西大井内科

西大井内科

石橋一慶院長

頼れるドクター

胃がん発症リスクを減らす
胃内視鏡検査とピロリ菌除去

西大井内科

保険診療

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日本人のがん罹患率第1位の胃がん。発見が遅れると死に至る怖い病気だが、現代医療の進化により、胃がん発症には胃の粘膜に住み着くピロリ菌が深く関わっていることがわかってきた。言い換えれば、ピロリ菌感染がなければ胃がんになるリスクは低く、たとえ感染があってもピロリ菌そのものを除菌すれば、がんの発生を抑えることが可能だという。胃がんの早期発見・治療はもちろん、がん予防にも役立つのが内視鏡検査だ。内視鏡は従来のバリウム検査では困難だった小さな病変まで発見しやすく、検査時間は約10分。口から挿入するより苦痛が少ないと言われる経鼻内視鏡検査に力を入れる「西大井内科」の石橋一慶院長にピロリ菌と胃がんの関係、内視鏡検査の重要性や安全面について解説してもらった。(取材日2016年9月14日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

内視鏡検査は苦しいと聞きますが、受ける必要がありますか?

胃がんの主なリスク要因はピロリ菌の感染です。ピロリ菌の感染がなければ胃がんの発生リスクはほとんどありませんが、ピロリ菌に感染したまま何年も放置していると、胃粘膜の萎縮が進み、既にがんが発生している可能性があるので胃内視鏡をうける必要があります。早期の胃がんは内視鏡で切除も可能ですし、手術になった場合も治癒率95%と非常に高いですから、ピロリ菌に感染している方は胃がんの早期発見・早期治療のために、必ず一度は内視鏡検査を受けてもらいたいですね。リスクのある方はピロリ菌除菌後も発がんする方はゼロではないので、リスクのある方は内視鏡検査を定期的に受けることが大切です。

ピロリ菌除菌とABC検査の違いを教えてください。

ABC検査は胃がんリスクをABCDの4段階で判定する血液検査です。ピロリ菌感染の有無と、胃粘膜の萎縮度によってどの程度胃がんのリスクがあるかを判定します。A群はピロリ菌の感染がなく、胃粘膜の萎縮もないので、胃がんになる危険性は低く、基本的に内視鏡検査の必要はありません。一方、B・C・D群と判定された方はピロリ菌除菌に加え、胃がんがないかどうかを確かめるために内視鏡検査を行います。内視鏡検査に不安がある方は、まずはABC検査で自分の胃がんリスクを知ることをお勧めします。ピロリ菌を除菌すると胃がんの発生リスクが1/5~1/10に抑制できることがわかっており、陽性者は全員受けるべきだと私は考えます。

先生が内視鏡の検査を行うにあたり気を付けていることは?

私は内視鏡検査が本当に必要な方にだけ、最低限の回数で行うことをモットーにしています。逆流性食道炎や胃炎の治療や胃がんを未病で防ぐ、早期発見に役立つと判断した場合にしか行いません。ABC検査でA群判定の方は胃がんリスクが低いので、原則として無理にはお勧めしません。内視鏡自体は以前より大分楽になっています。鼻から挿入する内視鏡は従来の口から挿入する方法より体への負担も少なく、初めての方でも麻酔なしで、検査中に会話をしたり、ご自身の画像を見ながら検査を受けることができます。検査は10分程度ですから、当院では出勤前や昼休みの間の検査も受け付けています。

検診・治療START!ステップで紹介します

問診

「いつから調子が悪いか」「どの辺が痛むか」といった症状を丁寧に聞き取り、本当に内視鏡検査が必要かどうか診断します。ピロリ菌感染など胃がんリスクが認められる場合は、胃がん発症リスクと内視鏡検査の目的および体への負担について、医師から本人に丁寧に説明する。経鼻・経口のどちらを希望するか、本人の希望を問診の際に確認する。

検査の準備

鼻の粘膜の麻酔を行う。経鼻内視鏡の場合は準備に約20分、経口内視鏡は約10分かかる。準備の間に看護師がいろいろ話しかけてくれる。緊張がほぐれることで検査はさらに楽になるという。経口の場合でも従来より細い管を使用するため、鎮静剤なしでの検査が可能。眠っている間の検査を希望する人には鎮静剤を注射する。

鼻から挿入する経鼻内視鏡検査

スコープを鼻から入れて検査開始。患者の様子を見ながら、そっと優しく挿入していくので痛みを感じにくいという。経口に比べて嘔吐反射などの苦痛も少ないため、検査中は会話も可能だそう。希望すれば内視鏡カメラの撮影映像をモニターで視聴も可能。検査時間は約10分。途中経過を話しながら検査を進める。

検査結果を説明

検査終了後は、画像を見ながらすぐに結果を聞くことができる。鎮静剤を注射した人は、30分~1時間休憩してから説明を受ける。写真付きの検査用紙を当日、もしくは後日郵送でお渡ししている。

ピロリ菌に対する治療スタート

ピロリ菌は2種類の抗生物質を1週間服用することで、多くの人は除菌できるという。この方法で除菌できなかった場合は、抗生物質の種類を変えて再び除菌を行う。

料金の目安

自費診療:2万4330円(初診+内視鏡前血液検査費 及び 再診+内視鏡検査費)

ドクターからのメッセージ

石橋 一慶院長

内視鏡検査は怖いから受けたくないという方は結構います。しかし、胃がんは予防できるがんです。病院に行くのが嫌いな方ほど、必要な検査は早く受けたほうがいいと考えてほしいと思います。私は基本的に必要な方にしか検査はお勧めしません。薬も必要な薬しか処方しません。検査を受けたほうがいいかどうか迷っている方や、薬を飲むべきかどうか迷っている方は、一度当クリニックにご相談ください。それでも内視鏡検査に抵抗があるという方は、まずはピロリ菌検査を受けてください。ピロリ菌の有無は採血で簡単に調べられます。50歳以上は特に感染率が高いので、一度は内視鏡検査を受けて胃がんがないかを確認し、ピロリ菌除菌に努めましょう。

読者レポーターのメッセージ

A.Hさん

内視鏡検査自体が初めてで、鼻からカメラを挿入することにかなり抵抗があったのですが、先端部を見せていただいたら、綿棒ぐらい細い管で驚きました。これなら痛くなさそうですね。また、検査前の麻酔や看護師さんがいろいろ話しかけている姿を見て、とてもリラックスして検査を受けられるのではないかと思います。検査中も自由に話ができるそうで、口からカメラを入れる内視鏡検査に比べると随分楽なんだろうなと思いました。若い世代こそ胃がん予防効果が高いと先生に伺ったので、私自身もそうですが、迷っている友人がいたら勧めたいですね。

記事更新日:2016/11/29
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