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急なみぞおちの痛みや胸焼け
放置すると危険な逆流性食道炎かも

新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック

(新宿区/高田馬場駅)

最終更新日:2025/08/20

新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック 急なみぞおちの痛みや胸焼け 放置すると危険な逆流性食道炎かも 新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック 急なみぞおちの痛みや胸焼け 放置すると危険な逆流性食道炎かも
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「みぞおちが急に痛くなった」、「胸焼けがする」など、一般的な胃痛とは若干異なる症状を感じたことはないだろうか。経験のない急な痛みにがんなどの重篤な病気を疑い、不安になった人もいるだろう。「みぞおちの急な痛みや胸焼けの原因としては、逆流性食道炎が考えられます」と話すのは、「新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック」の小田木勲院長。近年、若い世代にも増えているという逆流性食道炎の検査と診断、治療に力を注ぐドクターだ。日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医として、専門性の高い診療を提供する小田木院長に、逆流性食道炎の気になる症状と治療について詳しく解説してもらった。

(取材日2025年6月16日)

急なみぞおちの痛み、胸焼けなどの症状は、逆流性食道炎の可能性あり

Qみぞおちの急な痛みには、どのような原因が考えられますか?
A
新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック 若いからと安心せず、すぐに専門家に相談を

▲若いからと安心せず、すぐに専門家に相談を

前胸部で胸骨の下、おなかの中央部分にあたるみぞおちは、急に痛くなることも多い部分です。ひどい症状では、朝みぞおちの激しい痛みで目が覚めてしまうというケースも。鈍い痛みや刺すような痛みなど、痛みの種類もさまざまです。胃炎や胃潰瘍、胃がんなど胃の病気である場合も多いですが、食道や十二指腸、膵臓、胆嚢や胆管などが関わることも少なくありません。特にお酒や刺激物をよく口にする方だと逆流性食道炎により痛みが発生していることも考えられます。また、みぞおちの奥には大動脈も走っており、消化器の問題だと思っていたら、実は心筋梗塞や狭心症、大動脈解離による痛みだったということもあります。

Q胸焼けが起こる原因は何が考えられますか?
A
新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック 専門性の高い検査、診療で的確な診断に努める

▲専門性の高い検査、診療で的確な診断に努める

急に痛いというほどではなくても、みぞおちの上のほうにヒリヒリと焼けるような不快感を覚える場合もあります。いわゆる胸焼けといわれる状態で、胸のつかえや、胃酸が上がってくる感じを覚えることもあります。こうした不快感が長く続くケースも少なくありません。胸焼けの症状が出ている場合、胃から食道へ胃酸が逆流する逆流性食道炎が主な原因として考えられます。胃の内部は胃酸による刺激を受けないように粘膜で保護されていますが、通常であれば胃酸に触れることの少ない食道の粘膜にはこうした保護機能が十分でありません。そのため、逆流した胃酸による刺激で食道内に炎症が起こり、胸焼けなどの症状が出てしまうのです。

Q逆流性食道炎はそのままにしていても治るのでしょうか?
A
新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック 気になる症状があれば放置せず相談に来てほしいと語る院長

▲気になる症状があれば放置せず相談に来てほしいと語る院長

軽度の逆流性食道炎であれば、食を中心とする生活習慣の改善をまず行います。食べすぎ、飲みすぎや刺激物の摂取、夜遅くの食事を避けて、規則正しい生活を送れば、多くの場合、1〜2日で自然に治まることも期待できます。しかし、逆流性食道炎を長く放置すると、食道内の粘膜が削り取られてバレット食道と呼ばれる状態になることも。バレット食道自体は特に症状を起こすものではありませんが、食道がんになるリスクが高まるので注意が必要です。また、先にお話ししたとおり、胃がんや心筋梗塞など別の重篤な疾患の可能性もありますので、気がかりであれば専門の医師の診療を受けることをお勧めします。

Q治療はどのように進めるのでしょうか?
A
新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック 苦痛の少ない内視鏡検査の提供を心がける

▲苦痛の少ない内視鏡検査の提供を心がける

まずは上部内視鏡検査、いわゆる胃カメラで食道の粘膜の状態を確認します。逆流性食道炎は自覚症状がないにもかかわらず、粘膜に炎症が認められるケースもあるのです。検査の結果逆流性食道炎と診断されれば、内服薬による治療を行います。胃酸を抑えるためのPPIやH2ブロッカーといった薬と、消化機能の改善を促す薬を併用するのが通常です。平均2週間、早い人では1週間程度で症状が落ち着いてきたら、状態を見ながら薬を調整していきます。もちろん、再発を防ぐためにも生活習慣改善を行うことは大前提です。食道裂孔ヘルニアが目立つ方で、難治性の逆流性食道炎が続く場合には外科的治療を行う場合もあります。

Qこちらのクリニックではどのような診療を受けられますか?
A
新宿高田馬場駅前おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック 検査後はベッドで寝たままリカバリー室への移動が可能

▲検査後はベッドで寝たままリカバリー室への移動が可能

条件さえ合えば、初診の際にすぐに内視鏡検査が可能で、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医による診療を受けられることが特徴です。消化器内科診療において経験豊富な医師がそろっており、専門性の高い診療がかなう体制です。また、内視鏡検査のハードルをできるだけ下げるため、鎮静剤を適切に用い、「とにかく楽に受けられること」を追求した検査を実践しています。土日も含め診療しており、すべての診療日で内視鏡検査も受けられます。予約制が基本ですが、突然の痛みに不安が大きい場合など、即日の検査にも対応しています。さらに、女性医師による検査を希望される場合にも、予約にて対応可能です。

ドクターからのメッセージ

小田木 勲院長

以前は高齢者の病気と考えられていたこともある逆流性食道炎ですが、近年では20代、30代といった若い世代にも多く見られるようになっています。不適切な食生活による肥満や便秘が疾患を招くケースも多く、生活習慣病の一つといって良いでしょう。軽度であれば自然と治癒することも見込めますが、症状が数日続くような場合には、消化器内科を専門とする医師にご相談ください。また、自覚症状がないケースもありますので、30歳前後でまだ受けたことがないという方は、一度内視鏡検査を受けてみてほしいと思います。当院では、できるだけ患者さんに負担の少ない検査の提供をめざしています。ぜひお気軽にご相談ください。

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