膜内皮細胞を守ったりなどです。全体を通して無駄のない洗練された操作を行うことで、短時間で手術を終えることができ、合併症のリスクを低下させることにもつながります。術後に白目が真っ赤になっていると驚かれる方がいるので、丁寧な止血操作を行うなど、直接見え方とは関係ないような点までこだわり、少しでも安心して手術をお受けいただけるよう心がけています。
- Q硝子体手術に対応できる医師に相談することも重要と聞きました。
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A
▲硝子体手術ができる体制が整っている
はい。白内障手術で生じた合併症の中には、硝子体手術での対応が必要なものがあるからです。例えば、水晶体や挿入した眼内レンズが目の奥に落ちてしまうケースなどが該当しますが、当院であれば迅速に対応できます。水晶体や眼内レンズの落下は、水晶体を支える毛様体小帯の傷みが主な原因ですが、過去にボールを目にぶつけるなど外傷を負ったことがある方、水晶体の濁りが進行した成熟白内障の方では特に注意が必要です。硝子体手術が行える医療機関は限られており、万が一合併症を生じた場合には、追加の治療を受けるために新たな医療機関を探すのに苦労することもあるため、最初から硝子体手術も行える施設を選ぶとより安心だと思います。
- Q白内障手術に使われる眼内レンズの種類について教えてください。
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A
▲単焦点レンズと多焦点レンズで期待できる見え方は異なる
眼内レンズには単焦点レンズと多焦点レンズがあり、期待できる術後の見え方が異なります。単焦点レンズはある1点の距離にピントを合わせる構造のため、鮮明度、つまりコントラストが高いのが特徴です。見たい距離に応じて眼鏡の装用が必要ですので、眼鏡を併用される前提であれば、単焦点レンズで問題ありません。一方で、多焦点レンズは遠くから手元までピントが合うように設計されており、眼鏡のない生活を目標としています。追加費用はかかりますが、眼鏡を使わずに裸眼で過ごすことが望めるのは魅力的です。老眼で悩んでいた方や近視で眼鏡を手放させなかった方に、多焦点レンズで快適な見え方になったと喜んでいただけたらうれしいですね。
- Qどのように眼内レンズを選べば良いか悩みそうです。
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A
▲自分の生活スタイルに合ったレンズの検討が大切
眼内レンズは種類も費用もさまざまですが、必ずしも高価なレンズが良いわけではありません。一度入れたレンズは原則として生涯使い続けていただきますので、ライフスタイルや見え方のご希望、予算などを踏まえて選んでいただくようアドバイスしています。単焦点レンズであれば、医師と相談してどの距離にピントを合わせるかを決めます。多焦点レンズは、さらに回折型や焦点深度拡張型などに分けられ、レンズの種類によって見え方の特徴が異なるため、術後どのような見え方を希望するかをよく相談した上でレンズを選びます。眼内の状況によって選択できるレンズが限られることもあり、悩んでいる方は一度ご相談にお越しいただけたらと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは・多焦点眼内レンズ(選定療養):片眼:33万円 ※眼内レンズ代以外の手術費用は保険診療となります。・多焦点眼内レンズ(自由診療):片眼:88万円 ※眼内レンズ代金、手術費用、薬剤代金、術後3ヵ月の診察費用を含みます。

