審美性と機能性を追求する
日帰り逆さまつげ手術
ひふみるクリニック
(堺市中区/初芝駅)
最終更新日:2022/11/18


- 保険診療
本来、外側に向かって生えるはずのまつげが、内側を向くことで目に傷をつける逆さまつげ。目の充血や痛み、かゆみ、不快感などさまざまな症状を引き起こすものの、軽度の場合には見逃されていることも多い病気の一つだ。堺市中区にある「ひふみるクリニック」は、開業以来数多くの逆さまつげの外科手術を行っているクリニックだ。院長を務める中林洋平先生は、形成外科の専門家として、審美性と機能性の両方にこだわった「日帰り逆さまつげ手術」を行っている。顔の中でも人目につきやすい「目」というパーツにメスを入れることに不安や恐怖心を感じる人が多い反面、逆さまつげが眼球を傷つけるリスクを減らすことで、間接的に眼瞼下垂や視力低下の予防にもつながるという。逆さまつげの手術について、中林院長に専門的な目線で解説してもらった。
(取材日2022年1月27日)
目次
形成外科の専門性を生かし、ダウンタイムや痛みが少ない「後悔させない手術」を
- Q逆さまつげの判断基準を教えてください。
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A
▲まつげの生えている向きを確認してみよう
逆さまつげとは、まつげがまぶたの内側に向かって生えていることで眼球を刺激する病気です。上まぶたにも下まぶたにも起こる可能性があり、性別や年齢も問いません。逆さまつげかどうかはまつげの生え方を観察すればわかります。女性の場合はまつげパーマやビューラーをしていることもあるので、軽度の場合や下まぶたの場合は気がつきにくいのですが、重力の影響が少ない寝転んだ状態で観察すればわかりやすくなります。逆さまつげで眼球に傷がつくと、充血や目やになどの症状が起きるのですが、花粉症だと勘違いしている人が多くいらっしゃいます。目の痛み、かゆみ、充血を繰り返す場合は、一度逆さまつげを疑ってみるとよいかもしれません。
- Q逆さまつげの治療法にはどのようなものがありますか?
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A
▲手術以外の選択肢についても丁寧に教えてくれる中林院長
逆さまつげでも特に症状がなければ、そのままにしておいても構いません。特に小さな子どもは、成長につれて自然に改善される場合がほとんどなので、必要に応じて角膜保護の点眼薬や抗生物質の点眼薬で症状の緩和を図りながら経過観察をすれば良いでしょう。また、逆さまつげの原因はいくつかありますので、原因に合わせて対処する必要があります。例えば、まつげパーマやビューラーで毛先を外側の向きに変えたり、内側に向いているまつげだけを抜いたり、目の周りの筋肉を鍛えたり、サージカルテープを使用して就寝するのも対処法の一つです。ただし、重症の場合には手術で根本的な治療をすることをお勧めします。
- Q手術は保険適用ですか?
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A
▲手術に関する説明は丁寧に行われる
逆まつげの手術には、ほとんどの場合保険が適用されます。美容整形のように捉えている方も多いのか「手術には何十万円もかかる」と思っている方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。おそらく想像よりもずっと少ない金額で手術を受けることができますよ。また、自治体にもよりますが、18歳以下のお子さんはこども医療費助成制度が適用されます。年齢も考慮し、タイミングを見て手術を受けてもよいのではないかなと思います。
- Q逆さまつげ手術は、傷痕が残ったりしませんか?
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A
▲術後1ヵ月でほぼ傷痕は目立たない状態になることが多いという
一番心配なのが傷痕ですよね。手術の方法にもよりますが、術後の腫れは術後2日目をピークに少しずつ落ち着いていきます。だいたい1〜2週間もたてば気にならなくなるでしょう。1週間くらいで抜糸したら、その後は傷痕をテープで保護します。これは傷の保護の意味だけでなく、後戻りの防止でもあるので、頑張って続けてください。その後、時間がたつにつれて傷痕は目立たなくなり、多くの方が半年もすれば、ほとんどわからなくなると思います。また、私は形成外科の医師ですので、皮膚を切るのも縫うのも専門です。上まぶたも下まぶたも、切開した痕が目立ちにくいよう、最大限の注意を払って手術しますのでご安心ください。
- Qこちらの医院が逆さまつ毛の手術でこだわっていることは?
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A
▲中林院長は治療技術を向上するために日々研鑽を積んでいる
目は日常生活に必要な情報を集める場所であり、顔の印象を決める大切なパーツです。だからこそ、手術後の仕上がりには徹底してこだわっています。逆さまつげの不快な症状をただ解消するだけでなく、傷痕が目立たず、ダウンタイムもできるだけ短くなるような手術をしたいと考えています。術後には、手術をするまで感じていた迷いや不安がなくなるような「後悔させない手術」をしたいですね。そのためにも、正確な診断やカウンセリングを大切にしています。また、手術環境や技術のアップデートにも積極的に取り組んでおり、新たに笑気麻酔を導入しました。点眼麻酔や局所麻酔と併用することで、恐怖心の緩和とダウンタイムの短縮につなげています。