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妊娠中からはじめる「赤ちゃん歯科」で
全身の健康までサポート

こどもと女性の歯科クリニック

(港区/麻布十番駅)

最終更新日:2022/01/31

こどもと女性の歯科クリニック 妊娠中からはじめる「赤ちゃん歯科」で 全身の健康までサポート こどもと女性の歯科クリニック 妊娠中からはじめる「赤ちゃん歯科」で 全身の健康までサポート
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「歯が生え始めたら歯科医院デビュー」との啓発も進み、虫歯(う蝕)予防や歯並びを整えるためには、乳幼児期からの定期的な歯科受診が重要という考えが広まりつつある。そんな中、港区元麻布で「こどもと女性の歯科クリニック」を運営する岡井有子院長は、「健康なお口づくりには1歳までの過ごし方がとても大切。だからこそ、当院では赤ちゃんが生まれたら、あるいは生まれることがわかったら、すぐに受診していただきたいとお伝えしています」と話す。同院が実践している「赤ちゃん歯科」では、歯が生え始める前の乳児期から積極的にアプローチすることで、虫歯にならない、矯正治療(歯列矯正)を必要としない健康的な口腔環境づくりをめざしている。産科看護師を経験した女性歯科医師だからこその同院の「赤ちゃん歯科」について、詳しく聞いた。

(取材日2022年1月11日)

1歳までの過ごし方が将来の口と体の健康に影響を与えることもあるため、早めの受診習慣を

Q貴院での「赤ちゃん歯科」の取り組みについて教えてください。
A
こどもと女性の歯科クリニック 乳幼児や子どもたちに寄り添った診療を大切に行っている

▲乳幼児や子どもたちに寄り添った診療を大切に行っている

赤ちゃんの姿勢と歯並びには大きな関わりがあります。下顎へつながる首の後ろの筋肉で緊張状態が続くことで、顎が下がり噛み合わせが深くなってしまいやすいのです。近年、新生児から縦抱きにできる抱っこ紐が人気となっており、その影響から月齢の低い赤ちゃんでも首の後ろの筋肉に緊張が見られるケースが増えています。この状態を放置してしまうと、噛み合わせの乱れにつながる可能性も。噛み合わせの悪さは見た目への影響だけでなく、虫歯(う蝕)などの口腔トラブルや、口呼吸による呼吸器系疾患などの要因となってしまいます。当院の「赤ちゃん歯科」では新生児の抱っこから指導することで、赤ちゃんのお口と全身の健康を見守っていきます。

Q妊娠期のお母さんへのアドバイスも行っていると伺いました。
A
こどもと女性の歯科クリニック 女性に向けた落ち着いた待合室や診療室も用意されている

▲女性に向けた落ち着いた待合室や診療室も用意されている

赤ちゃんが生まれてしばらくの間、新米ママはまさに戦争状態。姿勢や歯並びについて正しい知識を身につける機会は得づらくなります。そのため、妊娠中の時間を利用して、赤ちゃんの姿勢と歯並びについて、正しい知識を身につけてもらうため、マタニティー期の受診もお勧めしています。もちろん、ホルモンバランスの変化やつわりによる偏った食生活などから、妊娠中に悪化しやすい口腔環境のリスクについてもお伝えし、検診によるチェックとケアも行います。また、おなかの中で赤ちゃんが心地良く過ごせるように、妊婦さんの立場で実践できることを、歯科領域に限らず幅広くアドバイスしています。

Q赤ちゃん、授乳期の指導について教えてください。
A
こどもと女性の歯科クリニック 赤ちゃんや子どもが安心して受診できるように整えられた診察室

▲赤ちゃんや子どもが安心して受診できるように整えられた診察室

2歳までは毎月、2歳を超えたら3ヵ月に一度の通院により、お口の発育や歯並びのチェックに加え、ハイハイや寝返りの際の姿勢に左右差がないかなどを確認しています。赤ちゃんの体の左右差は、噛み癖や顎の変形に直結しますので、早めに気づいて対処してあげることが重要なのです。また、授乳時の姿勢やお口を育てる離乳食の内容と与え方なども詳しくお伝えしています。こうしたアドバイスは月齢や個性によって正解が異なりますので、それぞれの赤ちゃんに合わせて指導を行っています。私自身、産科看護師としての知見と自身の子育て経験から、赤ちゃんの行動やその根底にある発達についてお話しすることもよくあります。

Q予防歯科では独自のプログラムを実践されているのですね。
A
こどもと女性の歯科クリニック 子どもたちの元気と笑顔のサポートのための診療に努める

▲子どもたちの元気と笑顔のサポートのための診療に努める

赤ちゃんに限らず、定期通院が可能な方ならいつでもご入会いただける、「ウェルビーイングクラブ」というプログラムをご用意しています。赤ちゃんは月に一度、それ以外の子どもと大人は3ヵ月に一度の定期検診に、フッ素イオン導入やPMTCといった予防処置や、必要に応じて虫歯・歯周病のリスク検査などを組み合わせて行います。口腔ケア情報を盛り込んだオリジナルのファイルをご用意しており、受診時にお持ちいただくことで、お子さんの写真や歯型などを加えて、お口の母子手帳のような形で残せるようになっています。プログラムを通して長期・継続的に管理することで、元気に笑い、おいしく食べられるお口のキープをめざしています。

Q感染症対策や院内での取り組みについて教えてください。
A
こどもと女性の歯科クリニック 心地良い空間で受診することができる

▲心地良い空間で受診することができる

もともと2つあった待合室を活用して、ご家族ごとに空間を分けてお待ちいただく体制としています。赤ちゃんやお子さんが、靴を脱いでご家族とゆったり過ごせる空間です。院内の天井、壁、床、機材、備品のすべては抗菌・抗ウイルスのコーティング施工済み。診療前には手指消毒と除菌水によるうがいをお願いしており、皆さんに安心して受診いただけるようにしています。テーマパークのディレクションも務めた方に依頼した楽しい内装と、物々しい機材が露出しない診療ユニットにもこだわりました。初診時には手作りの絵本でその日の処置について説明し、怖くない受診体験を提供するよう心がけています。

ドクターからのメッセージ

岡井 有子院長

フッ素やシーラントの普及が進み、児童の虫歯(う蝕)は大幅に減少したといわれます。しかし、歯科先進国である北欧や、子どもの歯列矯正は親の義務という考えもあるアメリカなどと比較して、日本の親御さんはお子さんの予防歯科に対する意識が、まだまだ低いと言わざるを得ません。歯が生える前から、あるいは生まれる前からの「赤ちゃん歯科」というと、驚かれるかもしれませんが、生後数ヵ月の取り組みが、お子さんのお口と全身の健康に影響することも。歯医者は怖いところではなく、当たり前に通う場所であるという習慣づけも、将来の口腔環境を大きく左右します。お子さんのお口と体の健康を守るために、「赤ちゃん歯科」をご活用ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

PMTC/1万1000円、フッ素イオン導入/3850円、虫歯・歯周病リスク検査 /3300円、赤ちゃん歯科/3850円(1回)

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