全国のドクター9,511人の想いを取材
クリニック・病院 160,652件の情報を掲載(2022年12月10日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 堺市西区
  4. 鳳駅
  5. いしかわ内科・内視鏡クリニック
  6. 石川 昌利 院長

石川 昌利 院長の独自取材記事

いしかわ内科・内視鏡クリニック

(堺市西区/鳳駅)

最終更新日:2022/08/17

192704 top

JR阪和線の鳳駅東口から徒歩1分。ロータリーに面したビルの2階に「いしかわ内科・内視鏡クリニック」がある。院長の石川昌利先生は、大学病院などで消化器疾患の研鑽を積み、総合病院時代には救急科外来も担当するなど、幅広い診療経験を重ねてきた。2019年の開業後は、内視鏡検査や超音波検査の技術を生かし、専門の消化器疾患を診療するのに加え、生活習慣病をはじめとした内科領域のさまざまな病気を診ている。また、19時半までの診療や、土日も行う内視鏡検査など、忙しい人でも受診しやすい環境づくりにも力を注ぐ。患者への温かい配慮と優しい笑顔が印象的な石川院長に、同院で行う総合的な診療や内視鏡検査などについて話を聞いた。

(取材日2021年10月9日)

多角的な視点から症状の陰に隠れる病気を見極める

どんな患者さんがいらっしゃいますか?

1

働いている現役世代の方や高齢の方が多いですね。胃・大腸の内視鏡検査だけでなく、高血圧症や脂肪肝、糖尿病など生活習慣病で通院される方もたくさんおられ、幅広い年齢層の患者さんがさまざまな悩みを抱えて来院されます。もともと僕は、大学卒業後に総合病院の消化器内科で消化器全般の疾患を診療し、内視鏡の知識や操作技術、超音波の診断技術についても研鑽を積みました。また24時間体制の救急科外来も担当したことで、緊急性の高い患者さんはもちろん、消化器以外の疾患に対応した経験も豊富です。そうした現場では専門の消化器しか診ないというわけにはいかず、総合的な視点で患者さんを診る必要性を痛感してきました。そうしたことから、これまでの経験を生かして日本内科学会総合内科専門医を取得しており、広い視野に立って内科領域の病気を診ることに力を入れています。

総合的な観点での診療の特徴が発揮されるのはどういったケースでしょうか?

例えば、健康診断で肝機能を示す数値に異常があったという方がよく受診されるのですが、原因がはっきりしないことがあります。飲酒じゃないかと言われたけれど、その割には飲酒量がさほど多くないという方の場合、よく診察してみると、膠原病や自己免疫性肝炎、甲状腺など内分泌の病気が隠れていたというケースも見られます。僕は日本肝臓学会肝臓専門医でもありますので、そうしたところを見逃したくありません。しっかり当院で診断をつけてさしあげたいので、患者さんの状態を突き詰めて診ることを意識しています。内視鏡検査で大腸がんなどが見つかった場合も、病院に紹介して終わりではなく、その背景にある生活習慣病も含めて生活指導と治療の両面で患者さんを診ていきます。

専門の消化器で注力されている病気はありますか?

2

潰瘍性大腸炎の治療は強みの一つです。難治性といわれる、通常の薬では改善の見込みが難しいケースでも、生物学的製剤などを用いて寛解をめざすことが可能になってきました。今は治療の選択肢が広がっています。若い世代の患者さんも多いので、入院が必要な治療をできるだけ避ける意味でも、可能な限りクリニックでの通院治療で対応してあげたいと思っています。そもそも僕が消化器を専門に選んだのは、生きていく上で欠かせない、「食べる」ことに関わる診療科であり、日常生活に直結した疾患を扱うことで、身近な相談窓口として患者さんに貢献できると考えたからです。食べ物が口から入って、消化、吸収、排泄されるまでの長い道のりを診るので、その間にあるさまざまな臓器を治療できる点にも魅力を感じています。おいしく食べられることは健康な証拠です。消化器内科を柱に、地域の方々の健康をサポートすることが自分の使命だと考えています。

多忙な人も受けやすい土日も行う内視鏡検査

開業当時から、内視鏡検査に力を入れていらっしゃいますね。

3

勤務医時代に、進行した重症のがん患者さんの治療に関わり、「もう少し早く検査を受けていたら」と痛感することが多くありました。こうした経験から、早期発見の重要性を一生懸命皆さんに伝えています。まずは内視鏡検査を早く受けていただくことが何より大切です。このため、土日も検査を行うなど、対応できる曜日・時間を広げています。特に週末に検査を受ける患者さんは、平日は働いているので忙しいという方が多いですね。また、下血しているけれど救急病院に行くのに抵抗があるという方もいらっしゃるので、連携する大規模病院につなぐこともあります。

内視鏡検査の負担軽減のために工夫されていることはありますか?

