クラミジアや淋病など
保険適用になる性病検査や治療
新宿駅前クリニック 皮膚科 内科 泌尿器科
(新宿区/新宿駅)
最終更新日:2021/10/12
- 保険診療
- 自由診療
性行為などにより感染する性病は、性感染症やSTD(Sexually Transmitted Disease)とも呼ばれ、代表的な病名としては、クラミジア感染症、淋菌性尿道炎、咽頭クラミジア、咽頭淋病、梅毒、ヘルペス、尖圭コンジローマ、エイズ(HIV)や、女性のクラミジア性子宮頚管炎、淋菌性子宮頚管炎などがある。「何科を受診すべきか迷われる方も少なくないようですが、性感染症内科や男性なら泌尿器科、女性なら産婦人科などで検査、治療が可能です」と語るのは、「新宿駅前クリニック 皮膚科 内科 泌尿器科」の蓮池林太郎院長。血液検査や尿検査などを、保険適用で行っているという同院の性病検査について、詳しく話を聞いた。
(取材日2021年4月5日)
目次
保険適用となる性病の検査と治療法を知り、一人で悩まずに相談をしていこう
- Q性病検査は保険診療になりますか?
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A
性病を疑われる症状があれば保険適用となり、診察、検査、処方薬で支払う額はそれぞれの保険負担額の割合に合わせたものとなります。保険診療を受けるには健康保険証の原本が必要です。対して検査をご希望の方に性病を疑わせる症状がなければ自由診療となります。自由診療では各医療機関が価格を自由に決めることができ、クリニックごとに費用に大きな差が出るケースも。当院は保険診療も自由診療も行っていますが性病のみを扱うクリニックでは自由診療しか行っていないクリニックも少なくありません。また、当院では性病検査の結果をウェブ上で確認することができますので、結果のみを求めて再度来院していただく必要がありません。
- Qクラミジアや淋菌による尿道炎の検査や治療とは?
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A
排尿時の痛みや尿道のかゆみがあり、クラミジア感染症や淋病が疑われれば、尿検査を行います。トイレで採取していただいた尿を検査会社に送ってPCR検査で病原を特定する方法です。迅速検査もありますが精度の高さを優先的に考え、当院では検査会社での精密検査を採用しています。クラミジア感染症と淋病のPCR検査であれば、結果判明まで2~4日程度。病気が見つかったら、抗生物質の内服、筋肉注射、点滴で治療していきます。なお、治療により症状がなくなっても、完治したかどうか再検査する必要があります。
- Qクラミジアや淋菌による咽頭炎の検査や治療とは?
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A
喉の痛みや腫れ、咳、発熱などの症状があれば、クラミジアや淋菌による咽頭炎が疑われます。こうしたケースでは、コップに入った生理食塩水を口に含んでガラガラとうがいをしていただき、検体を採取。尿検査と同様に検査機関にまわしてPCR検査を行います。クラミジア感染症と淋病のPCR検査結果は2~4日で判明し、病気があれば抗生物質の内服や点滴で治療していきます。尿道炎と同じく、治療により症状がなくなっても、完治したかどうか再検査する必要があります。
- Q尖圭コンジローマはどのように診断や治療をしますか?
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A
性器周辺に尖ったイボができる尖圭コンジローマでは、通常特別な検査は必要なく、問診、視診、触診により診断します。1〜2週に1回のペースで液体窒素による冷凍凝固法を繰り返したり、イミキモドによる軟膏を外用したりして治療します。当院では、尖圭コンジローマは男性のみ診療しております。
- Q梅毒はどのように検査や治療をしますか?
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A
梅毒は陰部にびらんや潰瘍ができるため、性器ヘルペス、亀頭包皮炎、腟炎などと間違われることもあります。採血による血液検査で、病気を特定していきます。当院での検査結果は2~4日で判明し、病気が見つかれば抗生物質を内服して治療していきます。服薬治療をしている間も、定期的にRPR定量検査等を行って感染状況を都度確認します。
自由診療費用の目安
自由診療とはクラミジア(尿検査):3000円/クラミジア(咽頭うがい検査):3000円/淋病(尿検査):3000円 ※いずれも税込み価格となります。