精密な検査と豊富な経験による
安全性に配慮したインプラント治療
えいふく総合エキ歯科
(杉並区/永福町駅)
最終更新日:2023/04/06
- 自由診療
失ってしまった歯を補うための方法として、一般的になってきたインプラント治療。一方で、外科的な手術が必要になることや週刊誌などで報じられる失敗例のニュースを見たなどの理由から、怖いイメージを持っている人も少なくないかもしれない。しかし、「インプラントは、噛むことにおいて洗練された治療であることを、皆さんにも知ってほしいですね」と話すのが、「えいふく総合エキ歯科」の冨田尚充理事長。同院では、CT画像と専用のソフトウェアを用いた治療計画やシミュレーションに加え、豊富な技術や経験による短時間での手術などにより、安全に配慮し患者の身体的負担が少ないインプラント治療をめざしていると言う。そこで冨田理事長に、同院で取り組むインプラント治療やその流れについて、詳しく教えてもらった。
(取材日2023年3月17日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療に期待できるメリットを教えてください。
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A
歯を失ってしまったときの治療には、大きくインプラントと入れ歯、ブリッジの3つがあります。ブリッジは、欠損した場所の両隣の歯を、たとえきれいな天然歯であっても大きく削る必要があります。入れ歯は、ブリッジのように歯を削る必要はありませんが、両隣の歯に入れ歯を固定するクラスプと呼ばれるワイヤーを引っ掛けます。そのため、3本分の歯の力を2本で支えることになるので、負担がかかる両隣の歯がいずれ駄目になり、入れ歯が大きくなり、最終的に総入れ歯になるリスクもあります。インプラントは、それ単体で噛む力を支持するので周りの歯に悪影響を与えにくいことや、天然の歯に近い感覚で噛めるようになることがめざせます。
- Q体への負担が少ないインプラント手術をめざしているそうですね。
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A
当院では、患者さんの身体的な負担をできるだけ少なくするため、スピーディー、かつ安全に配慮した埋入手術に努めています。歯茎の中は体の内部であり、切開をした瞬間から感染のリスクがありますから、その露出時間をできるだけ短くすることは重要です。そのため、CTで撮影した画像を専門のソフトウェアで解析し、患者さんごとに違う血管や神経の走行、骨密度を精密に分析。それをもとにシミュレーションを何度も繰り返してから手術を行っています。加えて、私は多くの経験を積んできたことによって、手術中に想定外のことが起きても即座に対応できる引き出しが多いと自負しています。
- Qほかに、こちらのインプラント治療の特徴はありますか?
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A
当院には、麻酔を専門とする歯科医師が多数在籍しており、インプラント手術への不安が強いような場合には、安心しリラックスした状態で受けてもらえるよう静脈内鎮静法という麻酔にも対応しています。また、滅菌・感染対策を徹底しており、手術は専用の空気清浄機を備えたクリーンルームで実施。グローブやガウンもディスポーザブルです。さらに、装着する歯は見た目に加えて噛み合わせも重視しており、千差万別である人の噛み合わせを骨格や筋肉の強さを分析した上で、その人が噛みやすいように治療することを得意としています。ほかに、他院で断られた患者さんも積極的に受け入れています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1初診相談と精密検査
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初診では、口の中の視診やエックス線撮影のほか、既往歴や主訴などを確認。その上でインプラント治療が可能だと判断されたら、CTを撮影する。歯科医師は、三次元のCT画像を専用のソフトウェアも用いながら分析。血管や神経の位置も考慮しながら、理想の場所にインプラントを埋入できるような治療計画を立てる。希望があれば、最初にしっかり伝えておくことが大切。
- 2手術計画の説明を受ける
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1週間後に来院し、治療計画の説明を受ける。専用のソフトウェアでの分析結果や実際にどのようの手術をするのかなどを、パソコンの画像なども用いながら詳しく説明。その結果、患者が希望すればインプラント手術の日時を決める。続いて、口腔内写真や模型の製作、術前の口腔内クリーニングのほか、虫歯や歯周病などで必要であれば、手術の前に治療をしておく。不安などがあれば、この時点でしっかり確認しておこう。
- 3インプラント埋入手術
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インプラントの埋入手術を受ける。同院では、患者の体への負担を極力少なくするためにスピーディーな手術に努めており、数本だけの埋入なら切開から縫合まで10分程度。上顎洞に骨を造成するサイナスリフトと呼ばれる処置をする場合で30分前後、その日もしくは翌日に仮歯で噛めるようになる手術でも45分程度で終えることをめざしている。
- 4歯の部分を取りつける
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手術の2週間後に抜糸。その後は、インプラントが顎の骨にしっかりと固定されるまで数ヵ月待つ。インプラントが固定されたら、歯の部分を製作するための型を採る。歯の部分は2週間前後で完成するので仮装着。2〜3週間その状態で過ごし、食事などで不具合がないかを確認。調整などを行い問題がなくなったら、本装着して治療は終了だ。同院では、見た目はもちろん、噛み合わせも重視したインプラント治療を大切にしていると言う。
- 5定期的なメンテナンスを受ける
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治療後は、徹底したセルフケアに加えて、定期的にメンテナンスを受けることが大切。同院では、3ヵ月に1回のメンテナンスを推奨しており、インプラントのメンテナンスに精通した歯科衛生士が専用の道具も使いながら、傷をつけないよう丁寧にクリーニングを行っている。また、年に2回以上のメンテナンスを受けていれば、何か問題が起こったときには、保証の範囲として対応しているそう。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/34万6500円~、サイナスリフト/22万円~、静脈内鎮静法/7万1500円~