胃の内視鏡では経鼻内視鏡はもちろん、鼻からの挿入が難しい方は口から検査を行います。一方、大腸カメラは患者さんの大腸の状態に合わせて管の硬さを変えられる内視鏡を用いて丁寧に検査しています。病気の疑いがある胃の粘膜や大腸ポリープはその場で採取、切除して組織検査を行うことが可能です。鎮静下での検査にも対応しますので、苦手意識のある方もどうか心配なさらず検査を受けていただきたいですね。またできるだけリラックスして受診してもらえるように、トイレを備えた個室のリカバリールームを設けています。下剤を飲む段階から検査が始まっていると考え、できるだけ心地良く過ごしていただきたいと思っているんです。大きな病院だと共同のトイレで待つこともあるなど、苦痛を感じる場面があるかもしれません。リクライニングチェアやテレビも備えた個室であれば自分のペースで検査に臨めるでしょう。

内視鏡検査の様子から睡眠時無呼吸症候群が見つかるケースもあると聞きました。

4

そうなんです。病気が疑わしいと受診されるケースもありますが、鎮静下の内視鏡検査を行う際に、いびきをかいたり、体内の酸素濃度が低下したりする様子から病気が見つかることもあります。検査後、「普段、いびきをかいておられませんか?」「昼間によく眠くなりませんか?」と尋ねると、「家族によく言われます」「強い眠気を感じます」などと答える方が多く、実際に検査をしてみると、やはりかなり高い確率で睡眠時呼吸症候群という診断に至ります。恰幅の良い男性だけでなく、女性の患者さんもおられますよ。

女性医師も在籍し多様な患者の悩みに寄り添う

診療時に心がけていることを教えてください。

5

患者さんときちんと向き合い、話に耳を傾けることを大切にしています。症状や治療について説明する際には、できるだけわかりやすい言葉を使って、患者さんが納得されるまで丁寧に話します。僕は基本的に人と話すことが好きですし、お互いに理解し合って信頼関係を築くために会話はとても大切です。信頼関係が不十分な状態で検査や治療の必要性を伝えようとしても、患者さんの心に響きませんし、かえって不信感が生まれ、検査や治療の押し売りと感じる方もおられるかもしれません。しっかり話をして良い関係ができれば、僕が話すことも伝わりやすいし、納得していただきやすいと思います。

今後の展望をお聞かせいただけますか?

生活習慣病の原因になり得る動脈硬化の早期発見には今後も力を入れていきたいです。当院では各種超音波検査が充実していますので、ABI検査や、より高い精度で診断できる頸動脈エコーを用いて検査しています。動脈硬化を詳しく診ていくうちに狭心症が見つかることがある一方、狭心症の疑いで受診された方が実は逆流性食道炎だったというケースもあります。特定の疾患にとらわれず、常に広い視野に立って患者さんを診たいと思っています。また、緊急性が高い内視鏡検査にも可能な限り当日対応していきます。女性医師が着任したので、レディースデーを設けるなど、女性の方も内視鏡検査が受けやすく、相談しやすい環境を整えていきますので、安心して受診していただきたいですね。

読者にメッセージをお願いします。

6

当院では、消化器内科の疾患をはじめ、風邪などの一般内科、生活習慣病、喘息や睡眠時無呼吸症候群などの呼吸器疾患、慢性腎臓病など、幅広く対応しています。消化器の疾患で来院された患者さんを診察していて、循環器や呼吸器の疾患が見つかることもあります。こうした場合には、病気の進行を食い止めるためにも早期の治療開始が重要なので、当院で治療できるかどうか見極め、精密な検査や治療が必要と判断した場合には、専門の医療機関を紹介しています。他にも予防接種や健康診断も行っています。何科で診てもらう病気かわからないが気になる症状がある時など、気軽に相談できる最初の窓口として足を運んでいただけたらうれしいですね。「ここに来て良かった」「また来たい」と感じていただけるように努めておりますので、地域のかかりつけとして、ぜひいろいろなお悩みをご相談ください。

Access