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口が開けられない、開けると痛い、音がする
顎関節症の症状と治療

あいおい歯科 恵比寿駅東口医院

(渋谷区/恵比寿駅)

最終更新日:2020/12/02

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  • 保険診療

突然、口が大きく開けられなくなったり、片方の顎が痛くなったり、噛むと痛みとともに関節がカクカクと鳴ったりする顎関節症。ストレスが関係するともいわれるが、歯科や耳鼻咽喉科、整形外科、どこを受診すればいいのかと悩む人も多いのではないだろうか。口腔外科の診療経験も豊富な「あいおい歯科 恵比寿駅東口医院」の渡邉大祐院長は「顎関節症かなと不安に思った場合は、口腔外科にも対応する歯科医院を受診してほしい」と語る。マウスピースを使った治療など歯科ならではの専門的な治療を受けられる可能性があるそうだ。顎関節症の症状や治療について、渡邉院長の話を参考にしてほしい。 (取材日2020年11月10日)

ストレスが原因になることも。口が開けられない、開けると痛い、音が鳴るなどの症状がみられる顎関節症

Q顎関節症ではどのような症状を伴いますか?
A
1

▲顎関節や咀嚼筋に痛みを感じる顎関節症

耳の穴の前にある顎関節や下顎を動かす筋肉(咀嚼筋)に負担がかかり、食べ物を噛むと顎関節や咀嚼筋に痛みを感じるのが顎関節症です。口が大きく開かない、口を開ける時に痛い、口を開け閉めするときに顎関節からカクカク・ゴリゴリと音が鳴るなどの症状がみられます。初期症状として、片側の顎に突然痛みを感じるケースもあります。顎は左右がつながっているため、片側に問題が起こると反対側にも不具合が起こることも少なくないのです。ただし音が鳴っても痛みなどの症状が伴わない場合は顎関節症とは診断できないこともあります。また関節リウマチや、外傷性の顎関節炎でも似たような症状が出ることがありますので鑑別診断が重要です。

Q顎関節症の原因を教えてください。
A
2

▲顎関節症の原因について話す渡邉院長

顎関節症の発症のメカニズムについてはまだ解明されていない点が多く、さまざまな要因が組み合わされることによって症状が起こると考えられています。例えば、噛み合わせの不具合、精神的なストレス、頬づえやうつぶせ寝など日常生活での癖、また歯ぎしりや食いしばりなど上下の歯を持続的に接触させる歯列接触癖(TCH)なども要因とされます。もともと顎関節が弱いなどの構造上の問題がある場合や、片方の奥歯がなく反対側の歯ばかりで噛んでいる場合、同じ向きで寝ていることなどが要因となることもあるようです。臨床経験からは、何らかの要因がある中で、環境が変わるなどストレスがきっかけになって発症することが多いと感じています。

Q受診するべきタイミングは? また、放置するとどうなりますか?
A
3

▲顎関節症の症状が出たらまず相談しよう

痛みなど顎関節症の症状が出て、数日間、様子をみても改善しない場合や、口が開けられなくなったり、痛みがひどくなったり、日常生活に支障を来すようになったら、受診のタイミングです。また、顎関節症の症状をそのまま放置すると、口を開けようとしなくても顎関節が痛んだり、頬やこめかみなど顎を動かす筋肉の痛みが続いたりします。さらには、物を噛むことができなくなったり、口が閉じられない閉口障害が起こったり、口が開かなくなったりします。また、片頭痛やめまい、肩こり、しびれなど全身に影響することもあります。自分で治そうとマッサージをしたり、顎をずらしたりして、かえって悪くなることもあるので注意してください。

Qでは、どのような治療法があるのでしょうか?
A
4

▲スプリント療法やマッサージ、指導などで改善をめざす

最も多い歯ぎしりが原因と考えられる顎関節症では、スプリント療法が選択されます。これは、スプリント(歯列にかぶせるプラスチックのマウスピース装置)を用いて、噛みしめたときの顎関節や咀嚼筋の負担を軽減させていく治療です。また、開口訓練やマッサージ、歯ぎしりや食いしばり、姿勢など日常的な癖を修正するための指導が役立つ場合もあります。痛みに対しては、鎮痛剤など薬物療法を用いることも。精神的なストレスに対するサポートとしてはカウンセリングを行うケースもあります。このようなアプローチを試してみても改善が認められない場合、外科的な全顎治療が選択されることもあります。

Q悪化させないために、もしくは予防のために気をつけることは?
A
5

▲顎関節症は口腔外科に詳しい歯科を受診してほしいと話す

日常生活では、歯ぎしりやうつぶせ寝など顎関節症につながりやすい癖などを避け、また、片側だけで噛む、いつも同じ方向を向いて寝るなど片側だけに負担がかかるような動作や運動は避けましょう。また顎周りの筋肉や関節をストレッチやマッサージで動かすなどのセルフケアも正しく行えば勧められます。自己流で強くマッサージをしたり、わざと音を鳴らしたりするのは悪化の原因になりますからやめましょう。顎関節症のメカニズムはまだ明らかでないため、治療法を選択するときには、可逆的な方法を選択することが勧められます。歯を削って噛み合わせを調整するなど元に戻すことができない不可逆的な治療は、あまりお勧めできません。

ドクターからのメッセージ

渡邉 大祐院長

顎関節症の場合、歯科か医科か、何科を受診すればいいのかと悩まれている方も多いようですが、顎に関わることですので、口腔外科にも詳しい歯科の受診をお勧めします。顎に痛みや違和感がある場合は、できるだけ早く専門家に診てもらってください。また器質的な問題や変形がないのに顎関節症が治らない場合、患者さんの生活環境などをじっくりとお聞きすると原因が明らかになり、その結果、快方に向かわれることも少なくありません。信頼でき、何でも話せる医療者との出会いも重要だと思います。当院では、私も口腔外科の診療経験が豊富で、法人グループの中には口腔外科の専門家も在籍していますので、ぜひ気軽にご相談いただきたいと思います。

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