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外来と同等の診療を自宅で実現
家族の気持ちも重視した在宅医療

椿クリニック

(川崎市高津区/溝の口駅)

最終更新日:2021/10/12

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社会の高齢化が急速に進むとともに、今後ニーズが増えてくるであろう在宅医療。自分や自分の親が通院困難になったときに備えて、選択肢の一つとして知っておきたいシステムだ。高津区を拠点とする「椿クリニック」は、外来と同等の検査、薬の処方や点滴、がんの緩和ケアにまで対応している訪問診療専門のクリニックだ。今回は24時間365日体制で患者とその家族をサポートする同院の野中勇志院長に、訪問診療の対象や具体的な診療内容、費用目安や利用の流れなどを詳しく聞いた。

(取材日2020年6月29日)

24時間体制で通院困難な患者と家族をケア。本格的検査や薬の処方、健康管理や末期がんの緩和ケアも可能

Q訪問診療とはどんな人のための診療なのでしょうか?
A
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▲患者一人ひとりに寄り添った対応を心がけている

訪問診療の対象となるのは、通院が困難になった、もしくは困難になることが予想される患者さんで、難病・重度障害者の方も含まれます。高齢の患者さんが多くの割合を占めていますが、対象は高齢者が限定というわけではありません。当院では普段の健康管理はもちろん、「最期は自宅で過ごしたい」と望む、がん・悪性腫瘍患者さんの緩和ケアにも注力しています。外来と同等の診療を提供することをめざし、エックス線検査、血液検査、超音波検査などの各種検査に加えて、注射や薬の処方も実施しています。一般的には月に2回程度、患者さんを訪問しますが、病状やご家族の要望に応じて回数など柔軟に対応します。

Q訪問診療と往診の違いを教えてください。
A
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▲パンフレットなどを用いてわかりやすく説明

訪問診療は定期的に医師が患者さんのもとへ伺い、計画的に治療・健康管理などを行います。往診は訪問予定日ではない日に、急に体調が悪くなった場合などに患者さんやご家族の要求に応じて出向いて診療します。訪問診療と往診を総称して、在宅医療と呼ぶことが多いですね。費用は、訪問診療か往診かで異なりますし、診療に伺う時間帯や曜日、患者さんの加入している医療保険の負担割合によって変わります。

Q訪問診療を利用する際の流れを知りたいです。
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▲電話やメール、ホームページからの問い合わせも受けつけている

患者さんやご家族から直接連絡いただいても結構ですし、ケアマネジャーさん経由でも大丈夫です。通っていた病院から当院に、患者さんを紹介いただくことも多いですね。まずは疑問や不安なことをヒアリングさせていただき、患者さんとご家族の都合が良い日時に説明に伺い、要望をお聞きした上で今後の診療計画を作成します。訪問スケジュールや診療回数については、できるだけ患者さんの病状や希望に合わせて設定します。その診療計画に同意いただいた後に契約となり、契約締結後は計画に沿って診療を開始します。まずは電話かホームページからお問い合わせください。

Qクリニックが行っている診療の特徴を教えてください。
A
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▲自宅にいながらエックス線検査や超音波検査を受けられる

当院では24時間・365日体制で訪問診療に対応しています。外来と遜色ない医療を提供するために、必要だと思う機器は一通りそろえているので、エックス線検査、血液検査、超音波検査も実施できます。エックス線検査を訪問診療に導入しているクリニックは少ないと思いますが、エックス線検査ができれば、肺炎や心不全の疑いがある患者さんを検査したり、腰痛を訴える患者さんの骨の状態を診たりすることもできます。検査の結果、入院が必要と判断すれば、当院と連携している医療機関への紹介も可能です。また、私はこれまでに消化器外科で多くの末期がん患者さんを診てきたので、その経験と知識を生かした緩和ケアにも力を入れています。

Q患者さんのご家族に知っておいてほしいことはありますか?
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▲穏やかな人柄の野中院長が丁寧に説明してくれるので安心だ

在宅医療はご家族の支えがないと成立しませんから、患者さん本人と同じぐらい、ご家族のケアは大切にしています。治療方針を決める際にはできるだけ、ご家族の負担が少なくなるよう配慮します。例えば点滴が終わったら針を抜いてもらったり薬の管理や座薬投与をご家族にお願いするケースもあるのですが、できるだけお願いする作業を減らして、われわれだけで完結できるような治療方針を考えます。ご家族にも都合があるでしょうから、毎日のスケジュールや生活リズムを大切にした上で無理のない診療計画を立てます。訪問診療は決して敷居が高いものではないので、まずは気軽に問い合わせてほしいですね。

ドクターからのメッセージ

野中 勇志院長

高津区は私が生まれ育った場所です。開業にあたってエリアは悩んだのですが、自分の地元に貢献することが、仕事をする上での最も大きなモチベーションになるだろうと思いました。まだ訪問診療自体を知らない人も多いので、困ったときの選択肢の一つとしてぜひ知っていただきたいです。私は常に「患者さんが自分の家族だったらどうするか」と考えて、診療するよう心がけています。どんなときも「患者さまファースト」の信念で、患者さんが嫌がることはせず、患者さんとご家族の希望を重視した治療を行いますので、不安なことがあれば気軽にご相談ください。

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